《改行表示》138.この作品が、人間の持つ悪魔性・不寛容・残酷さをテーマにしていることを考えると、この作品を見た原作コミックファンの怒りというものはすでに作中に予言されていることになる。とは言え、それは一種のマッチポンプなので、本当に予言と呼んでよいのかどうか、物事の因果関係を捉える際には注意が必要である。 そもそも、いくらファンが拒否反応を示したところで、映画に永井豪本人が出演している、という「お墨付き」を得ているのだから、周囲がとやかく言っても仕方がないのだけれど、『日本沈没』に登場した小松左京がやたら嬉しそうだったのに比べ、永井豪の表情がやたら「心配そう」に見えてしまうのは、気のせいか? いずれにしろ、結果的に誰も止めることができず、こんな作品が出来上がってしまった、という事実は動かせない・・・。 正直言うと、この作品、今まで見たことなかったんです。興味が無いというより、むしろ、積極的にスルーすべき「接点を持っちゃいけない」地雷作品だと思ってたもんで。だもんで、監督が誰かも知らず、最近になって「えっ、まさか、那須博之だったのか」と知ってしまい、こうなると興味が湧いてくるではないですか。興味と言っても、作品に対してというより、どうしてそんな無茶な起用が行われたのか、という背景の方に、ですけれども。 それはともかく。 いろいろと、意表を突かれました。まさか、タレちゃんが登場しないとは。 ってのはどうでもいいですが、まさか、フルCGのデビルマンがチョイ役で、基本は若手俳優が上半身ハダカでペインティングしてるだけの「デビルマン(これが?)」だとは。ゴメン、本当にゴメンね、だけどコレ、貧相と言わずして何というか。 撮ってて、あるいは編集してて、マトモに物語が繋がっていないことに気づかないはずは無いのだけど、どうしてこんなツギハギのパッチワークみたいなオハナシになってしまうのか。それは、繋がりを無視しても何か描きたいものがあったんだろう、と思いたいところなのですが、それが何なのか、見つからず。(見つからないと言えば、出演者の中に名前があった男色ディーノは、どこに出てたんだっけ?) こういう作品はよく、「ツッコミどころ満載」とか言って揶揄され、満載なんだったらそんな一言で片づけずに片っ端からツッコんであげたらいいんじゃないの?とも思うのですが、たぶん、それって、ノーガードで迫ってくるボクサーに対してはかえって、どこに打ち込めばいいのか、パンチを出すことを躊躇してしまう、みたいな感じなんじゃないでしょうか。 そういう、ノーガード戦法の作品です。これは。 でもまあ、日常から終末論的な世界観への移行、という独特の雰囲気は、それなりに味わえるのではないでしょうか。 宇崎竜童・阿木燿子夫妻を「日常」と呼んでよいのかどうかはともかく。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 4点(2024-04-29 07:16:09) |
137.この映画の良いところ、何よりデビルマンのデザイン。役者も演技はともかくビジュアルは悪くない。ストーリーはほぼ原作に忠実で人間のエゴやグロテスクな描写にも容赦がなく全く媚びていない(迫力があるとは言わない)。いや実際脚本は結構悪くないと思いますよ、出てくる絵面がトンチキなだけで。ビー・バップ・ハイスクールの那須博之ですので学園のシーンはそこまで悪くないです。仁科克基関係の友情ドラマは丁寧に描かれてます、一番感情移入できる部分です。でもジンメンは適当に処理されすぎです。個人的に一番感心したシーンは戦争をビルの狭間から火花が飛び交うのを見せるだけで表現するところです。単に予算がなかっただけなんでしょうが、続く窓から炎の光が差し込む中でのキスシーンも含めて暗闇の中に差し込む火という象徴性を帯びています。暴徒に襲われる牧村夫妻が寄り添い灯すマッチの火もそれに対応していると思います。明が了にお前キレイだなあというシーンはススムがミーコにキレイだねお姉ちゃんというシーンと対になっています、演出で生かせてたら割と感動的になったかもしれません。というか染谷将太って子役時代にこの映画に出てたんだ…。今見直すと2000年代の空気が詰まった懐かしコンテンツとしての需要もあるかもしれません。こんな時代だったな~懐かしいな~だけどそれほど良い時代でもなかったな~という微妙な気持ちにさせてくれます。 |
《改行表示》136.評判の悪さを覚悟の上で鑑賞 棒読み 大根 超展開 おまけに胸糞 からの脇役エンド ツッコミどころ多すぎた 低評価なのも納得の出来 酒井彩名が若くてカワイイのと 染谷将太の子供時代を発見できたのだけが救いか 【愛野弾丸】さん [インターネット(邦画)] 1点(2021-06-07 20:59:49) |
《改行表示》135.あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ僕が言いたくなりました(笑) ビートたけしが自身の「みんな~やってるか!」や「北京原人」、「シベリア超特急」と並び、酒飲みながら見たい最低映画と言ってました。 本作はストーリーだけでなく、ダントツで棒演技が際立つ映画です。 CGもPS並みと言われる本作ですが、主役のFLAMEの双子は同世代なので言ってあげたい。何故、こんな映画に出た?(笑) ま~ある意味では歴史に残りましたけどね(笑) 【映画の夢】さん [DVD(邦画)] 0点(2016-08-18 02:27:00) (笑:2票) |
《改行表示》134.何ということでしょう。憤死した原作ファンの屍の山を、制作は越えられるのか。 このキャスティング。芝居のできないモデルに二世俳優に格闘家に演歌歌手。業界の都合で映画を作るな。オリジナルをつぎはぎしただけの脚本。原作に敬意を払え。映画というものにもっと愛を注いでくれよ。 【tottoko】さん [インターネット(字幕)] 1点(2014-09-16 23:35:19) |
133.おそらくわざわざレンタルなどするはずもなく、自分は観ることはないだろうと思っていた本作、息抜きで行ったネットカフェの映画サイトにアップされているのを発見し、次の瞬間には「視聴」ボタンを押していた。確かにひどいなこりゃ。製作者たちの「こんなもんでいいだろう」的な姿勢があからさま。そうでなければ、あの役者たちで映画を製作できるわけがない。 【Northwood】さん [インターネット(字幕)] 1点(2014-09-13 07:15:49) |
132.ハードルをかなり低くした事が良かったんでしょうか。最後まで観れてしまった。デビルマンはアニメも漫画も観てませんが、ファンが怒るのは分かる気がします。演出は素人が撮ったのかと思うくらいひどいです。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 2点(2014-08-13 19:22:16) |
《改行表示》131.ゆかいな駄作。 ただ単純につまらないだけの、言わば空気のような駄作が多い国産駄作の中で、本作は「シベリア超特急」に勝るとも劣らない味わいを持った駄作といえる。 「幻の湖」や「北京原人」のように取っ付きづらくなく、誰もが楽しめるという点でもポイントの高い駄作だ。名娯楽駄作である。 ただひとつ不満を挙げるとしたら、シレーヌの衣装(あんなもの特殊メイクには入らないので衣装と呼ばせていただく)か。 どうせオムツをはいているみたいなデザインにするなら、いっそ本当にオムツをはいた方が面白かった。ちょっと思い切り不足が感じられて残念なところだ。シレーヌ役の草なぎ剛さんにはもう少し頑張ってほしかった。 だが、それ以外はきわめて良いダメさ。 友達と突っ込みながら観るのがオススメ。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 1点(2013-09-04 20:45:11) (笑:2票) |
130.よいこのみんなで永井ごう先生に、おてがみを書こう! 【男ザンパノ】さん [DVD(邦画)] 1点(2013-05-04 18:14:22) (笑:2票) |
《改行表示》129.私はこの作品を劇場で見ました。 だから・・・と言うわけではありませんが、この作品に0点を付ける資格はあると思います。 まぁビデオやテレビで見ても結果は同じでしょうけど。 【ぴのづか】さん [映画館(邦画)] 0点(2013-05-01 23:22:37) |
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128.友人に「面白いから観ろ」と勧められ予備知識なしで鑑賞。観るのに3日掛かりましたwww 折れる心と必死に戦いながらwww まぁ良くも悪くもこれだけ語られる映画もなかなかないのでわw なので2点あげちゃいます。 【琴INAZUMA】さん [DVD(吹替)] 2点(2012-12-22 21:35:29) |
《改行表示》127.テレビの深夜放映でたまたま拝見。 永井豪の原作は大好きで、漫画を何度か読み返しているが、その名作をよくもここまで台無しにしたものだ。 学芸会のような棒読み演技、センスの欠片もない演出、退屈でデタラメなストーリーと、すべてが酷い。 CGもお金はかかっているのだろうが中途半端で、これならアニメのほうがよっぽどいい。 つまらないテレビ放映は、普通なら途中で見るのをやめるのだが、あまりにも酷い作品だったので、最後まで見届けてしまった。 作り手は原作をどう読んだのだろうか? 原作を愛する人なら、間違いなく怒りを覚える作品。 これを映画館でお金を払って観た人に心から同情する。 【飛鳥】さん [地上波(邦画)] 0点(2012-12-04 16:30:10) |
《改行表示》126.永井豪先生がなぜ神父の役かというと、先生がオーストラリアかどっかで前世を占ってもらったところによると中世の魔女狩りの時代、魔女と目された人達を匿って処刑された神父だったそうです。 もうここにすべて書きつくされてるのでこれぐらいしか書くことがありません。 【CBパークビュー】さん [DVD(邦画)] 1点(2012-10-20 09:10:55) (笑:3票) |
《改行表示》125.原作は読んだことがない、アニメは見た記憶はあるが詳しい内容までは憶えていない。 つまり、デビルマンにそれほど思い入れがない俺でも本作に憤りを感じざるを得ない。原作の永井豪も怒った顔でカメオ主演(神父役)するわ。 ・明と了を演じる伊崎兄弟の棒読みはなに? 学芸会の方がましだと思うけど・・・ ・エピソードがぶつ切りになっており、ストーリーを何となく知っているからわかるけど、全く知らない人が見たら?マークがいくつも出てくるだろう。 ・ついでに言えば、時間展開(シーン展開と言った方がよいのかな?)が無茶苦茶だろう。昼間だったのが夜になるし、室内で土砂降りだったのが外に出た瞬間に快晴になるなんてありえへんやろう。 ・小錦やボブ・サップ等のキャストはギャグにもなっていない。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 1点(2011-08-20 17:29:08) |
《改行表示》124.ストーリー、キャスティング、映像など、呆気に取られるほど低レベルの作品。 特に配役に関しては、不動と飛鳥になぜ双子の素人アイドルを起用したのか、 その発想が全く理解できない。そうせざるを得ない裏事情でもあったのだろうか? ゲスト出演の豪ちゃんも、心無しか怒っているような顔に見えたぞ。 とにかく逆の意味で、10点評価のインパクトだけはある作品だ。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 1点(2011-08-09 08:10:24) |
《改行表示》123.名作、良作を連続して見ていると、たまに骨休めに徹底的な駄作と評されるものを見てズッコケ、ある意味癒されたくなります。 酷い作品とわかっていて見つつ酷評を述べるのは反則とはわかりつつも、そんな投稿も許していただける懐の深さがこのサイトの魅力・・・ なんて言い訳しつつ確信犯的にこれを借りてしましました(^^; 結果として後悔してます。 ズッコケも癒しもあったもんじゃありません。 残ったのは怒りだけ。 マイナス点をつけられるならつけたいです。 怒りで理性を失わせる・・・これもデーモンの計画の一貫なのでしょうか? 悪いのは脚本か?役者か?…いや、目くそ鼻くそを笑う的な話はやめましょう…その辺は皆さんが十分評してくださっています。 この役者はスポンサーの親族かなんかですか? そうじゃなきゃ使うのはおかしい。 これでいいと思ってる監督もどうかしている。 のし上がることを夢見て日々努力している多くの役者の卵に謝ってもらいたい! 世には「~盆踊り」とか愛される駄作というものがありますが(←本当か?)、これは悪意の塊の駄作ですね。 あっ、「デビル」だけに? 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 0点(2011-06-18 18:06:29) (良:1票)(笑:1票) |
122.再見。0点を付けるために何の因果か2度目の観賞となった。漫画(アニメじゃない方)の熱烈なファン。その原作の良いところをカットして、どうでもよいエピソードをチョイス。脚本家に原作に対する愛がないために勝手に自分風のデビルマンを描いてしまったようだ。で、日本映画SFにありがちな展開に。演技はこの際おいておこう。たとえ高校文化祭レベルとしても。カメオ出演の多さがこの神原作を馬鹿にしてるのがわかる。どうせ、漫画だからと、監督演出制作の意識の根底にあるのだろう。永井豪はこの作品の完成を見てなにを思ったのだろう。彼にとってデビルマンとは、キューティーハニーやハレンチ学園の映像化とは意味合いは違ったであろうに。できることなら、もう一度ハリウッド制作で再挑戦させてあげたい・・・。この映画は日本の文化とも言える漫画を愚弄し日本映画史において大きな汚点となった。改めていうけど原作は素晴らしいんだよ。この映画もってデビルマンは語ってはならない。ここは強調しておきます。 【タッチッチ】さん [DVD(邦画)] 0点(2011-05-21 09:45:30) (良:2票) |
《改行表示》121.この映画が製作されること知った時「邦画もいよいよやるかあ~」と、その目の付け所の良さに感心した覚えがあります。しかし、その後あまり盛り上がらず、上映されても鳴かず飛ばずで、世間から密封されてしまった・・・そんな映画でした。このマンガは子供の頃コミック本で読み、TVムービーとの差に唖然としながらも、自分に大きな衝撃を与えましたし、その後も何度も繰り返して読みました。いわば自分に大きな影響を与えた思い入れの強いマンガの一つ。そんな位置づけの人も多いだろうに、この映画はそのような想いを、呆れるほど見事に踏みにじっています。言いたいことを上げればきりがないし感じたことは良識ある多くのレビュアーの皆様方が既に掲載しているので、自分からは次の二つ、「製作者・監督・俳優も含め映画に携わる人は観る者を侮った作品を作ってはいけない」・「そんな作品は、たとえ費用を回収したくとも配給し観覧料をとってはいけない。」ということを掲載させていただきます。 【たくみ】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-12-12 20:50:09) |
120.永井豪先生がお元気なうちに、日本映画の総力をあげてリメイクしていただきたい。 【ジャッカルの目】さん [DVD(邦画)] 0点(2010-09-23 12:49:57) |
119.まさか冒頭のシーンから、この映画の絶望的ショボさがビーンと分かってしまうなんて・・とにかく全シーン、全カットがすべてショボく見えた映画は初めてです。本当にひっどいわこりゃ・・いや、もう次第に笑ってしまいましたけどね。主要キャストの超絶大根演技にはびっくり・・誰か止められなかったのか?たださえ原作を何も考えずにはしょって物語が訳が分からなくなっているのに、役者のあまりにも低い演技力のお陰で各キャラの感情表現は全く伝わらずにこの映画は『訳が分からない』を通り越し『パッパラッパー』という例えの域に達しました。明の正体が宇崎竜童のオヤジにバレる所で明が慟哭する所はたまげました『あ、あーあー』と超一本調子・・股間にピンクローターをあてがわれて、快感で思わず漏れた声にしか聞こえません。シレーヌも何?頭からつま先まで『かっこ悪い』・・つうかみんなかっこ悪いんですけどね、はぁ・・すげぇよ。あと頻繁に登場するショッピングモールに何の意味が?やめよう・・突っ込みするとキリがないです。はい、間違いなく日本映画史上に残る激ショボ大珍作である事を承認します。点を与える意味も無いですね、降参です。 【まりん】さん [DVD(邦画)] 0点(2010-07-10 20:41:20) |