13.お話が箸にも棒にも掛からぬ酷さです。展開が何の話なのかサッパリ分からないダラダラ模様。中途から分かったあとも「何でそうなるの?」オンパレード。鑑賞後に1時間カットされている事を知りました。全て観たとしても登場人物全員が内面の葛藤皆無なので面白くなるとは到底思えません。監督の画作りの才能と作品の出来のアンバランスさが際立つ一品。 |
《改行表示》12.この公開版は元々の作品からかなりの時間がカットされているとのことで、 途中からは話が分かり辛くなっているところはありますが、 有名な終盤の鏡を使ったシーンをはじめ、オーソン・ウェルズの才覚あふれる作品となっています。 公開当時、あまり評価が高くなかったそうで、日本公開もかなり遅れることになりましたが、 当時としてはかなりの驚きをもって見られたのではないでしょうか。 本作は何といってもリタ・ヘイワース。 彼女のフィルム・ノワールとしては、「ギルダ」がの方が有名なのかもしれませんが、 全盛期の彼女が美しさが堪能できるということに関しては言えば本作の方が好きですね。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-12-26 15:17:47) |
11.すごいですね、この時代にこれだけのアイデアをつめた映画を、オリジナルで作り上げるというのが。その後の映画に影響を与えるのですから。古いから、後の映画の方を観てからこっちを観てるので、驚きが少ないのが残念。 【min】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-10-24 22:17:42) |
10.本来の作品よりも1時間近くカットされているせいで、やはりストーリー展開に若干難があったように思う。が、映像的には見所満載であり、全編に渡って妙な生々しさが漂っている。顔のアップがこれだけ印象的な映画はそうそうない。 【峠のわが家】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-12-21 08:29:09) |
《改行表示》9.この作品はこのサイトで初めて知って見たのですが、掘り出し物を見つけたって感じです。 オーソン・ウェルズの名作「第三の男」にも引けをとらない面白さ。 「燃えよドラゴン」の鏡間のシーンの原型も含めて、「隠れた名作」と呼ぶにふさわしい作品。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-17 13:41:43) |
8.↓「燃えよドラゴン」はこれのパクリだったんですね。60年以上前の映画にしては古さを感じないどころか、斬新な印象さえ持ちました。美しい薔薇には棘がある、の典型ですな。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-10-27 00:27:04) |
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7.凡庸な犯罪小説が、こんなに見事なフィルム・ノワールに変身しました。 【Snowbug】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-09-15 01:08:02) |
6.オーソン・ウェルズの才気、ギラギラしたやるせなさ、そして、何と言ってもこの作品はリタ・ヘイワースです。これほどまでに恐ろしい女を演じているとは観るまではとても想像つかなかったぐらいです。モノクロの画面からひしひしと伝わるギラギラした映像、光と影の扱い方、上手い!今回でオーソン・ウェルズの監督した作品を観るのは3本目だけど「市民ケーン」はさほど面白いとは感じないけど「黒い罠」とこの作品の二つは面白かった。最後の方の鏡を使っての撮影、その映像センスと巧みな画面構成がより一層、味わい深い見事え十分のサスペンスを生み出している。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-16 20:58:02) |
5.私は作り手と主演女優がデキてる映画が大好き。やっぱり違うのよ何かが。ラブラブであれば勿論、たとえ破局前であっても才能ある製作者とその女が組めばこんな見ごたえあるもんが出来るのです。肩紐一本の水着なんて今でも見たことないですよ。首筋までカットしたブロンドのヘイワースがそれ着てる、そりゃぁ男は惹かれます。他のキャストの面々も人間関係もなーんか濃厚なタッチ、そして裁判シーンは一転してコミカルに。たまりませんねー。有名な水族館と鏡のシーンは他作品で使われてるけど、これより秀でてると思ったことないです(←あったら教せて下さいね)。火サス見る時間あったらこういうの見ませんか?奥様。疲れますけど。細かい心理などはちょっとわかりにくいですけど(爆)。 【かーすけ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-26 15:59:35) |
4.影と鏡の使い方はほんと上手いですよね。たまに影で登場人物の顔を隠して感情を見せないし、クライマックスなんかは鏡を最大限に利用しさらに音の効果そのシーンをかなり誇張してるように思えます。いろんな映画にパロられる意味がわかるなこりゃ。やっぱ重要なシーンは正面から映さずに上から見下ろすように映してる。ウェルズ映画を見ると勉強になるなぁ~。「オセロ」を何十回も見たから久しぶりに髭の生えてない、ウェルズの素顔を見たような気が・・・。 |
3.オーソン・ウェルズには才気煥発という言葉がぴったりだ。フィルムから、志の高さがビンビンに伝わってくる。今度からは、スカスカの映画に何本か続けてぶち当たってしまった時には、O・ウェルズの作品を観ることにしよう。ずっと映画を好きでいられる。 |
2.鏡の使い方がすごく楽しかった。市民ケーンと2本立てで見たのですが、未だに印象的です。 【omut】さん 6点(2003-06-20 06:49:45) |
1.ウェルズが、当時公私ともにパートナーだったリタ・ヘイワースを、生の彼女よりも、フィルム上の彼女の方を愛すかのように、艶やかにセクシーに写し撮っている。 過剰なほどにいかがわしくケレン味たっぷりな映像が、たとえズタズタにカットされ編集された後にも独特の吸引力をもって観る者をはなさない。 やはり天才の仕事でしょう。 【るーす】さん 9点(2003-06-02 13:54:55) |