23.ナレーションと役者の演技が淡々と続く映画。なんだろう。ああ、これは詩だな。詩の朗読だ。 好きな人は好きなんでしょうね^^ でも、映画化する意味が理解できないな。オイラ、終始いらいらしていたし。 だから何?ってのが感想。 こういうオナニー映画は80年代で根絶されたと思っていたが。文学を気取るのもいいが、商業作品でするな!!! 作品が始まって45分たってやっと本筋にたどり着いたみたい。上映時間の2/3を前置きでつぶすなよ!!! 撮影が最悪です。固定カメラでの映像、淡々と、淡々と。。眠くなるっていうの! 最後まで話が中途半端。 監督誰だよ?市川準。そか、彼の映画ははじめてみたよ。 どうも肌にあいそうにないね。 話のコンセプトは悪くない死んだ妻を忘れようと彼女の服を着る女性を雇う。 悪くない。 でもさ、そういうコンテンツをここまで面白くなく描けるものか? 全く面白くなかった。 レビュー初めてはじめてこの点数をつけます最低点です。 【ぐっきい】さん [DVD(字幕)] 1点(2006-05-28 23:12:43) (良:1票) |
22.趣味の世界の紙芝居だろうか。。。極めて一部のひとだけが耐え得る世界をつくりあげている。 【俵星現場】さん [DVD(字幕)] 1点(2006-02-19 17:31:19) (良:1票) |
21.記憶と物質の関係について考えさせられた。「記憶は風に揺らぐ霧のようにゆっくりとその形を変え、形を変える度に薄らいでいった」にあるように、物質には記憶が付随するから、影のように付きまとうが、処分していけば気持ちの整理もある程度はできるし、スッキリもするんだろう。でも結局は孤独しか残らないのかもしれないけど。 |
20.映画ではない、小説でもない。カメラワークレス、語りで、コマ割られた絵本のような紙芝居のような。ノルウェーの森より、こっちの方が好きだな。 【min】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-07 20:11:15) |
19.市川準が映画のコードを総動員して村上春樹作品の映像化を試みた、というような印象を持ちました。そして、かなり成功していると思います。原作は未読だけど、小説の中の文章をそのままシナリオに転用していると思える部分が多々あった。彼の文章を映像にすると、結果として限りなく詩的なエッセイに接近するようです。ストーリーらしきものが無く、シチュエーションの断片が積み上がる。それぞれのシチュエーションに登場人物がどのように感じたかは語られるが、「なぜ」そのように感じたかは語られない。ただ、そこからは哀しみや孤独だけが立ち昇ってくる。事象の表層から、特定の感情だけをすくい取り、まるで人は何かを失くすために生きているように見せる。それを繊細と感じる人もいれば、意味不明と憤る人もいるだろう。私は村上文学のテーマは「喪失感の描き分け」と思っていますが、本作からはそのエッセンスが十分に伝わってきました。通常の文法で映画を作るとこの味わいは得られない。本作が面白いかどうかは別にしても、私は拍手したいです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-02 15:27:05) |
18.原作未読。予備知識なし。緩やかに流れる画面がトニーの幼少時からの歳月の過ぎ行く様と合致します。独りから二人に、そして独りに。感情の機微が滲み出るイッセー尾形の演技は見事。音楽は不要に思いました。 |
17.美しい映像と美しい音楽。そして中身はからっぽ。 原作も読んでいますが、印象も記憶も薄かったためどのくらい話を広げるのかと思いきや、広がりもせず訴えかけもこない内容に。そこがいい。観るタイミング、場所…色々な要素できっと観終わったあとの印象は変わると思う。僕自身、数年前に違うところで観たり、数年後に誰かと観たら0点の可能性だってある。とにかく、無心ですばらしい時間を過せました。グレーっぽい映像は本当に美しく完璧だと思います。 【はんにまる】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-05-20 00:45:38) |
16.流石にこれは無いだろう…奇をてらって完全に失敗してる感じ。何の効果も生み出してないし。 【デフォルトモード】さん [DVD(字幕)] 0点(2009-01-23 20:19:00) |
15.仮に画面を消して、音だけで聴いたとしても、一編のラジオドラマとして成立しないこともないぐらいの言葉による説明ぶり。ということは、一人前の映画とはいいがたいのだ、これは。ただ、淡いパステル画のような独特の雰囲気は捨てがたい。とはいえ、尺が短かすぎて、少々食い足りない。もっと映画として熟させれば名作になったかもしれない、残念な作品。 【goro】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-10-03 03:04:44) |
14. イメージ映像付き朗読劇というか小説のPVという感じですね。ややもすると退屈になりがちな手法ではありますが、この作品は村上春樹の世界観と市川準の映像、坂本龍一の音楽が上手くマッチしていて観ていて心地良かったです。ただ、イッセー尾形の学生役はちょっと無理が・・・・・ 【TM】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-07-01 10:48:35) |
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13.予想していたよりは良くなかったです。 女性から観ればいい映画にうつるかもしれませんが、男性の私からしたら辛い映画です。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-10 20:04:18) |
12.この映画には独特な雰囲気がある。空気感がある。観れば分かる。それを感じるだけでもすごく刺激的だ。普通の映画に比べておおすぎる朗読、すくなすぎる音、短すぎる上映時間。そういう比較が虚しく思えるほど、この映画は表現したいことのために表現できているという意味で完結している。映画の中でトニー滝谷の孤独が感じられたことで、僕は、孤独なのは僕だけじゃないと思えた。孤独なものどうしが逆説的に共感し合えるなんて素敵ではないか。 |
【魚】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-04-20 03:05:42) |
10.ときおり吹く風が浮遊感を醸し出していて良かった。 【michell】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-03-05 00:09:11) |
9.とても静かな作品。抑揚は無いがシーンの切り替えはリズムがよく、短い時間も好感がもてる。イッセー尾形と宮沢りえは2人とも好きな俳優なのでよかったのかもしれない。まるで空に浮いているかのように美しい映像。坂を駆け上がってくる宮沢りえが印象的。秀作。 【カリプソ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-02-01 01:11:44) |
8.村上春樹の創り出す世界観や空気の捕らえ方が素晴らしい。現実世界なんでしょうが現実味を帯びてないような、なんとも言い難い不思議な世界。 淡々と進む物語をナレーターがいい具合で一体となっていて雰囲気は○。 しかし誰にでもオススメできる作品ではないですね。僕も正直、途中は眠くなってしまいました。それにしてもこういった新しい試み、嬉しいですよね。 【ライトニングボルト】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-01-06 21:05:47) |
7.西島秀俊の抑揚の無い声はナレーションではなく、【はちかつぎ】さんのお書きの通り「朗読」。演者達に生気は感じられず、彼らは読み上げられる物語に沿って動く人形。それを彩る静かなカメラワークと坂本教授のピアノ伴奏。本作は完全にサウンドノベル。時折、「劇」と「朗読」に接点が設けられてましたが、こうでもしないと映像が朗読に負けてしまうんだと思う。そんな訳で、本作を観てても、とても「映画鑑賞」してる気分にはなれない。かと言って「読書」してる気分でもない微妙な感じ。室内シーンも含めた大部分を屋外セットで撮ってたり、確かにこれは実験作です、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-06-28 00:03:59) |
6.映画を観ながら、小説を読んでいる。そんな体験ができる不思議な映画です。 【paraben】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-22 15:51:02) |
5.村上春樹の原作の持つ空気が、うまく出ていると思います。絵画のような映像は、映画というより絵本や紙芝居を見るような感じ。でも宮沢りえがいなければ、厳しかったかも知れない・・と思うほど宮沢りえがハマリ役です。すごくいい。春樹が小説で描く世界というのは、実は根底の部分ではすごくエグイのですが、この映画は表層だけを、その空気だけをうまく切り取って見せてくれてます。映画としてうまく昇華したのではないでしょうか。音楽もあいまって、なんてことないシーンで何度も涙がぽろぽろ・・・ひとりで見て良かったです。エンドロールの辺りからもジワジワ、かなり後までひっぱってしまいました。良作。 【タマクロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-29 17:56:46) |
4.素晴らしかったと思う。小説の映画化作品というものは多々あるけど、この映画ほど、小説の世界観が直接に伝わってくる作品は無かったと思う。まるで映像の中に、文体とそれが伝えるものが、うっすらと浮かんでくるようだった。 市川準監督らしい、淡々としたカメラワークの中で、二人の素晴らしい俳優が、これが映画であるということを忘れさせるくらいに、静かに、確実に、息づいていた。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-16 02:08:15) |