10.シャム双生児や小人、手足の無い人といった、本物の身障者が俳優として出演し、ドラマとしてまとめあげた作品。こういう作品って、今ではまず映画化されないでしょうね~。なまじドラマが入るだけに、悪しき時代の見世物小屋を観ているような感覚。エレファントマンのご先祖様のような作品でした。 【けんおう】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2013-12-28 11:23:33) |
《改行表示》9.ひぃ! 怖がるのは不謹慎なのか自分でもわからなくなる。 全編を通してこういうキャストでしかありえない空気をひしひしと感じた。 鑑賞中に好奇心だけでこれを見ている自分自身に自己嫌悪。 ピンヘッドの少女の顔がしばらく脳裏から消えなかった。食事中も寝るときも・・ 【かんたつ】さん [地上波(字幕)] 7点(2006-12-24 10:39:48) |
《改行表示》8.子供の頃に見たらトラウマになりかねない映画だ。 フリークス達に気を取られがちだが、 クレオのあの醜悪さはそれ異常である。 【カタログ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-04 16:14:10) |
7.すごく、怖い。監督の伝記を読んでみよう。もっと怖いことが書いてあるらしい。 【センブリーヌ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-12 01:52:10) |
《改行表示》6.私が観たのも「フリークス」(デジタルリマスター版)というタイトルでした。 まず、この時代にこんな映画が存在したというのがすごいと思いました。こういうのって、映画が世に満ち溢れ、映画に対して飽きが来るころになって作られるような印象があるのですが、映画創世期のこの時代から早くもこんな作品を作ってしまう、という事に驚きました。 さて今の世の中ですが、バリアフリー化が進んだお陰でひと昔前よりも身体障害者の人たちが社会に出ることが多くなってきたと思われます。そのせいか、この映画の中のフリークスの人たちにはさほど驚きもなく、ストーリーもやや退屈に感じられました。よく考えてみればわかりますが、この映画のストーリーって、健常者同士に置き換えて考えてみれば(例えば、美女とブ男)普通に映画やドラマなんかに出てきそうなストーリーではありませんか。おまけに、ラストの復讐劇でもさほどスリル感を味わうことができなかったので、ここは控えめに5点とさせて頂きます。もし仮に、あと10年昔に観ることができてたとしたら、今よりも衝撃を感じることができたのではないかと思います。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-12-24 15:58:17) |
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5.なんかこれ、映画館で観る機会に恵まれました。ちょっと言葉では表現できない新鮮さがありました。当時は立派なエンタテイメント映画として通用していたのでしょうか。リメイク…されないよなあ。 【金子淳】さん 9点(2004-09-05 11:04:47) |
4.最初に、このような映画は今後作られることはないだろう、みたいな事が文字で出てきたと思うんですけど、まさにその通りですね。70年以上経ってるのに未だにこのような映画は作られていないし、そもそも作れないでしょう。当時は相当物議をかもして、失神者も出たそうですけど、それはもうまさに爆弾みたいな映画だったんですね。時代は変わって社会も変わっても、今でもこの爆弾のコアの部分は新鮮味を保ってるんじゃないかな。ラストの、降りしきる雨の中で馬車が転倒して、女が逃げようとするんだけど、それをじりじりと追いつめていくフリークス達の凄さといったら、あの映像はなんというか万国共通の力強さを持ってますよ。異色の傑作映画の宝。8点を捧げます。 【あろえりーな】さん 8点(2004-08-25 02:20:16) (良:1票) |
3.確かに二度と製作不可能な作品ではありますが、これが伝説のカルトムービーとして祀り上げられているのには納得いきません。かなりまっとうな映画です。何かグロいものを期待してみると肩透かしを食らいます。勧善懲悪とロマンスを絡ませたストーリーや類型的な人物設定は宮崎駿的だと思います。ホラーとして製作されたそうですが、ホラー映画として見ると、え?どこが?とこれまた肩透かしを食らいます。ただ、雨中でフリークス達が迫ってゆくシーンだけなら文句無しに恐ろしいとは言えます。 【藤村】さん 6点(2004-03-24 15:29:00) |
2.映画史的な位置付けはわかってるつもり。でも、見た時にさほど違和感を感じなかったのが不思議でした。奇妙に居心地のいい世界。『盲人の国では目明きがカタワ』という諺を地で行ってるからかもしれない。あの、手足のない人がタバコ出してマッチつけてスパスパやっちゃうシーンを見たら、「人間、やって出来ない事はない」とか妙な勇気さえ与えれてしまった想い出が(絶対間違った観客だとは思いますが)。点数が低いのは、一般人と見え方が違う、フリークスな自分の感性が受け取ったモノを勘案してみました。毒をもって毒が制されたか。 (追加:いま上のスタッフ見て思ったんですが、こんなシンプルな話でなぜにこれほどシナリオライターが多いの…?) 【エスねこ】さん 5点(2004-02-29 05:40:46) |
1.とんでもない映画です。こんな映画は空前にして、間違いなく絶後でしょう。ユニバーサルの『フランケンシュタイン』に負けじと製作されたと、何処かのパンフで読んだことがありますが、それにしても世界中からオーディションしたほんとの奇形者を多数登場させ、しかもそれを宣伝にするとは、現在では絶対考えられないことです。最初に観たのは随分前になりますが、印象に残るのは2回目に観た時のこと。阪神大震災の時、ボランティアで神戸へ行った帰りでした。大阪で終電がなくなり、たった一人でお金もあまり持ち合わせていなかった為、梅田の映画館で一夜を過ごすことにした時のことです。『フリークス』として上映されていたのが、この映画でした。2回目なのでストーリーは覚えていましたが、これほどまでに恐ろしい映像体験は今までにしたことがなく、恐らくは今後もないのではと思われるほど緊張したのを覚えています。震災の跡をみた後という精神状態もあったのでしょうが、全くの見知らぬ土地で、しかも深夜の映画館でひとりぼっちという状況は、あきれるほど異様な臨場感となって、胸が痛くなったのを覚えています。映画の鑑賞にはちょっとした孤独感が必要なこと、映画を観る行為そのものがそもそも孤独なことであること、さらに、映画が、楽しい時、悲しい時、寂しい時、などのその時の状況でいろいろな表情をみせるものであること、こんなことを改めて考えさせられました。作品のレビューになっていなくて恐縮ですが、ストーリーに関係なく、すべての人にお勧めできる映画ではもちろんありません。点数という評価も難しいのですが、個人的な思い入れでいいのなら満点です。ただ、奇形者がかなり積極的に映画製作に参加している事実もあり、見せ物として発展してきた、映画のひとつの歴史がここにあるということは言えると思います。 【スロウボート】さん 10点(2004-01-16 01:11:08) (良:1票) |