浪花の恋の物語のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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浪花の恋の物語

[ナニワノコイノモノガタリ]
1959年上映時間:105分
平均点:7.30 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリー時代劇戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2004-01-20)【--------】さん
タイトル情報更新(2023-06-26)【イニシャルK】さん
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監督内田吐夢
助監督山下耕作
鈴木則文
倉田準二
キャスト中村錦之助(男優)亀屋忠兵衛
有馬稲子(女優)梅川
雪代敬子(女優)千代歳
花園ひろみ(女優)おとく
植木千恵(女優)お玉
日高澄子(女優)東雲
浪花千栄子(女優)おえん
市川小太夫(二代目)(男優)津の国屋重左衛門
香川良介(男優)竹田出雲
有馬宏治(男優)寺岡甚内
中村芳子(女優)お清
八汐路佳子(女優)おなか
白木みのる(男優)長吉
中村時之介(男優)竹本頼母
織田政雄(男優)米吉
岡島艶子(女優)三輪の茶屋老婆
沢村宗之助(男優)江戸屋佐右衛門
進藤英太郎(男優)槌屋治右衛門
千秋実(男優)丹波屋八右衛門
東野英治郎(男優)布袋屋藤兵衛
田中絹代(女優)妙閑
片岡千恵蔵(男優)近松門左衛門
原作近松門左衛門
脚本成沢昌茂
音楽富永三郎
撮影坪井誠
製作大川博
企画辻野公晴
玉木潤一郎
小川貴也
配給東映
美術鈴木孝俊
編集宮本信太郎
録音墨関治
照明和多田弘
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【クチコミ・感想】

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6.肝心の錦之介さんが、びっくりするくらい最後までナヨナヨしっぱなしで・・・これではいくら悲恋を設定しても、当事者の感情の衝突がないので、何も生み出していません。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-07-15 02:52:15)
5.無理矢理遊女買いに連れて行かれた主人公が、コメディのように見事にはまっていく様子が悲恋を通して描かれていますが、とても人間味が伝わってくる映画です。音質が悪くてが聞き取りにくい所やラストの人形浄瑠璃のセリフがいまいちよく分かりませんが、子役を含め登場人物のさりげない演技に共感度も高まります。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-07-08 00:28:14)
4.タイトルだけ聞くと何だか軽くてヌルそうな感じですけれども、実際は文芸調の重みのある作品。悲恋の物語がじっくり描かれていき、じっくり描かれるからこそ、物語が後半の主人公たちが追い込まれてく姿に収束していく時のその絶望的な流れに、格別なものがあります。主人公の行動は、客観的に見ればいたって浅はかでどうしようも無いものではあるのですが、ここではその短絡的で直情的な行動が、絢爛たる花街の完成されきった世界の描写の中で対比的に描かれることにより、その無力さ、果敢なさが浮き彫りとなって我々に迫ってきます。圧倒的な非人情の世界の中に放り込まれた、無力な二人の姿、その世界に抗おうとして敗れ去る二人の姿。そしてその世界と、二人との間に位置する観察者としての近松門左衛門の存在が、またこの映画の物語に厚みを加えています。ラスト、彼によってこの事件が脚色された文楽が上演されている。(あるいは実際の事件の顛末を知ることなく)この舞台上の物語に魅了され感動している観客たちの姿と、実際の事件と自ら脚色した物語との違いを知る近松の最後の表情。彼の表情の奥にある心の慟哭こそがこのシーンの多層性、とも言えるのですが、それにとどまらず、現実の事件に触発されてひとつの作品が作られることそのものの感動もまた、ここにはあります。実話を元にしたなんて言うと、得てして「表面的」とか何とか批難されたりもするのですが、実際の事件を作品でそのまま再現する「リアリティ」が重要なんじゃなくって、それこそ様式化された人形劇へ置き換えちゃったってまるで構わない。実際の事件におけるある感情の一面、それは単なる一面に過ぎなくとも、作品として再構築され普遍化されて、人々の感情へと刻み込まれて永遠化していくということ。その感動ですね。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2014-11-26 01:39:21)
3.非常にオーソドックスでガッチリしたつくりの古典的な「悲恋道行きもの」。有馬稲子って今DVDで鑑賞できる映画女優としての代表作は、何故かどれもやけに暗~い役柄ばかりなんですよね。「東京暮色」「ゼロの焦点」「波の塔」「告白的女優論」・・・どれもこれも男を死の淵へといざなう「死神ヒロイン」のごとし。「彼岸花」ですら底抜けに明るいという役でもなかったし。ご本人が好んでこういう役柄を演じたがったのか、会社から押し付けられたのかよくわかりませんが、インタビュー等での彼女のキャラクターと演じた役とが、どうも違っていたような気がするんですよね。もっともっとフツーに明るい役どころが観たかったかなと。でもこの「梅川」役に関しては適役だったと思います。なよなよとした柳腰、どこまでも薄幸そうな微笑み。こりゃ錦之助氏、実生活でも彼女にコロリと参ってしまったのも無理はない。このタイトルと東映製作という事で、もっと派手目なニギしく陽気な作品かと思っていたんですが(笑)名脇役浪花千栄子の大阪弁が出てくるだけで「ああ、これは大阪が舞台の映画なんだな」って思えるのがイイ!!このオバちゃんホント大好き!
放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-14 14:48:00)(良:1票)
2.おう!これまたびっくりするような美の世界!何て言うのかなあ?最近の映画では、なかなかお目にかかれない美しい世界とでも言いますか、とにかく物語そのものよりもため息の出るような美しい映像に酔いしれました。中村錦之助と言えば男の中の男を活き活きと演じる本物の時代劇のスターの中のスターというのが、私の描く中村錦之助像であり、同じ内田吐夢監督の「宮本武蔵」シリーズやその他マキノ雅弘監督の「次郎長」シリーズや他、任侠ものなどで見せる一面とは違った今までに見たことのない初めて見せる新たな一面を見た気もします。上手く説明できないけど、とにかく中村錦之助は単なる時代劇俳優ではないということがこの作品を観て改めて解った気がする。またそんな中村錦之助が惚れる良い女を演じている有馬稲子の美しさ、更に片岡千恵蔵の存在感、さすがの一言です。また一つ、内田吐夢監督の映画で見応え十分の作品に出会った。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-02 17:09:24)(良:2票)
1.とても見応えがあった。出てくる出演者がみな知った顔で豪華。色彩の美しさもいい。近松門左衛門の人形劇に始まり、終わるってのもうまい。眼光鋭い千恵蔵の存在感は凄いが、如何せん顔のでかさが気になった。「こんなとこ二度来ても三度来るとこじゃない」とかいう有馬稲子ですが、ちょっと難しい。金金言うくらいなら、何故・・・とか。「女心と秋の空」発動かと思った。「花魁は売りもんに買いもん、自分の思うとおりなりまっかいな」とそんな空気も吹き飛ばす浪花千栄子のしゃきしゃきパワーが凄い。
バカ王子さん 8点(2004-06-18 23:42:33)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.30点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4110.00%
500.00%
6110.00%
7330.00%
8330.00%
9220.00%
1000.00%

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