2.NHKか何処かで何度か目にしたことのある映像ではあるが緊迫感が全然違うんだなぁ。パイオニアであるが故に危険が一杯。南極の氷に閉ざされた海をカリプソ号がグングン進む。砕氷船でもないのに・・。流石。だが、そうして辿りついた世界は生物も豊かでペンギン達にいたってはリアルハッピーフィート状態だ。もの凄い数である。そんな生物と戯れながらまた、危険な探検に出る。クレパスだらけの氷河を足元を確かめながら進んだりする。ハラハラドキドキものだ。「沈黙の世界」でもそうだったが彼らのチャレンジャーっぷりは尊敬に値する。でも、常に無茶が通る訳でもなく、前回の子クジラ同様、痛ましい事件も起こる。これだからNHKのように気楽に見ることが出来ないんだ。だが仕方がない本物の冒険だから。この作品を見終わってふと思う。白瀬隊長は何十年も前に極点近くまで到達したのかと。やはりここは世界の果てだ。