23.鑑賞中ずっと「わたしは怖かった」 余りにも身勝手な大人たちの中にあって、怖くない筈がないであろうに意志を通す10歳の少年に頭が下がります。あの銃声の絶望感はかつて味わった事がないものでした。哀しい時に見る景色は綺麗である事を思い起こされる大地の光景と共に心に残る作品です。 |
22.序盤はどこか「スタンド・バイ・ミー」を思い出す展開。冒頭から何度も登場する青空の下一面に広がる麦畑の風景も、10歳の少年ミケーレの汚れなき心も、綺麗な映画です。一方で描かれる大人の汚さ。しかし優しい笑顔のウラに隠された別の顔を持つ父、「大人になったらこの村を出て行きなさい」=「私達のようになってはいけない」とミケーレに教えながら、村のしがらみに縛られた母の姿には大人の悲しき一面も感じられます。子どもが持ち得る勇敢さ、純粋さと大人というよく見られるテーマを一風変わった切り口で描きながらも温かみのある作品となっています。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-14 00:57:15) |
21.冒頭からドラマの行方がどうなるのか興味深く見入ってしまうようないい映画です。主演の少年の子供ならではの純心さには胸打たれました。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-13 14:19:49) |
20.内容はそれほど衝撃的でもないが、子供の視線で描かれていることで衝撃度が倍増で、親たちが犯している犯罪がやるせなく哀しい。ミステリアスで独特の雰囲気の犯罪ドラマ。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-21 02:12:05) |
19.うーん感情移入できず。おもしろくなかったです。脚本も大したことない。 【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 4点(2010-04-03 17:39:39) |
18.もっとミステリアスな理由があって閉じ込められているのかと思っていたので、途中で理由がわかった時に一気に冷めてしまいました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-08 07:44:00) |
17.自分の意思で道を作る「ぼくは怖くない」そしてトトロを見ることはもうない。 【突っ込み】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-03 10:42:21) |
16.あのクリームケーキが食べたくなった。ジュゼッペクリスティアーノが少年らしくてかっこいい。 【Vanilla】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-25 00:10:54) |
15.みなさんと同じような感想です。こんな話だとは全く想像もせずに、冒頭から判断して妻を誘って一緒に見たらちょっとすごいことになりました。予備知識なしに見た方が絶対楽しめます。レビューを読むのをやめてとにかく見てみてください。「スタンド・バイ・ミー」的なこどもの間の友情のストーリーを期待してみると裏切られますが、そのぶん別の発見があります。 【小原一馬】さん [地上波(字幕)] 8点(2006-11-21 23:26:39) |
14.子供の視点のみで描かれていた作品だったので大人の汚さがよく伝わってきました。大人って本当に身勝手ですよね、子供の純粋な想いや行動が胸に突き刺さる良い作品でした。 【MINI1000】さん [地上波(字幕)] 7点(2006-07-09 00:26:20) |
|
13.それほど有名な作品じゃないし、派手さも無く地味だけど・・・なのに物凄く深い余韻が残る映画でした。原作がベストセラー小説なだけあって物凄く完成度が高く、全編に渡って緊迫感が続くのは凄すぎる。ハリウッドとかの下手クソなサスペンスやホラーよりもよっぽどドキドキすること間違いナシですね。それと主人公の少年の汚れなき清純さにヤラれましたし(昔は俺もいい子だったなあ)、誘拐された子のひたむきな姿に涙が出ちゃいましたよ。子供とはいえ演技力はズバぬけてる2人でした。それに比べ大人は汚すぎーーーーー!ありゃマズイ。あんだけいるのにマトモな親、なんで1人もいないの?むろん自分に子供が要るのによく誘拐をするよなあという気持ちにもなった。事情とはいえ絶対にしてはならないね。自分の子があんな真っ暗な穴に閉じ込められたら嫌でしょ?俺なら想像しただけで身震いする・・・撃たれて泣き崩れた主人公の親父ならなおさらでしょ。他人を思いやる心、これに関しては大人は子供を見習うべきである。『ぼくは怖くない』、躊躇無く名作に認定。いやはや素晴らしかったなぁ! 【ピルグリム】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-17 18:54:57) |
12.割と軽いノリで観始めたのですが心に残る力作でしたね。まずあのイタリアの田舎の雰囲気が好きで美しい映像美にあっと言う間に引き込まれました。あのような場所で育った覚えも無いのに何だか懐かしい気持ちになってしまいましたよ。子供の視点から描かれているのも好印象。特に良いのは象徴的な空想の犬のシーンで、ミケーレの成長を何気ない子ども遊びの一つで描いているのが素晴らしいです。そしてこの映画を観ると大人になったつまらなさを感じてしまいますね。成長する、大人になるというのは身に付いていく事ばかりでなく、経験する事によって逆に失われてしまうものがあるのだと思います。犬に象徴されたもののように。犬が見えていた事がどんなにか素晴らしかったか。また犬を見たいなぁ~と、少し寂しい気持ちにもなってしまった作品でした。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-06 16:50:14) (良:1票) |
11.いい映画でした。ここにある皆さんの長文コメントが、この映画がいろいろなことを考えさせらる深い映画であることを物語っていますね。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-22 21:36:29) |
10.目を疑うような黄金色の麦畑にまずやられた。まるでナウシカ。こんなところに住みたい、こういうところで子供を育てたい、そんなことを言う人がたくさんいそうだ。だけどこんな素晴らしい景色とうまそうな空気の場所でも社会の歪みは容赦なく子供に押し寄せるらしい。大人になっても、その歪みに対して僕は怖くないと言っていて欲しい。 【らいぜん】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-01 02:06:50) |
《改行表示》9.よいですね!「この映画は、誘拐事件の話です。」 と一言で言うことはできないような作品でした。どちらかというと、誘拐事件は複線で、本当のメッセージはやはり、少年の仲間意識だろうと思う。 いい作りでよかったです! 【Takuchi】さん 7点(2005-01-04 22:28:00) |
|
《改行表示》7.冒頭の麦畑を駈けてるシーンで引き込まれました。子供にとってはミステリアスな出来事でも現実は。。。 たまたま泊まったホテルで観る機会を得ましたが、タイトルがわからず調べまくりました、その過程でポスターも見つけたのですが、ポスターからは想像できない内容ですね。 【ないとれいん】さん 8点(2004-11-17 00:13:12) |
6.もっとささやかなお話だと思っていたので、みなさん同様ちょっとビックリ。確かに映像はポスターみたく美しいのですが、その何処かジュネを思い起こすような作り物っぽい加工具合が私の趣味ではないので、最期までなんとなく話に入れませんでした。主人公の少年にとっては大切で優しい大人が一方で残酷な事をする。言いたいことは分かるのですが私にはあまり実感として伝わって来ない映画でした。 【黒猫クロマティ】さん 5点(2004-10-25 14:42:36) |
5.DVDで鑑賞。映像・音楽は美しい。子供たちもかわいい。ストーリーには度肝を抜かれました。静かに物語は進行しますが、何か画面から力強さを感じさせます。主人公の少年の行動は一貫して正道で、好感が持てて、イラつくことはなかった。ラストは決してハッピーエンドとはいえませんが、映像の美しさもあり、爽やかささえ感じさせる。観て良かったー、と感じられた作品でした。 【いわぞー】さん 9点(2004-10-24 22:19:20) |
4.一面の黄金色の中を続く一本道、そこを行く子供、車。大人。そして知る世界の残酷さ。既視感を覚えて、何だろう?と思ったら、それらが「柔らかい殻」という作品に似ていたからだと気付いた(向こうの方が相当グロいけれど)。ちなみに私は、子供以外に見えない犬なんてのは見たことがないけれど、7歳の時弟と一緒に山奥で、2頭身の猫の群れを見たことがあります。今ではそんなもの見ません。 【ひのと】さん 7点(2004-08-14 14:03:04) |