50.公開当時に興味はあったのだけれど、みんシネでの平均点を見て劇場に足を運ぶのをやめてました。DVDで鑑賞して、『それほど悪くないじゃん』と思った。実在のマリーアントワネットって本当にこんな感じの人だったんじゃないかな。かわいいものとか楽しいことが好きで、世の中の事を考えてたりできる人じゃなかったんじゃないかな。だから劇中のピンクのマカロンやドレスがすごくかわいく映っていて、マリーの心理描写や革命に至るまでの説明が少ないのは、主人公の脳内にあわせて映画を作っていると思うと納得がいきました。もしかしたらこの人、自分の処刑の時も「あれー?」と思いながら階段を上っていったのかもしれないと思う。この映画を見て思うのは、皇室と政治家の違いです。政治家は職業だから、自分の意志で選べるし、合わなかったとしても最悪の場合転職が可能だけれど、皇室はそうじゃないもんね。だから日本の皇族の皆さんの結婚相手について、昔は「相手も自分で見つけられないのか(甲斐性無し)」と思っていましたが、現在は納得がいきます。安い週刊誌のバッシング記事は見ないようにしようと思いました。雅子妃には元気になってほしいです。とかいろいろ考えちゃいました。7点献上です。 【キュウリと蜂蜜】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-03 22:27:24) (良:2票) |
49.ソフィア・コッポラの映画はまあまあ面白いんだけど、決定的な何かが欠けている。『ロスト・イン・トランスレーション』で「日本」との接点をまったく描かなかったように、今作では「男」をまったく描いていない。頼りないルイ16世やら愛人を囲うルイ15世やらプレイボーイの北欧の貴族やら・・・。彼らは、マリーの孤独を際だたせるためだけに存在しているキャラで、それは『ロスト・・』での「日本」の役割とまったく同じだ。ぼくが気に入らないのは、ソフィア自身、それを確信犯でやっているっぽいところ。「日本のことなんてわからないけど、何か?」「男なんてわからないけど、何か?」という開き直った態度の上に彼女の映画は成り立っている。こんなガーリーで自己中な哲学はインディーでやってるぶんには新鮮で楽しいけど、もうそろそろ飽きてきました。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-02-05 14:50:57) (良:2票) |
48.フランス政府からヴェルサイユ宮殿での撮影を許可され、一種の「お墨付き」を貰った形になりながらも、フランス国民からは総スカンを食らったという、正にマリー・アントワネットの人生を地で行くアメリカ製フランス宮廷映画は、「ヴァージン・スーサイズ」風のポップな少女趣味と、「ロスト・イン・トランスレーション」風の浅い異国情緒をミックスさせた、全くソフィア・コッポラらしい仕上がり。しかも本物の宮殿や壮麗なセット、絢爛な衣装等をインディーズ風の発色の悪い手持ちカメラで撮影するという、「宝の持ち腐れ」も甚だしい演出。時代感と現代的なポップ感の融合も中途半端。また、彼女の心の変遷が全く伝わってこない脚本も、何が言いたかったのかさっぱり解りません。朝の「儀式」のリピートの最後は、つい頭の中で“It's showtime, folks!”と叫んでしまいました…。もうこの人は映画を作るのは止めて、女性誌の編集者にでもなった方が良いんじゃないの、4点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-02-03 00:04:46) (良:2票) |
47.「マリー・アントワネット」というタイトルが示すように、もちろんこの映画はマリー・アントワネットという実在のフランス王妃の半生を描いた作品である。 が、いかにもな史劇的な色合いはこの映画世界にはまったくない。フランス史に明るくない者、マリー・アントワネットという人物自体をよく知らない者にとっては、結局どういう状況でどういう人生を送った人物なのかということが、最終的によく分からない映画かもしれない。歴史的な掘り下げや、人物関係の説明がほとんどないのだから当然だろう。 そもそもソフィア・コッポラという女流監督が描きたかったのは、フランス史の中のマリー・アントワネットではなく、ただその時代に生きたマリー・アントワネットという一人の女性そのものの、文字通り“等身大”の姿だったのだろう。 だからこそ、映画の大半は、豪華で煌びやかで、ある意味滑稽な宮廷社会の中で、時に奔放に、時に繊細に、一日一日の生活を送り、妻となり、母となり、王妃となる一人の女性のそのままの姿を延々と描いたのだと思う。 そこに具体的なドラマ性はほとんどない。なのに、最終的には彼女の生き様が、その哀愁が、心に染み渡ってきた。不思議だ。何気なく描き連ねた人間描写の中に、実に巧みにキャラクターの本質が浮かび上がってくる。 この繊細な人間描写こそ若くして巨匠のDNAを確実に受け継ぐソフィア・コッポラという監督の“チカラ”だと思う。 等身大の“女性”としてのマリー・アントワネットを、人間としてとてもキュートに表現してみせたキルスティン・ダンストも素晴らしかった。 「史劇」を「青春」として描くことを貫き、完成させてみせたとてもユニークで、良い映画だったと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-29 23:54:16) (良:1票)(笑:1票) |
46.キルスティン・ダンストはうまいと思うが、あの容姿がマリーアントワネットにふさわしいとは思えない。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-09-07 08:13:27) (良:1票) |
45.機内鑑賞。ソフィア・コッポラらしさも、周知のマリー・アントワネットの人生の前では白々しかった。こういう主人公に対しての新しいアプローチをすることはとても難しいことなのだろうと思った。 それと、キルティン・ダンストには荷の多すぎる役に思えた。 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-03-31 03:36:06) (良:1票) |
44.そですネ・・・。six-coinサンの言うとおりなのかもしれません。飛躍し過ぎてるかもしれないケド,「宮廷」の生活は今のこの自分自身の生活に置き換えるコトができるのかもしれないなぁと思いました。今の世の中,ほんとモノがあふれてて,いろんな物無駄使いして,でも自分の意思で「ココ」にきたんぢゃないって言い訳して,外の世界に目を向けようとせず,勝手に孤独になって,狂気を起こす。えー,某アニメで「等価交換」とゆう言葉がありましたが,そうなんデスよね~。キレイな靴も,おべべも,おいしいお菓子も,国をちゃんと治めてはじめて,手に入れるコトができる。知らなかったではすまされない。それだけのことを,民は求めてる。でも,女目線から見てしまうと,あれはだんながちょっとヘタレすぎたような・・・・。もうちょっと,妻も国も真正面から向き合ってあげて欲しかったデス。 【小星】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-22 00:04:59) (良:1票) |
43.綺麗なドレスや美味しいお菓子や素敵なインテリアだけでは、ちっともおもしろくないということは良く分かった。 制作に日本の会社が名前を連ねてるなら、いっそbased on『ベルばら』でやったほうが良かったのに。キルスティン・ダンストは可愛かった。 【豆治】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-01-21 00:02:32) (良:1票) |
42.公開当時、若いパートナーに押し切られて不覚にも劇場で鑑賞しました。主人公マリー・アントワネットはとてもかわいいのですが、顔つきが今風でゴシック調には全く合っていないと感じ、更には音楽もガレージバンド風のものが多く、当時は違和感ばかり感じた作品でした(キルスティン・ダンストは大好きですが)。15年ぶりに落ち着いて再鑑賞してみるとこれが意外にも結構素敵に仕上がっていて、当時、低評価を下した私自身の思慮が浅いことが露呈する結果となりました。 大前提としてソフィア監督自身はフランス革命など一切描くつもりなどなく、あくまで若いマリー・アントワネットを若い感性でガールズムービーに仕立て上げ、そしてそれを若い観客に見せたかったというのがこの映画の正しい解釈だと思われます。要するにこの映画に歴史的な黒い部分、またそれに向かう深いドラマ性などを期待する方が間違っていて、ソフィア監督はそんなことは百も承知(というか意図的に)、きらびやかな少女の部分だけを切り取った新しい切り口のマリー・アントワネットを作ったのです。(コンバースを紛れ込ませてあるという逸話からもそれは明らか) ただし、ソフィア監督も真の映画人コッポラ一族の直系なので、ガレージバンド風の楽曲や今風の眉毛と口を半開きにしたマリー(ダンスト)のガールズ描写を意図的に見せつつも、カメラワーク・美術・衣装はかなりしっかりしています。これらのスタッフは一流だったことも同時に理解することができます。 ある意味、ソフィア・コッポラとマリー・アントワネットは境遇が似ていないとは言えず、親が偉大過ぎるがゆえに周りの物事が自動的に働き、少女として自分の感情を挟む余地がないという「どうにもならなかった子供時代」をこの作品に落とし込みたかったのかもしれません。そんな中途半端な事をしてしまったが故に、何となく全体的に散漫な作品に仕上がってしまったものと思われます。 総じてよく判らない映画なのは事実ですが、監督の意図する切り口さえ見誤らなければ、これはこれで評価できる映画だったと思います。出来れば国境を越えた後は全編フランス語を徹底していただければより面白かったような気がします。今更ではありますが評価し直してこの点数と致しました。 【アラジン2014】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-08-09 16:18:14) |
41.マリー・アントワネットの退屈な日々を、見る側にも追体験してもらおうという趣旨でしょうか。だとすれば、おおいに成功していると思います。きっとあえて省略したのでしょうが、やっぱり終盤の革命時における不安や恐怖や葛藤や転落の日々、それにフェルゼンとの顛末など、もう少し詳しく見たかったなと。中盤まではそのギャップを描くための壮大な前フリかとも思ったのですが、前フリだけで終わってしまいました。 それにしてもキルスティン・ダンストというのは、ものすごく若くも見えるし、ものすごくオバサンにも見えます。その妙な魅力が、せめてもの〝退屈しのぎ〟になりました。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-24 21:43:26) |
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40.中途半端にシリアスっぽく、中途半端に前衛的。要するに、監督も自分が何をやりたいのか分かっていなかったのではないだろうか。結果、中身に何のテーマ性も存在せず、完全に衣装負けしてしまっている。大体、「ベルサイユのばら」というアントワネット関連芸術の金字塔を知っている日本人に、このレベルのものを見せてはいかんよ。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-02-20 00:21:13) |
39.ソフィア・コッポラのしたかったことがストレートに伝わるポップでキュート、少女趣味爆裂のブルボン絵巻。舞い散るフリルとレースの層に目がちかちか。ピンクでゴールドな小物の数々、可憐なお菓子。気合てんこもりの美術に目くらましをかけられそうになるけれど、K・ダンストのマリーは無邪気な女子高生みたいで、いやあだって当時14才で嫁いだという史実を思えば実際ほんとにこんなお嬢さんだったのじゃないかしらと思わせて好演だったと思う。後半の暗さは物語のボルテージを一気に下げてしまって、中途半端。マリーアントワネットをポップアイドル仕立てにしたかったのなら、あの革命をも軽やかに生き抜いたくらいの創作をしても良かったのかも。ソフィア・コッポラにタランティーノばりの胆力が無かったのは残念だ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-12 00:40:14) |
38.衣装・調度などは綺麗でしたが、とにかく眠気を堪えるのが精一杯でした。 【源八】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-12-07 10:44:31) |
37.ソフィア・コッポラが再びキルスティン・ダンストと組んで撮ったブルボン王朝絵巻。 ソフィアは「ヴァージン・スーサイズ」もそうですが少女趣味なのですよね。 デコラティヴなお菓子・ドレス・靴の向こうに空虚さが透けて見えそうで見えないもどかしさ。 「ベルばら」ファンでなくとも、「錠前屋」ルイ16世やフェルゼンはいてもオスカルやアンドレがいない…と思ってしまう不思議。 きれいなもの、おいしいものが好きな女性の小部屋。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-25 07:00:01) |
36.ポップな音楽、キュートなマリー・アントワネットに会いたいなら是非。 歴史を忠実に再現した史劇ではないので、そこを期待する人にはきついだろうが、マリー・アントワネットが出てくる全く別の世界の物語ととらえれば実に面白い。 コッポラ監督のセンスが滲み出る作品。 |
35.マリーアントワネットが感じた窮屈さ・退屈さを、映画のつまらなさによって伝えるという変わった作品。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 1点(2010-12-13 02:49:40) |
34.衣装や映像は綺麗でしたね。内容は空っぽでしたけど…。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-10-03 19:56:13) |
33.毎日毎日贅をつくし、トランプ遊びにふけっていたというのはつまり、すげー暇だったということだろう。それに耐えられる人ならいいが、耐えられない人だったらばさぞかし辛いだろう。そりゃあ失政もするわ。 |
32.無邪気で可愛いお馬鹿さんの悲劇。そこで終わるならいっそ写真集でいいのでは?と思うような内容ではあったが、実際そのつもりで見ているとそれなりに目に美味しく楽しめた。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-15 22:07:32) |
31.そこら辺の女子高生が、突然タイムマシーンに乗って、アントワネットになったという感じの印象。。 色鮮やかな服やスイーツなどは一見の価値はありますが。。。(悩) 【カモネギ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-03 01:07:37) |