98.今作の主演で、14回目のアカデミー賞ノミネートを果たしたメリル・ストリープ(2010年現在では更に伸ばして16回!)。 ぱっと見ラブコメ的な雰囲気満載な今作でのノミネートは、流石に疑問を感じてしまっていたが、鑑賞してみて納得。巧すぎる。 絶対君主的なキャリアウーマンを、ある部分においては神々しささえ感じてしまう程にクールに表現していて、冒頭の登場シーン時点で脱帽してしまった。 作品自体も、決して安直なラブコメなどではなく、ファッション業界のトップ・オブ・トップを舞台に、女性の仕事に対する真摯な姿をテンポ良く描いた良作だと思う。 ファッションに無関心な新人社員が、持ち前の気概と隠れ持った(実は全然隠れてはないけれど)美貌を徐々に発揮していくことで、頭角をあらわす様には、とてもファッショナブルなエンターテイメント性と、スポ根的な要素が混じり、ユニークだった。 そして、節々には、女性が現代社会において仕事に従事することに対して未だ残る難しさと、可能性を示し、娯楽性から一転して社会性を見せる映画でもあった。 タイトルとパッケージが伝えるものよりも、遥かに深いテーマ性が存在する作品だと思う。 アン・ハサウェイもかわゆい。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-09 23:52:00) (良:2票) |
【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2023-07-11 21:57:31) (良:1票) |
96.たしかにファッションは眼の保養にはなりましたけどね… まずメリル・ストリープは「これぐらい出来て当たりまえ」の余裕で好演。まあこの役は、現在のハリウッド女優陣を見まわしても彼女以外には考えられないキャスティングでしょう。アン・ハサウェイも好演ですけど、しかし皆さん、このアンドレアと言うキャラに好感が持てます? まあ予定調和通りの展開なのであまり眼くじら立ててもしょうがないけど、この女、結局ファッション業界から何も得るものがなかったみたいなのは情けない(ミランダからはいろいろ学んだみたいですが)。そしてなんかジャーナリストがファッション業界よりステイタスが高い様な描かれかたもどうなんでしょうか、マスコミだってしょせんゲスの集まりみたいなもんですよ。人使いの荒い有能な上司なんてどの業界にもいるもんですよね、プラダは着てないかもしれませんが(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-10-15 22:59:57) (良:1票) |
95.あんまり期待していなかった作品だっただけに、出だしの着替えシーンから「おおっ?いいじゃない♪」と、上々の滑り出し。 ファッション誌の編集部もありえなきゃ、鬼上司ミランダもかなりデフォルメされたキャラクターだが、メリル・ストリープの存在感と、演技力で有無を言わさぬ説得力あるものになっている。 特に、「ファッションなんて…」という主人公に対して、彼女自身が何気なく選んだセーターの青をとりあげて、ファッション界の奥深さを思い知らせるシーンで、この役にグッと厚みが加わったと思う。 仕事と私生活のバランス問題に関して言えば、圧倒的に「ジャーナリスト」の方がハードだとわたしは思うけど、若く優秀でとっても可愛いアン・ハサウェイに、思わず“good luck”を言いたくなる、さわやかなラストもいい。 【poppo】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-27 13:12:14) (良:1票) |
94.ファッション界、というとかなり特殊な職場に感じられる。 実際、私がトンと無縁な世界ではあるのだが分かり易い作りで好感が持てる。 アン・ハサウェイとメリル・ストリープ、二人の絶妙な関係、距離感が堪らない。 ありがちな綺麗な部分だけじゃなく、その世界に生きる人たちの内側を デフォルメしつつ掻い摘み上手いこと小じんまりとまとめている。 エミリーに対するフォロー、ミランダから離れるラストなどスッキリできる。 シーン毎の各人物の言葉、着眼点を変えればまた違った面白さが見出せるかも? アンドレアとミランダの仕事の決着、その着地点にはやや不満が残る。 その他諸々ありますが、やっぱりメリルって素晴らしい女優だなとしみじみ感じました。 加えると、変身しないアンも素敵。いや、厳密に言うと”変身しないアンが素敵”。 序盤に「コツコツ」らにダメ出しされた、ダサダサのセーター。 いやダサくないよ?全然ダサくないよ?特にお胸の辺りが最高・・。 【HIGEニズム】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-09 18:36:38) (良:1票) |
93.主人公さん,最後に大事なことに気付いてよかったね.でもその前に,目がでか過ぎることに気付いてほしいな.ミライさんもブライト艦長もそんな目はしてませんでしたよ. 【マー君】さん [DVD(吹替)] 4点(2008-04-26 14:41:17) (笑:1票) |
92.観賞後、スッキリ、しない。感涙出来ない。ココロに強く響くものもない。 しかしなんだろう、この良質感は。 【ジャイロボーラー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-12 02:33:40) (笑:1票) |
91.これは異文化コミュニケーションですね。自分が興味ない物を軽蔑する傾向にあるのは皆同じ。文学志向の才女が、ファッション界のあこがれの職場に就職するところは無理があったんですが、そこに染まらず、軽蔑していた文化を認める過程は共感をもてました。そう、食わず嫌いは良くないです。偏見だけでは何も解決しない。文化として残っている、と言うか繁栄しているものの奥は深い。無造作に着ているセーターの青の色にも、ファッション界の歴史と文化の価値を語るミランダは魅力的だ。彼女が、仕事と家庭の種類の違う難題に苦悩する演技はなかなか味があって良かった。最近稀に見る名演技ですね。面接先への推薦の言葉は、異文化の価値を認めた大人の対応だ。文学の世界がどんなもんか知らないが、彼女の価値を認めないなら許さないよ。そういうもんだろうな、見直したよ、メリル。 【パセリセージ】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-07-09 00:22:51) (良:1票) |
90.物語が進むに連れてヒロインの魅力がどんどん落ちていく。 同僚の仕事を奪ったり、浮気をしたり、でも、そうなったのは自分の責任ではなく、そうするしか仕方がなかったという論法。 挙句の果てには、そこまでして手に入れた地位を無責任に放り出すという我侭さ。 まさにプラダを着た悪魔である。 僕としては、こんな女は地獄に落ちてしまえばいいと思うんだけど、まあ、こんなラストもありなのかも知れないね。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-06-04 05:19:33) (良:1票) |
89.仕事が忙しくてプライベートがあそこまでどんどんなくなっていくというのはアメリカにしては珍しいことなのだろう。仕事に打ち込むということには理解できるが、所詮、雑誌の編集長の秘書というなんだか創造性とか独創性のあまりない仕事であり、この仕事に対するこだわりという意味では共感できるものがなかった。 【HK】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-05-05 23:20:40) (良:1票) |
|
88.ミランダの、足先からメガネまで(白髪も似合う)キマってる登場の仕方はカッコいいの一言。しかも家で支度してるのが想像できない所が彼女の鉄壁ッぷりに拍車を掛けている。そしてメイクを落としたら反対に脆くなってしまうのも、流石はメリルストリープだな、と言ったところか。アンサハウェイもしっかり頑張ってる感じが出ていて良い。しかし、彼氏も彼氏だ。男が誕生日をすっぽかされたくらいでなんて。そうじゃないとしても、お互いに働いているのだから、もう少し相手に対する理解がほしい。軟派な作家さんはもういいとして。その他の設定にも納得できない部分は多々あるが、作品全体にこれでもかと登場するファッションショーのような服たち。(アンディの服がコロコロ変わるシーンはよくある手だが良いと思った。)そして音楽。テンポのいい話に合っている。最後の2人が視線を交わすシーンは微笑ましい気分になった。 【よーこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-01-16 17:49:51) (良:1票) |
87.脳天突き刺す楽しさ。 ファッション好きにはたまらない。 よくぞ我々の為にコレを作ってくれたものだ。 素晴らしくハイセンス。 しかも全部給料つぎ込む勢いならば ギリギリでオフィスレディーに届く範囲のスタイルを提供してくれる。 まるで映画のファッション雑誌。 同じストーリーでいいから、毎年毎季節リメークしてほしい。 ハイセンスなスタイルで働く日常の女性軍を見ることは、 パリコレのステージのモデル達を見るよりもはるかに楽しい。 ストーリーはつっこみどころ満載だが、そこに捕らわれて説明過剰になることもなく 勢いがあって、むしろ潔良い。 オープニングで、美女達が朝起きて颯爽と下着を着け服を着て靴を履き化粧をして町へ繰り出す姿。 日常の美しい女の緊張感。 これほど輝くものなのか。 これほど爽快なものなのか。 デビル(メリル)は後半になればなるほどノッてくる。 最初は101デビルの香がしたが、ラストには完全な別人格のデビルの完成を得ていた。 見事。 【夢の中】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-15 14:24:12) (良:1票) |
86.世紀の名作!とは言わないけど、今の自分がとても共感できる内容でした。 働く(戦う)女性の今って感じの内容です。女同士の戦いって紹介されているけれど、アンハサウェイがメリルストリープに挑み、成長していくって話かな。 仕事に夢中になりすぎて、恋人と上手く行かなくなったりとかリアルだよねぇ。日本でもアメリカでも、そんなに変わらないんですかね。お友達も恋人も、アンディがのめりこんでいくのがステキなファッション♪おしゃれにめざめたOLな私、ではなく、凄まじく仕事の出来る上司との息を抜けない緊張感の中での仕事だってことに、理解してくれないんですね。 前半の冴えないアンディの青いセーターに対するミランダの「その青は私達がここで選らんだ色」だというセリフ、後半のアンディがミランダを擁護して言う「彼女が男性だったなら、人々は有能な人だというでしょう」というセリフがとてもよかったです。仕事に対する誇りと、上司に対する尊敬と理解ですね。 ラストシーンで、アンディがピンヒールをはいて歩いていくところもいいです。 あー、アンディの恋人と、ちょっかい出してくる人のどちらも素敵でないところだけ減点 【なつこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-11-26 22:55:17) (良:1票) |
85.いやあ、もう何て言えば良いのかなあ?とにかくかっこ良い。何がって?もうオープニングのKTタンストールの歌う「Suddenly I See」に乗って女性達が着替えて出てくる所からして、凄くかっこ良い。そのまんま大きなスクリーンへと眼が釘付けのまま最後まで思い切り楽しむことが出来ました。悪魔のような女のメリル・ストリープ演じるクソ上司ぶりがたまりません。本来ならストレスたまっても何も不思議がない筈なのに、何だ?この爽快感は?そんな嫌な上司ミランダの登場するシーンの緊張感はまるでサスペンス映画でも観ているかのような緊迫感に包まれ、そして、そんな上司の下でああだこうだと色々命令されながらもそれでも必死になって頑張るアン・ハサウェイ演じるアンドレアをついつい応援したくなります。そのぐらい感情移入してしまった。この二人の女と女の戦い、女性としての強さと哀しさ、弱さみたいなものが見事に描かれていて、びっくりしました。ここまで面白い作品だとは正直、観るまでは思ってませんでした。美しいアメリカはニューヨークの街並みとフランスはパリの街並みと素晴らしい音楽と華麗なるファションの数々、それだけでもかなり観る価値があると思えるぐらいのこの美しさ、単なるファション業界のドラマではない楽しさというものがこの作品の中にはあるような気がします。終わり方もとても清々しくて本当に気持ちが良い。久しぶりにアメリカ映画を観て気持ちが良いそんな感じがする本当に素晴らしい作品です。完全に予想を大きく上回る作品でした。少なくとも私にとっては今の所、2006年映画館で観た外国映画の中では一番気持ちの良い映画です。それにしてもメリル・ストリープの上手さは凄いとしか言いようがないぐらいの上手さだし、アン・ハサウェイも物凄い可愛いし、それと観終わった後、サントラ欲しくなる人、多いんじゃないかなあ! 【青観】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-11-21 22:27:19) (良:1票) |
84.画面に釘付けになるような作品ではありませんが、全体的にそこそこ気軽に楽しみました。ストーリーや演技はオーバーですが、どたばたコメディ映画なのでそれで良いと思います。自分がいちばん好きだったのはエミリー役のエミリー・ブラントですね。性格も容姿、ファッションもいちばん魅力的でしたし、最後は彼女にも幸せになってほしかったです。一方、アンディの彼氏のネイトは自分勝手な男で、なんであれほど一生懸命にがんばっているアンディを心の底から応援しないのか、、、こういう人は苦手です。。。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2025-01-25 04:24:42) |
83.ダサすぎると言われたアンディですが、私にはダサく見えませんでした。笑 【東京ロッキー】さん [インターネット(吹替)] 7点(2024-05-27 14:06:56) |
82.面白かったなー。要求が高いボスってのはどこの業界にもどんな会社にも居そうだ。優秀な部下は長持ちする分大変だ。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-09-15 19:08:45) |
【海牛大夫】さん [地上波(吹替)] 7点(2020-12-05 22:28:01) |
80.仕事に恋に、悩んだ時に観るといい。 最後にはスッキリできて良い映画でした。 プラダの悪魔もいい味してます。 アンディが終始ひたすらカワイイ。 キレイに着飾ったアンディも良かったけれど、 やっぱり質素な「自分」を持ってるアンディが好きでした。 【愛野弾丸】さん [地上波(字幕)] 8点(2020-10-25 10:56:25) |
79.2020年に初めて見て、劇中でマドンナの大昔のヒット曲「VOGUE」がかかっていて 「え…これってそんなに古い映画!?」って驚きました。 まぁアンハサウェイやエミリーブラントがめちゃくちゃ若いのでそれくらい古いものだとは思っていましたが。 ミランダが着ているコートの毛皮率が高かったのも、古い印象。 今では動物愛護の観点で、毛皮を扱わない宣言をしているハイブランドがほとんどですから。 女のキャリア追求っていうテーマも古さはあります。 時代を反映してる映画の宿命ですね。 それでも次々出てくるステキなファッションは見ていて目の保養になるし、自分も特に太っているわけではないけれど、もっと体をひきしめたいなっていうモチベーションにも繋がりますね。 スタンリーおじさんは、字幕では通常の男言葉だけれど、ちょっとオネェ入ってるイメージ。 「あんた、ダサい恰好してるとナメられちゃうわよ?ほら、この靴をあげるから履いてみなさいな!」 みたいな。 映画の内容というより、それこそVOGUE誌のページをめくるような、見ているだけでいいやぁ~っていう気分にさせてくれるオシャレな映画。 【フィンセント】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-09-27 18:25:18) |