1.一応、「ハリー・ポッターの誕生秘話」としてのドキュメンタリー、というのがウリのようなのですが・・・制作者が何をしているのかというと、ナレーター(監督でもあるが)が延々と喋っているだけ。で、それらしきイメージ・ショット(しかもほとんどが静止画)が次々に出されているだけ。関係者はおろかローリング本人のインタビューもなければ、映画の映像も出てこない。つまり、出来の悪い手抜きのプレゼンを延々と聞かされるだけなのです。もちろん、あのハリー・ポッターの世界やキャラクターがどう創造されたのかとか、彼女の生活がどのような状況からどう変わったのかなどという大事なことは、さっぱり分かりません。これ、真正のハリー・ポッター・ファンが見たら、激怒するんじゃないかなあ、などと余計な心配までしてしまいます。