59.タランティーノ作品が苦手なものが多いのでずっと敬遠してたのですが、いやぁ面白かった!!何を言ってもランダ大佐でしょう!彼が出て来た時の何と言うか、コロンボというか古畑任三郎というかの感じ、追求される側に立ってハラハラする感じが堪らなく面白かった。そして全編に流れる映画愛。いつもの利己主義なタランティーノ作品にはない本気感。個人的にはパルプ以降で久々に面白かった。長い尺も感じなかったです! 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-01-31 00:46:49) (良:2票) |
58.映画を観ることの楽しさ、喜びにあふれている。これぞ映画。今年のベストは決まった。 【まぶぜたろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-11-30 21:21:52) (良:2票) |
57.すごく好き。バイオレンスな男の子の汚いおもちゃ箱をひっくり返したような(生き物の死骸が入っていそうな)おぞましさとワクワク感。それを大スターを使って、巨額の製作費を使って映画にする、芸術的なバカバカしさに拍手! 【ともとも】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-04-21 15:11:37) (良:1票) |
56.ようやく観れました。第1章の農家の緊張感溢れるやり取りからもう心をわし掴み。噂のランダ大佐の演技は確かに凄い、おもわず唸らされました。それと、やはり地下の酒場でのシーンが凄すぎる。近頃「面白いけど印象に残るシーンが少なく、平均点以上の優等生映画」しか見てなかったので、久々のタラ映画が新鮮でした。やっぱり映画は尖りに尖った印象に残るシーンがあってこそ。面白かったです。DVD買って良かった。 【bolody】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-28 00:15:16) (良:1票) |
55.とても見ごたえがあった。キャスティングが良い。ヒトラーを暗殺するアイディアが面白い。場面場面が綿密かつ丁寧に作られている。特に感じるのは、単に残酷な場面を見せるのではなく、そこへ至るまでの緊張感の盛り上げ方が素晴らしい。ただ、ストーリーに一本筋の通ったものが見当たらないのが残念。どの場面も面白いのだが、全てを見ると散らかりっぱなし。木を見て森を見なければ、文句なしの傑作。 【Gang10】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-05-29 10:15:50) (良:1票) |
54.このジャンルはタランティーノは不向きじゃないでしょうか。面白さがゼロだった。 タイトルのバスターズの活躍もちょっとだけだし。ブラピの意義以上にまずバスターズの映画じゃないの? 【カップリ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-03 13:48:38) (良:1票) |
53.ダラダラした会話をここまで魅力的に描き切った作品ってのも、(過去のタランティーの作品すらも含めて)なかなか無いんじゃあ、なかろうか。すべてが印象的、すべてが面白い。これまで、マカロニウェスタン風であったり、日本ヤクザ映画風であったり、カンフー映画風であったり、アメリカの底辺を彩る三流映画風であったり、と、世界の映画を漫遊してきたタランティーノが、ついに往年のハリウッドすなわち映画のド真ん中にやってきた、どこかそんな香りのする映画。でもやっぱり残酷~。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-08-17 23:08:25) (良:1票) |
52.「ジャッキー・ブラウン」までの抜群の構成力は大きく買っていたものの、大金をかけてB級映画を作り直しはじめた「キル・ビル」以降のタラとは相性の悪い私ですが、残念ながら本作もイマイチでした。初期3作では、クセの強いキャラクターと、一筋縄ではいかない複雑なストーリーと、それらを効果的に見せるテクニックと、そして映画マニアならではの遊び心とが絶妙に絡み合った見事な手腕を披露していたものの、それ以降のタラは印象的なキャラクターで遊ぶことのみに特化し、映画を構成するその他の要素への関心を失ったかのようです。本作においてもその傾向は続いており、ランダ大佐を筆頭としたキャラクターの作り込みは良いものの、物語は恐ろしく単純で何の捻りもありません。この単純な内容で150分を超える上映時間は長すぎるように感じます。個性的なキャラクター達による長い長い会話も面白いことは面白いのですが、これは物語における効果的なタイミングで挿入されてこそ活きるもの。すべての場面でこれをやられ、会話が映画の中心となってしまうとさすがに飽きます。基本は物語で魅せて欲しかったです。映画館主によるミッションとバスターズによるミッションとが同時に進んでいるのですから、両者を巧く絡ませるということくらいは考えられなかったのでしょうか。片方のミッションが失敗しようとした時、もう一方のミッションの存在によって当事者達も気付かないうちに危機から救われていたとか、そのような展開がいくつかあれば映画は引き締まったはずです(「パルプ・フィクション」の頃であれば、こういう工夫も当然やってたんですけどね)。私が不満に感じるのは、才能が枯れてしまった監督が全盛期よりも劣る作品を発表するのなら納得できるのですが、緊張感に満ちた本作の冒頭などを見る限りタラの才能はまだまだ衰えておらず、その気になれば「パルプ・フィクション」クラスの映画をあと数本は撮れそうな状態であるにも関わらず、その才能の一部しか使わない映画しか撮っていないということ。次回作も恐らくは好きなジャンルで遊ぶだけの映画を撮るのでしょうけど、いつかはまた商品になる映画に戻って来て欲しいものです。。。最後に、本作に快く出演し、素晴らしい演技を気前よく提供したドイツ人俳優のみなさんの姿勢には感服しました。われわれも「パールハーバー」ごときで目くじらを立ててる場合じゃありませんな。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2010-08-01 20:02:45) (良:1票) |
51.ヴァルツの為の映画。ブラピなんて刺身のツマにもなってないし。 【Junker】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-15 18:30:25) (笑:1票) |
50.え?この映画、152分もあったの?ってくらい時間を感じさせなかった。つまり、おもしろかった。最後の劇場シーンは鳥肌もんだった。こんな映画は久しぶり。映画の中のそれぞれのシーンの構図も、色々工夫されてて、目が離せなかった。ユダヤ人の女性の喫茶店でタバコを吹かしながら本を読むシーン、手の銃を素早く打ち込むシーン、もちろん、クライマックスの劇場シーン、その他の様々なシーンが、かっちょよいって思えたし、次はどんな風に見せてくれるの?てワクワクできた。緊張感もある。しずか~にきて、いきなり人を殺すってのが、やっぱ俺好み。この間に緊張感をもたせ、本当にうまいタイミングで、こっちをのせてくれる。たまに裏切ってくれる。ただ、監督が来日した時、戦争シーンはないよって、ヘラヘラした顔でヘラヘラしていたけど、あのヘラヘラに騙されてはいけない、戦争シーンはなくても、エグイシーンはちゃんとある。ヘラヘラしてても仕事はきっちりこなしている。嫁と見にいったけど、嫁はエグイシーンが苦手なので、何度か目を覆っていた。しかしそれでもおもしろいと言っていた。エグさがおもしろさを削いでるわけじゃなさそーだ。テンポもよかった。余計なシーンはすっ飛ばしてくれてる。緊張感とそれを構築するためのシーン、人物を描くためのシーン、物語を進行させるシーン、監督が特にこだわってるシーンだけを、スパッと見せてくれる。それでも152分もあるんだから、よほどすべてのシーンに自信があったんだろう。ただ、どのシーンも無駄には見えなかったのは、俺がよっぽど物語に飢えてるのか?それとも退屈しらずなのか?この監督と感性があってるのか?よくわかりません。でも退屈な映画は1時間でもしんどいから、好きなんでしょう。この監督の撮り方が。 【なにわ君】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-22 14:12:14) (良:1票) |
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49.オープニングのシーン。美しいロケーションの中を走ってくるサイドカー、美しい娘と厭らしいナチの大佐という対比からなる緊迫感。 掴みはオッケーだ。いや、オッケー過ぎるだろう。 息をつめて見つめる会話の中、異常な音量を持って響く雑音。息をのむ銃撃戦の残酷な爽快さ。とびきり美しい構図を持った映像。 いやもう傑作でしょう、これ。 長い長い会話シーン、「こう来ちゃうの?まさか、あんなことになっちゃうの??」と、わなわなしながら焦らされるわたし達観客を、期待通りに驚かせ、あるいは気持ちいいほど痛快に裏切る。 またたとえば、ランダ大佐の人物像については繰り返し饒舌に本人に語らせているのに、ブラピ演じるレイン中尉についてはその背景が語られることはない。 ジャンキーであることと、首に大きな痛々しい傷跡を示すだけに留めている。 そういう駆け引きのひとつひとつが、もう文句なしに上手い。 インチキくさい話であるので「暗殺計画のずさんさ」や「史実は完全に無視かよ!」などの突っ込みどころは、もちろんあるだろう。 でも「それがどうした???」と言い切ってしまえる程の圧倒的な完成度である。 血なまぐさいハナシではあるが、決して気が重くなるような作品ではない。 当然「戦争と平和」について、思いを巡らせるような代物でももちろんない。 ただひたすら映画バカの監督が、映画バカの観客のために撮った、どこを切り取っても映画的であり、映画を観る喜びに浸るための映画なのだ。 暮れも押し迫ったこの時期、今年のベスト映画に出会った。(12月16日.新宿ピカデリー) 【poppo】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-19 16:46:46) (良:1票) |
48.★お得意の長々とした会話劇は、本作では戦争という否が応でも死と隣り合わせの状況であるが故に、緊迫感を高める効果に資するという役割が非常に明確である。そして少しの間がまんすれば、必ず見事にその緊迫を破る「ヤマ」が待っている。 ★登場人物は多いが、キャラクター造形は明確でわかりやすい。特にブラッド・ピットは今までにない役どころを怪演。ランダ大佐のねちねち感もよい。 ★章分割であるが、時間軸はそれほどぶれはなし。それより雰囲気の変わり方(西部劇~ラブロマンス~密室劇アクションその他・・)が面白かった。 ★グロシーンもあるにはあるが割りと控えめで苦手な人も我慢できるだろう。 ★そしてナチスの高官達を「ある方法」で皆殺しにするあのクライマックス。彼らの前に浮かび上がるあの映像は、まるでホラー映画のようでもあり、非常に効果的。このクライマックスは監督の映画愛に満ち溢れている。最後のオチも戦争モノらしくピリッと皮肉が効いている。 ★というわけで、タランティーノ映画としては破格に観やすく親切な本作、いつもの通りいろんなオマージュや引用もあるのだろうが、そんなことが分からなくても充分楽しめる。おそらくこの「一見さんお断り、撤回します!!」な親切すぎる造りが、コアなタランティーノファンにはものたりないのかも知れない。 ★ま、しかしタランティーノの才能を改めて世間に見せ付けたという意味では大成功だろう。確かにバスターズの活躍が少ないとか、映画潜入作戦がバカすぎるとか、キャラの掘り下げが足りないとか不満はあるから、大傑作とまではいかないけど、少なくとも今年一番の映画であったことは確か。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-02 22:59:49) (良:1票) |
47.往年の「レザボア・ドッグス」や「パルプ・フィクション」の切れ味の鋭さはないが、懐かしいタランティーノ節は健在だった。しょうもない会話の中でじりじりと高まっていく緊張感は冒頭の場面から堪能できるし、完全にイッちゃってるキャラクター造形も気持ちがいい。特にナチスの将校であるランダ大佐のキャラクターは、演じる俳優の演技力も相俟って本当に素晴らしく、実質上の主役と言っても良いくらいの存在感を見せていた。こういう屈折したキャラは大好きだ。 シリアスな場面の中にコミカルな要素を入れたり、逆にコミカルな場面の中にシリアスな要素を入れてくるのもうまい。普通なら余計に見えることが彼が演出すると余計じゃなくなってしまう。中でも悲喜劇が入り混じる怒涛のラストが凄い。これはタランティーノじゃないと出来ないと思う。正直、まさかこんなふうに来るとは思っておらず、度肝を抜かれた。 ただし、キャストについて言えば、ブラッド・ピットがミスキャストではないかと感じた。そもそもアパッチの末裔に見えないし、ちょっとコミカルな演技が浮いちゃっている感じがして痛々しい場面もあった。あとは、冗長な場面が多すぎることも気になった。冗長な会話を緊迫した場面に挟むのは彼の十八番で、それはそれで良いのだが、そもそも必要ないのでは?と感じるシーンもあった。 グロシーンが多いので、万人にはお勧めできないが、期待を裏切らない作品だったと思う。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-28 23:42:33) (良:1票) |
46.どうしてもパルプフィクションのクオリティーを求めてしまう自分がいる。 スリリングなやり取りのシーンは面白いといえば面白いのだが、何か心から面白いと思えない。 何か、こう、高揚させてくれるものが無いというか。 私個人としては、蚊帳の外に放り出された心地だった。 どうも「ヒトゴト」に感じてしまう映画だった。 一番の原因はきっと、キャラクターを愛せなかったからに違いない。 どのキャラクターも愛せなかったというか、愛する間も与えてくれなかった。 好きな人は好きな映画というのがぴったりじゃないだろうか。 【タックスマン4】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-11-23 00:42:16) (良:1票) |
【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-07-03 20:34:39) |
44.各章ごとに緊迫感や意外性もあり、構成が良い。 俗っぽいところもあるが、凄い作品を作っていたんだな、と思う。 【simple】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-09 23:09:23) |
43.緊張感のあるシーンが多く、あっという間の152分でした。さすがタランティーノ! とても完成度の高い映画。ナチスとユダヤ人という暗い史実を背景にして描かれた作品だけに、どこか純粋に楽しめないシーンもありましたが、監督が「これはエンターテイメントだ!」と割り切って撮っているのはもちろん観てたら分かるし、あえて史実を背景に描いた作品だからこそ、緊張感も見応えもある映画に仕上がっています。 【たけたん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-09-17 00:15:33) |
42.タランティーノとしてはレザボアに次いで面白かった。 当時の映画館では「面白さタランかったら全額返金しバスターズ」キャンペーン中。どんな自信あんだ!?って思ってたけどパフォーマンスとしてはの最高の娯楽作。 軽快で見やすく飽きない。個人的にはグロいなんて全く感じなかったけど戦争映画と言うよりかはその時代背景の人間模様が楽しかった。 |
41.タランティーノの映画に慣れてしまったのか、期待を上回るものに最近出会っていない気がする。 やっぱりレザボアドックスの衝撃を越えるものを期待してしまう。 |
40.ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)がやたら素晴らしいと思ったら助演男優賞ですね納得。。ショシャナ役の女優さん(メラニー・ロラン)もなかなか緊張感があって良かったですが、これはランダ大佐が相手だったから良い演技を引き出したのかもしれません。最初のミルクのシーンと途中のケーキのシーンは緊張感が半端なく、これだけでも本当に素晴らしかったです。反面アルド・レイン中尉(ブラピ)のパートはギャグに近い作りになっています。しかしグダグダにならずシャキっとしていて、ヒューゴ・スティーグリッツ(ティル・シュヴァイガー)の登場シーンなどは本当に最高です。(グロいですが) 全体的に妙なコダワリが多かったり長かったりしますので、合わない人にはとことん合わない可能性があります。また、クエンティン・タランティーノ監督作品なのであまり上品な映画とは言えません。それらの点がクリアできた人にとっては高評価に値する映画だと思います。私は、、まあ”普通”といった印象で、随所に素晴らしいシーンや演技は見られるものの、少々冗長で長ったらしいシーンも目立ってしまいました。プラスマイナスゼロといった感じで微妙な点数に落ち着きました。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-05 16:28:26) |