U・ボート ディレクターズ・カット版のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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U・ボート ディレクターズ・カット版

[ユーボートディレクターズカットバン]
Das Boot
1997年西独上映時間:209分
平均点:7.50 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
アクションドラマ戦争もの歴史もの小説の映画化TVの映画化
新規登録(2004-04-20)【マムゲン】さん
タイトル情報更新(2022-05-30)【イニシャルK】さん
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監督ウォルフガング・ペーターゼン
キャストユルゲン・プロフノウ(男優)艦長
ヘルベルト・グリューネマイヤー(男優)ヴェルナー
クラウス・ヴェンネマン(男優)機関長
マルチン・ゼメルロッゲ(男優)次席士官
ベルント・タウバー(男優)航海長
ウーヴェ・オクセンクネヒト(男優)兵曹長
クロード=オリヴィエ・ルドルフ (男優)アリオ
オットー・ザンダー(男優)トムセン
リタ・キャディラック(女優)モニク
羽佐間道夫艦長(日本語吹き替え版)
池田秀一ヴェルナー(日本語吹き替え版)
松本大第一当直士官(日本語吹き替え版)
西尾徳一等航海士(日本語吹き替え版)
池田勝ヨハン(日本語吹き替え版)
大友龍三郎アリオ(日本語吹き替え版)
岸野一彦(日本語吹き替え版)
岸尾大輔ウルマン(日本語吹き替え版)
原作ロータル=ギュンター・ブーフハイム「Uボート」
脚本ウォルフガング・ペーターゼン
音楽クラウス・ドルディンガー
撮影ヨスト・ヴァカーノ
美術ロルフ・ツェートバウアー(プロダクション・デザイン)
録音ワイリー・ステイトマン
あらすじ
ドイツ陸軍のポーランド侵攻による第二次世界大戦の開戦に続き、ドイツは全世界の制海・制空権を獲得すべく最新鋭の科学技術を結集する。潜水艦U-Boatはその成果の一つだった。植民地に依存するイギリスを窮乏に追い込むためにヴィレンブロック艦長率いるU-Boatは大西洋で目覚しい海のゲリラ戦を展開するが、中立国スペインでイタリア政府関係者の歓待を受けた際、戦艦はジブラルタル海峡を突破し地中海の制海権を獲得する命令を受ける。イギリス艦隊がナポレオンを敗った海峡でU-Boatは使命を果たして無事帰還できるのか・・・?
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10.「リングは宇宙で無限大」 というキン肉マンで好きな言葉がありますが  無限大というには生死が関わり過ぎる空間。 Uボートにおいて活劇が描かれています。  活というのは良い意味で使われることが多いですが、 ここでは「生きる ー> 活きる」というものが 物語を通じてどんどん、映像以上に大きくなっていく。  最初はバカバカしい騒ぎをしていた若者たち。 当然のごとくにビビりまくりながら、  (成長なんて言いません、戦争なので、) ようやっとUボートを操縦し奔走する。  それは無敵を信じて国を信じて飛び込んだ世界の中に 戦い続けた老兵がおり 見るだけでは老兵と分からず会話してしまうかのよう、 でなく実際に分からないままに会話する純朴さ。  潜れば安全、という保障すらないままに 大勝利の勲章を亡霊にすえて旅立ち 悲しむ様は、この言語で書く私の国でも起きたことなのだろうなぁ。
元祖さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-01-12 22:06:07)(良:1票)
9. ディレクターズ・カット版じゃないほうはずいぶん前に見ていたが、こちらもなかなかよい。一部、ちょっとダレる時間帯もあるけれど、より細かい心情が描けている感じがした。
海牛大夫さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-06-04 22:43:22)
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8.元はテレビシリーズとして製作された作品のようなのですが、1981年にまず149分の劇場版が製作され、それから遅れて1985年に全6話、合計313分のテレビ版、1997年に208分のディレクターズカット版リリースと、やたらバージョン違いの多い本作。ただし、劇場版とテレビ版についてはDVDの単品発売なし、ブルーレイ化もなされていないため鑑賞困難な状況となっており、現状における商品展開の主流であるディレクターズカット版を鑑賞しました。 ドイツの映像作品としては1927年の『メトロポリス』以来の規模で製作された作品だけあって、一目見ただけで金のかかり方が違うということが分かります。冒頭における出航前のどんちゃん騒ぎをとっても、だだっ広い宴会場にきちんとバックバンドを入れ、小道具ひとつにも手抜きなしで観客を作品の世界へと引き込みます。主人公であるUボートに至っては外観・内装ともに非常によくできており、本物にしか見えないほどの驚異的な再現度を誇っています。クライマックスの空襲は空前絶後の大迫力であり、ロケを行ったフランスでは「ドイツ人は昔も今も狂っている」と言われたほどの大規模な撮影を敢行(この場面だけで2トンもの火薬が使われたとか)。うまく金を使うことは映画監督の才能のひとつだと言われますが、この点でウォルフガング・ペーターゼンは金の使いどころの取捨選択が優れており、後に多くのハリウッド大作を手掛けることとなる巨匠の片鱗を窺わせています。 他方、内容は後のペーターゼンの作風からはかけ離れたソリッドなものとなっています。冒頭に登場する歌手を除いて女性は一切登場せず、むさい男達が画面を席巻。フランスに婚約者を残してきた若い航海士を除いて登場人物の背景が説明されることはなく、それどころかほとんどの人物は名前すら与えられておらず、Uボート内がどのような状況であったのかを描写することのみに映画全体が特化しています。このストイックな作風、作り手の志の高さには感銘を受けました。 ただし、そんな硬派な作風がたたってか前半部分はかなりダレます。意気揚々と出航したもののなかなか敵と出会うことができず、毎日毎日、ひたすら飯を食って寝るだけという日々が繰り返されるのですが、無名の潜水艦乗り達が狭い艦内でダラダラやってる様を長時間に渡って見せられるのは少々キツかったです。連合国にとっては神出鬼没の悪魔であったUボートも、その内情はこんなトホホぶりでしたという演出意図は理解できるのですが、最初の戦果を挙げるのが上映開始後90分を過ぎてからというのは、あまりに間を取りすぎているような気がします。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2016-06-21 18:04:39)(良:1票)
7.素潜りをしていて息も絶え絶えになり、水面にあがろうとした矢先に「誰か」に足を取られたかのような絶望感が、とても強烈。ほぼ文句のない作品なのだが、ちょっと音楽がダサかった。
aksweetさん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-15 01:41:57)
6.閉鎖された空間で計器類だけを頼りにドンパチが展開する前半から怖かったです。ちょっとしたホラー映画でした。作品終了までまだ二時間近くあるからどうせ死にはしない・・・と鷹をくくれるのが唯一の救いでした。野戦と違って一人ずつ死ぬということはありませんしね・・・。しかし、どうせ戦争で死ぬのなら潜水艦の中にいて撃沈されるより野戦で頭をぶち抜かれるほうがよほどまし・・・同じ理屈で東京大空襲でじりじりと焼け死んだ人(10万人)より原爆で一瞬のうちに蒸発した人(広島7万、長崎4万+後遺症でじりじりと死んだ人は数知れず)のどちらがいいか・・・あまり中身のある議論ではありません。ところで当時のドイツ軍にはレーダーがなかったのですね。実際はアメリカで開発中だったのです。ゼロ戦飛来の探知と並ぶ画期的な応用としてパラシュートに搭載された原子爆弾開が地上から一定距離に達するまで爆発しないようにしたしかけがあります。当時、オランダからアメリカに移住した生え抜きの原子物理学者ハウスミットは英語を含むヨーロッパの4カ国語を話せるという理由で原子爆弾開発計画からはずされて、本人もわけがわからないままレーダーの開発に従事させられました。その理由は・・・ドイツ原子爆弾開発計画の全容を探る諜報部員にするためにとっておかれたのです。(彼は後に実際に活躍し、ドイツの原子爆弾開発計画は連合国のよりもはるかに遅れていたということを報告しました。)余計なおしゃべりを書きこみましたが、二十世紀の二回にわたる世界大戦は汲めどもつきない映画ネタの源泉で、私たちの曽祖父母の時代の馬鹿さ加減を後世に伝えるためにも、CGなどが発達し、戦争経験者がまだ生きている今のうちに優れた映画を多く作ってほしいものです。映画史の観点から評価はしますが個人的にドンパチとホラーは嫌いだし、いかにもドイツ的な唐突な終わり方も興ざめなので、平均点をあまり変えないような点数を献上します。
かわまりさん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-31 12:18:10)
5.この映画には戦争映画に必要なもの(=いかに戦争が悲惨で愚かで虚しいものか)が見事に描かれています。生々しい潜水艦内の様子、そしてなんといってもあのラストシーン。サウンドも良。今まで見た戦争映画で間違いなく3本の指に入りますね。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-25 22:45:46)
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4.これは戦争の悲惨さ、恐怖、人間模様等の様々な要素が無理なく凝縮された歴史的名作だと思います。 子供のころ劇場版を初めてTVでみた後、あまりに衝撃的だったので何度かこの映画の夢でうなされました。 劇場版との違いは記憶があいまいですが、こちらは時間が延びたおかげで話の展開がより自然になったように感じます。 今時の娯楽映画ではないので、船員の言葉が汚かったり、時間が長かったりで万人向けではありませんが、 水中探知機の音だけで恐怖を感じられる演出や、訓練された役者と本物の部品を使用して作られた潜水艦のセットのリアルさ、 起承転結がすばらしいストーリーに最高のラストシーンなど良い所を言い出せばきりがありません。 この映画は私にとって良い映画とは何かと問われた時の答えのひとつです。
ろいぶきゃなんさん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-28 22:44:14)
3.長いのだけど、この長さになって判る事って物凄くあります。TV版とも比較しましたが、TV版と大きく違うのは、ぶっ続けで見るか、約45分毎に休憩を入れるかの違いで、その点ではディレクターズカットはTV版でやってた事を殆ど網羅してますから、どちらで見ても良いでしょう。劇場版(日本公開版)はその点ではよくもあの時間で、あそこまで凝縮できたものだと感心します。取りこぼしも多いのは事実ですが・・・しかし、どんな事を言いながらもこの作品は物凄い作品ですよ。戦争の明部と暗部、思想・理想、現実・虚構・空虚、そんなものが随所に見えて、その中で必死に戦う乗組員の姿が時間が経つごとに変わっていく姿というのはやはり表現として素晴らしいものがあるのではないでしょうか。
奥州亭三景さん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-24 19:15:42)
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2.いやぁ~3時間29分ぶっ通しで鑑賞させて戴きました。 でも長くは感じなかった。 終始緊張しっぱなしで画面に釘付け状態で居たもんだから 観終わった後は開放感に満たされて思わず深い溜め息をついたよ。 静寂と混乱が交互に間断なく押し寄せて、まるで洗濯機に押し込まれた衣服の如く すすぎ(浸水)と脱水(排水)で精神が揉みくちゃにされてしまって 抜け殻同然の状態に追い込まれたのは乗組員ではなく観ている自分だった訳で まさに精も根も尽き果てたって感じかな。 それにしても数多ある戦争映画の中でこれほど緊張感とリアリティと 死の恐怖に満ち溢れた作品も数少ないだろう。 戦争の極限状態を潜水艦という極端に狭い閉塞空間に若い乗組員達の悲喜交々とした 人間ドラマを凝縮させ且つ昇華させたW・ペーターゼン監督の手腕には敬意を表したい。 挿入曲も実に素晴らしい。聞けば誰しもが一度は耳にした事がある曲で 勇壮さと悲哀に満ち溢れ場面を盛り上げてくれる。 さらに本作ではDTSにリミックスされていて 公開から24年経った今みても全く古さを感じさせない。 オリジナルの『Uボート』は未見であるが135分版と 本作209分版を見比べて観るまでも無くこれ以下の点数は考えられない。 (些か提灯気味の駄文であるが、観れば納得できる筈) 文句なしに10点を献上したい。
sting★IGGYさん [DVD(字幕)] 10点(2005-09-03 00:56:25)
1.しっかし…誰もこっちのバージョンをレビューしないのはナゼなの~? 見たら、評価が絶対変わるよ~! 無差別攻撃という、毒ガス攻撃・原爆投下に並んで歴史上最も卑劣な仕事をやらされた彼らの、やるせない気持ちが伝わります。ラストもアレでなくちゃダメ。こっちのバージョンは全体のバランスがいい(というか見せたいポイントが明確になってる)ので厭戦ムードがよく出ていて、いきなり感がありません。自らが押し潰されるような重圧に耐えて、両の拳をギュギュッと握り締めながら見終わると、「あー、戦争って上級将校以外には地獄だよなぁ」なんてどよ~んとした空気に心地よく浸れます(笑)。『眼下の敵』みたいな戦闘しかないんなら、きっと喜んで参加するけどね。現実はコッチなんだってのを3時間半に渡って「もうイヤ!」ってほど叩き込まれます。できれば逃げ場のない映画館という環境で見るのがオススメ。
エスねこさん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-01 08:53:03)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 7.50点
000.00%
100.00%
200.00%
314.17%
400.00%
528.33%
628.33%
7625.00%
8625.00%
9520.83%
1028.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.66点 Review3人
2 ストーリー評価 9.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 9.25点 Review4人
4 音楽評価 10.00点 Review3人
5 感泣評価 8.66点 Review3人
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