71.高貴なのは生まれた家柄で中身はゲスな貴族達と人の悪口しか話題の無いゲスな使用人達のくだらないハナシを延々と聞かされて、グッタリ。「いつまでやっとんじゃい!」降ってわいたような殺人事件も何のインパクトも感じず。豪華俳優陣でありながらの体たらくの責任は誰にあるのだろうか。再見してみたいとは露ほども思えない愚作。 |
《改行表示》70.殺人事件が起きて犯人捜しをしても、誰の得にもならないというところがいかにもアガサ・クリスティ風。製作陣は彼女の映画化されていない作品を探したのだそうだが・・・。登場人物が非常に多いので、整理してから見ないと誰が誰だかわからなくなるほど、最初私も随分面食らった。主人と従者、使用人など裏側から見るとかなりおもしろいし、当時の貴族社会がよく描かれていると思う。ドロシー役の女優はエマ・トンプソンの妹だとはびっくり。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-02-17 11:20:11) |
69.殺人までに時間かかり過ぎ。もっと早く殺しなさいよ。それまで下働きのつまらん噂話や悪口ばっかだし。 【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-09-07 12:10:51) |
《改行表示》68.サスペンスとしては並ですが、入り乱れる人間模様が面白く、群集劇として素晴らしい出来と思いました。 貴族と従者それぞれのシニカルな描写、音楽、ビジュアル、総じて完成度の高さが感じられます。 推理物がこのように作りこんだ手法を用いたら神がかり的な作品が生まれそうな気がします。 登場人物の個性がはっきりしているので、人数は多いが比較的迷いは少ないという印象を受けました。 とはいえ、私は少し予習してしまいましたが・・・(^^; 「一応主役」のような女性従者が、地味な風貌で、目立つこともないのですが、存在感あり。まさに従者役の鏡。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-04-09 21:42:31) |
《改行表示》67.複雑と評判のこの映画。何度も繰り返して同じ映画を観たくはないので、一発で理解しようと、何度も映像を止めながら専門サイトと首っ引きで鑑賞した。公式サイトが閉鎖(?)されており、人物相関図をネット上で見つけられなかったため、三姉妹の年齢関係や主人と召使の対応関係を覚えておくのが難しかったのが残念だったが、それなりに内容は理解できた。 露悪的と言ってもいいほど、当時の上流階級および召使階級の偽善や俗物根性などの人間の持つ醜悪な一面が取り上げられる作品だが、そのエピソード一つ一つは比較的あっさり描かれているため、不快感はない。むしろ、一人ひとりの視線や表情、口調などから多くを読み取ることができ、なかなか面白い作品になっている。「日の名残り」の舞台を描いているにもかかわらず、監督や取り上げるテーマが異なるため、まったく趣が異なる作品になっているのも興味深い。 登場人物が多すぎて、僕のような外国人では、彼らの会話や関係性について行けない部分があるのがもどかしいが、アルトマン映画とは相性が良さそうなので、引き続き鑑賞していきたい。皮肉りながらも登場人物一人ひとりの人物像を公平かつ丁寧に描く作風は大好きだ。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-06 21:01:09) |
《改行表示》66.アルトマンの群像劇はいつも目まぐるしくテンポも場面も早く、登場人物も多く、一度ではなかなか把握も覚えも出来ない。でもイギリス上流社会をシニカルに描きブラック・コメディ風味の作品で面白かった。 なんとなくアガサ・クリスティーの作品‘オリエント急行殺人事件’の臭いが漂う。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-09 22:46:52) |
65.アルトマン映画は割と好き。この作品も、らしい群像劇で面白い。でも、らしからぬ起承転結みたいなものが一応あって、これは意外。彼の作品はスクリーンの隅々にまで情報が詰め込まれているから、ずっと隅々まで見ないといけないので、そういう意味では疲れる。そして、本作もやっぱりそうだった。幕開けの音楽が素敵。続々出てくる登場人物たちの顔と名前は、そのうち一致してくるから、最初は分からなくても大丈夫。なんといっても階上と階下の描き分けが面白い。お互い蔑んでいる関係。いいねえ、いいねえ、こういう毒の撒き散らされ方。これぞ映画の真骨頂じゃないですか。ヘレン・ミレンの存在感はどうでしょう、スゴイなあ。エゴと欲の渦巻くお屋敷でのミステリー。衣装や美術も凝ったというだけあって見応え十分。何度見ても楽しめる。というか、見れば見るほど味わいが増す稀少作品。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-01 14:40:48) |
64.殺人ミステリーモノとしてよりも、屋敷を取り巻く人間模様が面白かったです。エミリー・ワトソンやっぱり好きだなぁ。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-03-22 21:01:59) |
63.ダーッと登場人物があふれる。これ小説だったらそうとう混乱しただろうけど、映画だと、とにかくその中に身を置いてあたりを観察しているうちに、しだいに整理されてくるから大したものだ。上の階と下の階、別々の階級の世界を描き分けていたのが、だんだんと絡まってくる面白さ。マギー・スミスは召使を使って情報を集めるし、上の客であるアメリカ青年は下に潜り込む。マギー・スミスの上流階級の酷薄さは、そのままイギリスが(しょせん芸人風情の)アメリカを見る眼の残酷さでもあろう。監督はそう見られるアメリカを笑い、そう見るイギリスも笑っている。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-06-02 12:14:29) |
《改行表示》62.「何度も繰り返して観れば良さが分かる」と某友人に言われ、2回観たが・・・ 2回目でダウン! 苦痛は増すばかりであった。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-10-08 14:48:26) |
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《改行表示》61.結局ほとんどの登場人物の顔と名前が一致しなかった・・・。一度見たただけじゃオチはわかっても本質はわからんわな。いろいろと散りばめられているんでもう一度見れば違った見方ができるような気がするけど、やっぱり見る気になれん。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-07-29 13:39:57) |
【マミゴスチン】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-01-13 12:02:08) |
59.別に、登場人物が異常に多かったり区別がつかなかったりするのはかまわないのだが、あの延々と続くダラダラした会話群には、一体何の意味があったのだろうか。少なくとも、ミステリーとして売り出してはいけませんね。一応、「富豪の屋敷に集う変な人たち」という雰囲気だけは好きなのでこの点数。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-25 00:36:42) (良:1票) |
《改行表示》58.殺人ミステリーにひねりを加えたやつが撮りたかった、という監督。 殺人ミステリーには全然なっていないけれど、なんとも重厚なできあがりとなった。 殺人ミステリーでなければなんなのかいえば、もちろん重厚さをかもし出すモトとなったザ・階級社会なのだった。 ご丁寧にエンドロールのキャストまで、主人と使用人が別になっているというこの凝りよう。 このところ「オーメン」は見るわ「エニグマ」は見るわ井形慶子は読むわでどうにもイギリスづいているのですが。 実は第1次大戦が終わって第2次世界大戦が始まるまでの間のイギリスの不労階級と使用人の織り成す生活というのは、私にとってはどうにも懐かしいものなのであった。もちろん自分がそうだったからではなく、ミス・マープルとかエルキュール・ポワロの読みすぎのためである。 アルトマンという人はほんとにパーティが好きなのね。ごちゃごちゃ人を集めて撮るのがいいわけですね。「ウェディング」ではそれほど使用人に重きが置かれている感じはしなかったですが。 ここでは「上」と「下」に水と油のように分かれている階級生活が余すところなく描かれる。 手練のアルトマンは、もちろん階級社会の「是非」を問うような無粋な目線で撮ってはいないが、なくても話が成立するのに意識して「不安定要素」を入れている。小金持ちの「平民」の娘と結婚した貴族のカップル、役者修行であることを隠して使用人のふりをしたアメリカ人、ディナーをサーブしているときに思わず旦那様をかばって対等の口をきいてしまったエルシー。わざと「水と油」の境界が揺らいでいるところを見せる。階級生活を営む人々にとってはさぞかし「地震」のようなものであろう。 全然ミステリーでないまま「階級生活はかくあるのかすげーなー」「井形慶子の言うとおり、塗りすぎてドアにヒビ割れがしているな」「貴族は女と金のことしか考えてないのかやっぱり」などと思っているうちになんとなく終わってしまう。そしてそして。 ああジェレミー・ノーザムの弾き語りのすばらしいこと!どうやらクリストファー・ノーザムという人の手が入っているらしいのだが、なんというタレントフルな家族なのかしら。またエンディングの歌のすばらしいことといったら。これがイギリスの田園風景にかぶるわけですからもう、ダメ押しされたようなもの。KO負けです。こんな芸まであったとはノーザム、顔だけじゃない。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-09 23:17:56) |
57.登場人物の顔とか名前、地位とか仕事とか性格、性質、いろいろ考えてたらあれよあれよというまに映画は終わってしまった…。吹替がないのが残念…。 【ふぉんだ】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-05-05 00:45:22) |
56.登場人物が多すぎて… 誰が誰やら把握しきれないうちに終わってしまいました… 豪華なキャストにはビックリしましたが、1人1人の出番が少なくてなんかもったいなかったですね。ライアン・フィリップさんのファンということと、アカデミー賞脚本賞ってことで見てみたのですが、私の中ではやっぱり『ユージュアルサスペクツ』は超えられなかったですね。『トークトゥハー』や『ファーゴ』よりはおもしろかったですけど。 【mako】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-24 10:14:39) |
55.アルトマンとしては、かなり落ち着いてるほうかな。こんなのも作れるんやね。素晴らしい。毎度、大群の出演者の中で誰が一番光っていたか、と思いを馳せるのが好きだが、今回は、エミリーワトソンに軍配。(男優ならライアンフィリップか。) 【ぷりんぐるしゅ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-11 22:07:05) |
54.登場人物が多すぎて相関関係が把握しきれなかったのは皆さんと同じですが(何人かは区別がつかなかった・・・)最後まで楽しく観れました。役者が全員、達者なのが嬉しいですね。役作りがカッチリしていて、どのキャラをとってきても背後に彼らの人生を想像させます。俳優役さんの歌声も素敵でした。 【HIDUKI】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-20 15:55:08) |
53.アルトマンお得意の群像劇で、舞台は麗しきスコットランドの貴族屋敷。私は、たった一つだけ持っているウェッジウッドのカップで紅茶を飲みつつ、雰囲気に浸りながらこの映画を鑑賞した。登場人物の多さだけで既に面倒で、今まで観るのを躊躇していたけれど、一つ一つの会話に耳をそばだてて観ていると、それなりに人物関係も見えてきて退屈しなかった。充分優雅なくせに、誰一人満足げな人が見あたらない貴族達と、下働きながらも、噂に花を咲かせてシャキシャキと動く使用人達の対比の描き方が秀逸。しかし、後半殺人が起こってからはちょっとテンポが落ちてくる。このプロットなら余分だなあ、と思える人物多数(特にライアン・フィリップなど)。アガサ・クリスティや金田一シリーズなどの、混沌とした人間関係と恨みなどを描いた作品と比べると、ラストのまとめ方なども質が落ちるように感じた。飽きはしなかったが、諸手を挙げて「凝っている、面白い!」と言えなかったのが残念だった。 【のはら】さん 7点(2005-02-03 00:19:52) |
52.この映画を、よりによって入替制の劇場で公開しやがった配給会社に怒りの鉄拳を! |