5.これが「勝手にしやがれ」のゴダールか!?どうしてこういう映画を創ろうと思ったのかな?云々かんぬん言う映画ではないですよね。ただ邦画にはこういう映画ってないと思います。こういう個性ある映画に金を出すのは、やはりヨーロッパだからなんでしょうね。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-03-02 15:01:07) |
4.ゴダール作品はほとんどを観たが、本作はその中でも最も苦痛を強いられた作品だった。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2007-09-20 23:29:09) |
3.話はよくわかんないけど、この映画を見るとなんか元気が出る。車や飛行機の黄色が良い。この映画を機にリタミツコのCDを聞いてみた。普通、サウンドトラックとして販売されているCDを聞くと、その場面が浮かんできたりするものだが、このCDに関しては「右側に気をつけろ」のあの音楽とは全く別物の気がした。リタミツコの曲はとても気に入ったけれど、「右側に気をつけろ」のリタミツコの音楽はなーんか違う。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-29 01:35:54) |
2.3つの異なったエピソードが平行して流れるんですが、結局平行して流れるだけで交わりません。ただ凄いのは、ゴダールが登場する話は完全にコメディ、リタ・ミツコの話は完全にドキュメント、ジャック・ヴィルレの話は掴みどころのない寓話、と全く異なるジャンルで同時進行しながら、それらが違和感なくひとつの映画に収まっているところ。でも中身はちんぷんかんぷんでした。飛行機が揺れて機内放送で機長が「ちょっと居眠りしてました」は笑ったけど。ちなみに、ジャック・タチ脚本・主演の『左側に気つけろ』がこの作品のおかげで陽の目をみたらしい。ゴダールはよく作中に先人の作品に対してオマージュをささげるが、これは一番解かりやすい例かも。 【R&A】さん 5点(2004-03-30 11:52:59) |
1.いつもながらにキキカイカイ(奇々怪々/喜々快々)な、ゴダ-ル先生の映画。それにしても本作、いつも以上にヘンテコです。先生ご本人が出演され、「今日中に映画を撮らねばならない」と宣告されて右往左往のドタバタ劇を演じたり、何の脈絡もなくリタ・ミツコのレコ-ディング風景がくり返されたり、いきなりジェーン・バーキンがスポーツカーに乗って現れて、「?」なコントを繰り広げたり…と、とりとめのない映像と音響がどこまでもコラージュされていくだけ。ハッキリ言って、お世辞にも「面白い」作品とは言えないでしょう(でも、ゴダ-ル作品に「面白さ」を求めるヒトなんているのだろうか…)。ただこの映画、どうか大きめのモニターで1日中エンドレスに流しつつ、メシ食ったり、本を読んだりしながらその合間にチラチラとご覧いただきたい。すると、これがクセになるほど心地よいのですよ! 偉大なるJLGを”環境ビデオ”扱いするなんて、とヒンシュクを買いそうだけど、この映画がゴダ-ル流「日常の中の冒険」譚であるなら、実はもっともふさわしい鑑賞法じゃないでしょうか。そうして見た本作は、類稀な「美」と「親密さ」を感じさせてくれることでしょう…たぶん。 【やましんの巻】さん 9点(2003-11-25 16:56:23) (良:1票) |