17.音楽がクロード・チアリやチャイコフスキーという、とても芸術志向が強い異色の任侠映画でした。やっぱり、有名画家の絵画とかも出てきて。「シャーガルあるか!?」「シャガールだ、シャガール」 このやり取りには笑いましたねぇ。藤田進さん演じる親分が言った、「切った張っただけのヤクザはもう古いよ」という台詞がとても印象的。私の記憶では、どの時代のヤクザ映画を観ても、俺たちのようなヤクザはもう古い、と言ってる。一体、いつから古くてどこから新しいのか、新旧ヤクザの定義づけはできないものか。でもそういう時代遅れのヤクザ、健さんはとてもよく似合います。そしてやはり出てきた、"北海道" というキーワード。どうして監督たちはみんな、健さんを北へ北へと導こうとするのか? (笑) 私にとって高倉健さんは、強くて優しい昭和時代の俳優の代名詞です。その時代もとうとう平成が過ぎ去り令和になりました。今や映像技術の進歩はめざましい。何しろ歌謡界や映画界では故人がAIやCGによって現代に蘇る時代です。海外ではCGによるジェームズ・ディーンで新作映画を撮る計画が進んでいるとか。私はと言えば、ストーリー半ばにしてメインキャストの急逝など特例的な場合を除いては、CGによる故人の再現は反対です。それがジェームズ・ディーンで新作映画ですよ? 映画ファンは本当に喜びますか? 道義的にも大丈夫ですか? 日本の映画界は、このへんで歯止めをかけましょう。だって、健さんのCG映画とか僕は絶対に観たくないっす! ・・・私は本気で心配している今日この頃です。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-01-05 13:55:02) |
16.落ち着いて観れる作品。あまり心が動くような作品ではなかった。音楽がやたら心地良いので少々眠くなってしまいました。池上季実子のセーラー服はさすがに違和感あります。色気出過ぎ(笑) 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-08-29 18:35:06) |
《改行表示》15.まったく期待していなかったのですが、意外に良かった。全編をクロード・チアリとチャイコフスキーの2曲で埋め尽くす作戦ですね。おかげで寂寥感と高揚感が交互に訪れて、メリハリが効いていた気がします。 以下、本筋とは関係ありませんが雑感など。東西ヤクザの抗争という意味では、いよいよこれからという場面で「完」となるわけで、肩透かし感が否めません。しかし高倉健が去ったとたんに「仁義なき戦い」のテーマが流れるというのも妙なので、あれはあれで良かったのでしょう。 それにしても、東西ヤクザのギャラ格差が凄そうです。ドラマ上では関西系が押していたようですが、役者陣で比べればアクの強い有名どころを揃えた関東系の圧勝でしょう。その総額は巨人とDeNAどころか、巨人とJ2ぐらいの開きがありそうです。だからどうという話ではありませんが。 そしてもう1つ、ヒロインの池上季実子は美人さんだと思いますが、アップにしてはいけない。もうタレ目が気になって気になって。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-05-05 01:26:24) |
14.人間の本音の部分があまり感じられない映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-09-26 20:42:45) |
《改行表示》13.健さんはいつもの健さん。 不器用ですから。 倉本聰脚本ならもっと違うものを期待したけど、普通の任侠ものだった。 殺した相手の娘を足長おじさん的に育てるのもベタな展開。 やたら物悲しい音楽はかえって耳障り。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2014-04-25 21:51:47) |
《改行表示》12.任侠路線の健さんイメージを壊さずに製作されたドラマ。 池上季実子扮する娘とのエピソードで、お話に厚みを持たせてはいるんだけど、 それはあくまで健さんのキャラを際立たせるための小道具代わりで、 一本のストーリー映画として見た場合、しっかり回収できているとは言えない。 やっぱり健さんのカッコ良さを観るための映画。それにしても、健さんは冬がよく似合う。 たまにはアロハシャツを着た健さんが見たい。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-08-25 10:16:25) |
11.昔懐かしい横浜駅が出てきたり、横浜市民には嬉しい映画ですね。池上さんの通う学校はフェリス?なんて思いながら見てました。クロードチアリの音楽が印象的。内容はこういうもんなんですか?ヤクザ系の映画にはうといので評価はよく分からず・・ 【グレース】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-07-29 00:02:42) |
10.しっとりした作品。健さんいいね。哀愁感がいつも健さんには漂う。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-07 01:27:01) |
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【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-08-29 18:22:12) (笑:2票) |
《改行表示》8.高倉健のヤクザものを初めて見たけど、やっぱ健さんはこの頃がいちばんカッコイイと思う。個人的に降旗康男監督の映画あまり好きではないのだけど、この映画はかなり面白かったし、いい映画だと思う。クロード・チアリのテーマ曲とラストの小池朝雄を殺す健さんの表情が切ない。チャイコフスキーのピアノコンチェルトも効果的に使われていて印象的だった。親分を演じる藤田進(50年代から60年代にかけて出演した東宝の怪獣映画や黒澤映画で見慣れているせいか、最初かなり老けて見えたけど。)が良い。カラオケで歌い続けたりオロナミンCを飲みまくる小林亜星もコメディーリリーフ的な存在で笑える。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-01-29 16:57:16) (良:1票) |
《改行表示》7.中学生頃にTV映画で見て感激。 最近DVD版が出てるのに気づき早速購入。 やっぱりカッコ良かったです、健さん。 寒そうなマンションの一室でパンにジャムを塗るシーンなんて哀愁爆発。 中学生のときに見たときもこのシーンが一番記憶に残ってます。 ラストで組の裏切り者を刺すシーンで、そいつに子供がいるのを知りながらも刺してしまい、またやっちまったぜ・・・・という健さんの表情は、なにか滑稽さをはらんでいてそれがまた切ない。 どうでも良いような映画かもしれないけど、僕が健さんを意識した初めての映画ってことで僕にとっての名作。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-01-16 12:09:08) |
6.このスタッフとこのキャストなら否が応でも期待が高まるのに、何じゃこりゃー。普通の任侠ものとほとんど変わらないじゃないですか。勝手に、主人公と少女の心の交流が主題であると期待した私が馬鹿でした。豪華キャストの皆様も、ほとんど本領発揮の場面がありません。唯一、各場面の意図を的確に把握した夏八木勲の巧みなサポートが光っていました。 【Olias】さん 5点(2004-10-23 01:17:52) |
5.渋い、渋すぎるではないか。健さん男のシブさを爆発させてました。結局足を洗えず元にもどってゆく男、洋子ちゃんが目の前にいるのにおじさんだよって言えないなんて切ないね。クロード・チアリの音楽がより一層切なさを盛り上げる。小池朝雄も池部良も同じセリフ言いながら死んだんだよね。高倉健の周りの役者さんもまた皆かっこよかった。 男はやっぱ無口な方がいいね。 【fujico】さん 7点(2004-03-12 15:14:15) (笑:1票) |
4.倉本聰がストイックな高倉健を徹底的に意識して脚本を書いたため、高倉健のセリフが少ない。よって、ちょっと渋過ぎる作品になってしまっている。同じ倉本聰脚本・高倉健主演ならTVドラマ「あにき」の方が好きです。 |
《改行表示》3.やくざ系あしながおじさん。ベタな展開だけど楽しめます。 高倉健の魅力も満開。 【MASH】さん 7点(2004-01-03 07:26:07) |
2.もう一度見たい!北方謙三さんのハードボイルド小説に「足長おじさん」をプラスしたような作品。出てくる男が、みんないい。ヤクザ世界を厭う藤田進の老親分が圧巻。 【ひろみつ】さん 10点(2003-11-06 23:02:20) |
1.こんな名作にまだレビューがないとは...。とにかく出てくる男達がカッコイイ!大学時代、友人達の間で大ブームになり、みんなで「シャーガル」を連発してました。池上季実子も可憐。 【あおみじゅん】さん 9点(2003-10-23 12:36:08) |