27.久々に良質なアイデンティティのある日本映画見た気がするな。しかしまあ内田有紀が素晴らしかった。こんな主人公のこんなストーリーをよく演じきれるな。汚いシーンや下品なシーン、内田有紀の健康的イメージと綺麗さが無ければ評価は変わってしまったかもしれん。彼女の底抜けの明るさと男勝りの強さ、かつそういうシーンでなくても漂う色気は自然体で、素の彼女もこんな感じなのかなと思わされる。日本のキャメロン・ディアス(しかもキャメロンより上品だ)。シニカルである部分社会派でエロティックでシリアスでしかもコメディ。「ユニーク」な登場人物の数々。8点級だがもっと長く見ていたいと思えた希有な作品なので+1 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-06-04 06:48:41) (良:3票) |
26. 内田有紀、はじけてましたね。アイドル時代にはない魅力が出ていました。一皮むける、って表現がありますが、そういう感じだと思いました。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-06-13 20:15:32) (良:1票) |
25.復活の内田有紀を見に行ったらまさしく内田有紀が復活する映画でした。もしやあいつとの夫婦生活はこんな具合(前の夫の方)だったのか(面白くなさそうだしあいつ)とか思って観てたりしません(笑)。あ、それで配役してたとしたら松尾スズキってすごいぞ。で、その松尾監督は、「恋の門」よりもずっと上手にそつなくなってました。普通にお金払って観ても損しない完成度。豪華俳優陣の濃い演技を、哀しさと優しさと笑いと希望でバランス良く配置した良い映画でした。そんでもって、30代であれだけアップに堪える内田有紀はTENKAを取れるかもと、野望の7点! 【nazu】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-10-30 00:36:34) (良:1票) |
24.松尾スズキの長編監督作品第二作目となった今作は、「日常」から唐突に精神病棟という「異世界」に放り込まれた主人公の精神世界を、病棟における群像と共に、繊細にエキセントリックに描き出す。 フリーライターの主人公は、精神病棟の非日常性の生活の中で、精神をかき乱されていくが、それはその環境が「異常」だからではなく、元来自分の中にあった心の「屈折」に気づいていくからだ。 すなわちそれは、「異常」は囲われた特別な世界に存在するものではなく、「日常」という世界の中のどこにでも、誰にでも存在するものだということに他ならない。 だからこそ、"クワイエットルーム”で目覚めた主人公は、同じその場所で、本当の意味で“目覚める”ことができたのだと思う。 松尾スズキの異色的な世界観の中で、巧い役者たちの生々しい息づかいがスバラシイ。 特に久しぶりに映画主演復帰を果たした内田有紀の存在感は素晴らしく、生まれ持った華々しさとともに、とても魅力的な女優への変貌は驚きと期待感に溢れていた。 きっと誰しも“苦悩”はあり、故に誰しも心に“闇”を携えているものなのだと思う。 それは必ずしも周囲に分かりやすい形で表われるものではなくて、本人さえ自覚がないままにひっそりと確実に浸食していき、ある時ふとしたはずみで“パチン”とはじけるものかもしれない。 ただそういう部分こそ、人間の面白さであり、何にも代え難い愛おしさなのではないだろうか。 一見のインパクトの大きさだけにはとどまらない奥深さを備えたスバラシイ映画だったと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-10-28 20:54:03) (良:1票) |
23.精神病棟や入院患者のことを描くならば、もう少し掘り下げてもいいのかな。あとオーバードーズの時の描写が徐々に明らかにされていくけど、それが特に大きな意味を持っていると感じられなかった。退院後の主人公の状況にしても同様。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-11-18 08:38:48) |
22.たぶん私がターゲット層ではなかったのですが 笑えもせず、共感もできず、退屈でした。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 2点(2017-07-18 21:34:04) |
21.コメディのセンスが自分に全くあわない映画でしたね。 私にはこの作品で何を描きたかったのかよく分からなかったね。 シリアスでもないしコメディ部分でも笑えない。というか 中途半端にコメディを出すから、話にリアリティが無くなり軽薄に感じる。 コメディで行くならそれで行ききってくれないとね精神病患者を おもしろおかしく描写されたものを笑い飛ばそうと言う気になれない。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 3点(2017-04-02 23:42:22) |
20.しっかりとした役者さんとしっかりとした監督がつくった映画。 面白い。 |
19.精神科の閉鎖病棟に強制入院、すわ日本版「カッコーの巣の上で」かと思ったが、ある意味それを上回っているようにも思う。ひとつは奇想天外なコメディ的展開、それと何とも言えぬ不思議な人物描写だ。なかでも大竹しのぶ演じる西野さん、この人がどうして病棟に入れられたのか、そのあたりを物語にすればまた別の映画が作れそうだ。ミキだって最初は蒼井優だとわからないくらい変身していたし・・・。映画の善し悪しはともかく、出演者の熱演が印象に残る映画だった。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-21 06:13:15) |
18.精神病院の閉鎖病棟が舞台なので、重いテーマを含んではいるが、松尾スズキの描き方が軽妙で重くならないのがいい。 登場するのがアクの強い人物ばかりで、面白い。 大竹しのぶはやっぱりすごい女優だ。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-12-06 17:37:30) |
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17.内田有紀は熱演でした。が、残念ながら作品としてはイマイチ。いろんな“意味ありげ”な人物が登場しましたが、いずれも掘り下げが甘いため、結局印象に残らない。ストーリーも平板で、観る者をグイグイ引き込むような力強さが欠けていた感じです。ちょうど前半に登場した、“鼻水のようなスープ”のようなベチャッとした映画でした。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 4点(2011-09-11 15:04:30) |
16.内田有紀の背中、くびれ、きゅっと細くて、抱きしめたい |
【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-01-21 18:12:07) |
14.はじめは出来の悪いコメディ?と思いましたが、これがなかなか芯があってよかったです。いい意味で期待を裏切ってもらえました。内田有紀はがんばっていましたが、個性派揃いの出演者にくわれぎみでしたね。 【あるまじろ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-16 19:41:17) |
13.蒼井優とりょうは良かったがそれに比べて主演がいまいち 【マーガレット81】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-07-10 21:22:30) |
12.個人的に内田有紀はあまり好きではないんですがこの作品での彼女の演技は素晴らしかった。軽くみえて実は深い作品。 【映画】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-22 12:55:27) |
11.◇恋の門も見ていたので、もっと軽くてシュールな映画だと思っていたら、あらら。いい方に裏切られた。◇昔見た、「17歳のカルテ」の大人版か。ウィノナとアンジー役を、内田有紀と蒼井優が抜群の存在感で魅せる。◇それにしても、内田有紀の背中と、痩せた蒼井優、どちらもキレイすぎる。 【ハクリキコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-26 06:40:10) |
10.前に見た同じ監督の「恋の門」は苦手な映画だったけれど、 これは最後まで楽しんで見れた。 ところどころクセのある演出があるし、 ストーリーもとっ散らかった印象はあるのだけど、 全体としてみると妙に味があり、妙に締まりのある内容だったと思う。 ただ、2回目を見る気持ちにはならないので1点マイナス。 【邦画好き】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-07-19 21:35:35) |
9.良い映画なので、もうちょっとガチャガチャしないで見せてもらえませんかねぇ・・・。 【さら】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-06-18 11:40:11) |
8.内田有紀と蒼井優の存在感はものすごい。内容も深い。逆説的ではあるが、この映画のもっとも深い洞察は主人公の友人、栗田が閉鎖病棟を評したセリフに現れる。「こんなに人がいるのに、こんなに孤独な場所ってほかにないもの」実は、この台詞を発した時点で、栗田の精神の脆さが表れている。本当は、「閉鎖病棟よりも現実の世界のほうが孤独である」と感じる精神のほうが強いからだ。現実を生き抜くということは、ある種の人にとっては、それだけ大変なことなのだとこの映画は教えてくれる。たぶん、それを軽いテイストで描いているところが映画としては焦点ぼけな感も否めないが、あまりに重大なことは深刻な口調で語ることすらできないという感覚は分からなくもない。とてもいい作品だと思う。 |