《改行表示》6.同じ原作者の『風雲児 織田信長』の錦之助は勢いがあってよかったんだが、6年経過するとずいぶんオッサンになってしまって、ちょっと見劣りするな。『家康』という題名で桶狭間までしか描かれていないのもどうかと思うが、ここから大阪の陣まで戦い抜いたというのはさすがにしぶとい武将だったんだなと思わせるものがある。 <追記>8年ぶりに再見。前回は信長中心に見てしまったが、家康の欣也も若武者らしいよい演技をしているし、秀吉の山本圭も中々の存在感。原作未読だし、どこまで忠実なのかはわからないが、史実に照らし合わせるとかなり脚色されていてツッコミどころは満載だが、演者の存在感でそれなりのレベルには仕上がっている。「時代劇」も現代風にアレンジされがちではあるが、やはりこういう昭和感漂う作品の方が安心・安定感はある。 |
《改行表示》5.天下取りまでの物語かと思っていたら、竹千代から桶狭間までの話だったのでちょっと意外でした。史実は不明な部分も多いので実際のところは知る由もありませんが、家臣、信長、義元との関係も説得力があって結構面白い映画でした。 【ProPace】さん [試写会(邦画)] 6点(2015-03-21 23:42:25) |
4.とってもとっても真面目に作っているのはよく分かるんですが、肝心の筋立てが、竹千代があっちに行ってこっちに行ってこうなりました、ということをそのまま追っているだけで・・・映画というよりも、長編再現ドラマを見ているようでした。せめて、竹千代の運命や成り立ちを表現したいのであれば、今川側と織田側はそれぞれ構想や野心として何を持っていて、そのためにどういう領主としての行動をしていたのか、とか、その辺のベースを押さえておく必要があります。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-17 02:16:50) |
3.はい、伝記映画ですね、織田信長のね。中村錦之助演じる織田信長が桶狭間で今川義元を破るまでの物語に対し、サブストーリーとして、松平元信の苦難の幼少期(幼名:竹千代)から岡崎帰還までが描かれる、という趣向。要するにおそらくは何部作かとして徳川家康の生涯を描こうとしたのでしょうけれど、さすがにこの一作では相当に中途半端。でありながら、この一作だけでも充分に楽しめちゃうのは、やはり何と言っても、凝りに凝ったカメラワーク。ロケ撮影では何かと困難が伴うでしょうが、容赦なくカメラを振り回します。ロケで取り入れられた光景の数々も素晴らしくって、贅沢な気分を味わえます。竹千代が連れさられる場面、なんでこんな海岸の妙な場所に渡し船があるのやらよくわからないけれど、そんなことはどうでもよろしい、ドラマチックな場面にはドラマチックな光景が似合うのだから。劇中に何度か登場する“金の折り鶴”が物語の要所を締め、印象的。合戦シーンや剣を合わせる場面は決して多くありませんが、見所の多い作品です。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-11-09 08:43:01) |
2.秀吉の配下に甘んじる日々から、関ヶ原、さらに大坂の陣へと続く「たぬき」家康については、好き嫌いは別にしていつも面白さを感じるのだが、さすがに10代の家康ではそういった要素は無く、どうにも物足りなかった。それでも最後の「桶狭間の戦い」はなかなかの出来。画面が青に染まって異様な空気が醸し出される中での義元の最期は恐ろしい感じがした。ちなみに北大路欣也は46年後に再び家康を演じている。特殊メイクなどに頼らず青年期から老年期まで演じたことになるが、これは役者として喜びや、相当のやりがいを感じたのではないかと想像する。そして我々観る側も楽しいものがある。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-11-07 17:42:56) |
1.最初の一時間ぐらいは錦之助さんも欣也さんもほとんど出てこないのでちょっと退屈。一番しびれるのは錦之助演じる信長の人間50年の舞のシーン。ほんとかっこよすぎ! 今までアイドルっぽい錦之助さんしか見てなかったので驚いた。厚みも増して貫禄が感じられる。 【バカ王子】さん 7点(2004-04-30 01:11:13) |