ヴァンダの部屋のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ヴァンダの部屋

[ヴァンダノヘヤ]
No Quarto Da Vanda
2000年ポルトガル上映時間:180分
平均点:6.67 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
ドラマドキュメンタリー
新規登録(2004-03-27)【黒猫クロマティ】さん
タイトル情報更新(2021-05-22)【Yuki2Invy】さん
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監督ペドロ・コスタ
脚本ペドロ・コスタ
撮影ペドロ・コスタ
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4.ペドロ・コスタ初体験。のせいもあるかもしれないけど、こんな映画観たことない。根底の部分において今まで観た映画とは別次元にある。作品の舞台となるスラム街が何故取り壊されるのかはどうでもいいとして(開発の過程で壊されてるんだろうけど)、ギリギリまで立ち退かず、また立ち退いても行く当てのない人たちの日常を切り取っている作品の中で、「何を言いたい」ではなく、ただひたすら切り取ったものを見せているという感じ。こんなにも何も語らないドキュメンタリーを観たことがない。多くは家々が壊される映像と音、ヴァンダという名の女性をメインにとらえた会話、そしてヴァンダも含めた住民のドラッグまみれの日常の描写が占める。朝、昼、晩と順繰りに映される日常に家々が徐々に壊されるという変化以外何も起こらない。たしかに美しい画が時折飛び込んでくる。部屋の光の当たらない片隅は「影」というより「闇」と言ったほうが正しく、そのうち全てのものを被ってしまうのではないかと錯覚するくらいに「闇」自身が自己主張しているかのようだ。その恐るべき「闇」があるから明るい場所がなんとも言えない美しさを勝ち得ている。でも、観ているうちに不安になる。この映画、いつ終わるの?と。なぜならいっこうに終わる気配が無いから。結局のところ、唐突に(映画の)終わりは来て安堵したのだが、いったいなんだったんだろう、、、と。何かを「観た」という手応えだけがあって、何を見たのかさっぱり解からない。私はいったい何を観て、何故手応えを感じたのか、、それを理解するにはもっと映画を観なければならないのだろう。
R&Aさん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-12 15:48:40)
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3.これは、まじですげーんだわ。  おかしいです。 大概の人は途中でもういいや、と思うと思う。 途中どころか見始めてすぐかもしれない。 でも、海外や日本の古い映画を見てる人、 絵画、アート、音楽好きな人には見てほしい。 こんなの他に無いから。  私は、衝撃を受けた。  負けないように、食い入るように見た。  この監督…すげぇ。
祥子さん [DVD(字幕)] 9点(2007-09-13 13:00:31)
2.舞台となるフォンタイーニャス地区というスラム街には①昔確かにあったはずの場所と、②今ここにある場所と、③次第に崩壊されつつある場所が明確にある。①は住む人々の記憶(あるいは音?)として、②はドラッグと貧困の果てしない反復として、③は着々と進行する街の破壊として。監督のペドロ・コスタはヴァンダの部屋を中心にカメラを据え、2年間に及んだ記録を3時間に濃縮した。ヴァンダたちにとっての故郷という「場所」が次第に失われていくのと同時に、彼らは鋭くもなぜか柔らかな光の差す暗闇(これが凄い)の中で変な咳をしたり、無数の100円ライターからまだ火の出る物を探す。これらを映し出すスクリーンには①、②、③が同居するという信じられない事態が起こっている。つまりヴァンダの部屋はドキュメンタリー(②)でありながら歴史映画(①)であり、さらにアクション映画?(③)とも言えるだろうか。なんにせよこんな映画を見たことはない。一番驚いたのは、ヴァンダが相変わらずヤクをやりながら咳しているんだけど、その咳がいつもより激しいなーと思ったら、突然ゲロゲロ吐き出したシーン。真の驚きはその次で、ヴァンダはなんとそのゲロを掛け布団で包みながら再びヤクをやるのである、しかも鼻歌歌いながら。こんな映画を見たことはない。
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 10点(2005-01-29 02:21:19)(良:1票)
1.監督のペドロ・コスタがリスボンのスラム街に2年間住み込んで、彼の前作の出演者だったヴァンダ・ドゥアルテとその家族の暮らしを撮ったドキュメンタリー。日がな一日薄暗い部屋の汚いベッドの上でヘロインだかコカインだかを吸引するヴァンダ。スラムに住む無気力な人々。強盗でもやらかす方がまだ人間らしい。世界にはホントに色んな地獄があるもんだ。そしてその映像が表現する構図、柔らかい光と柔らかい影はまるで絵画のような美しさがある。しかしですよ、例えば旅に出たり戦ったり指輪捨てたりの3時間でもいい加減うんざりするのに、ドラッグキメてる様子がメインの何でもない日常を3時間も見るのは正直言って拷問ですよ。「あとどの位で終わるんだろう、もう限界だ」と時計を見たら(映画館でそんなことしたのは生まれて初めてだ)まだ30分あった時のあの絶望感!とは言えチラシには「ペドロ・コスタのようにフリッツ・ラングや溝口のような画面を撮れる人は他にいない。『ヴァンダの部屋』の光のきらめきをみつめていると、“小津”の映画を思い浮かべるージャン=マリー・ストローブー」と書いてあったから、前衛とかオッケーで知的持久力に自信のある方はチャレンジしてみてください。
黒猫クロマティさん 4点(2004-03-29 13:42:24)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4116.67%
5116.67%
6233.33%
700.00%
800.00%
9116.67%
10116.67%

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