1.あれあれあれ?「ガクトは日本向けにメインぽく押し出してるけど端役」みたいな前評判聞いたり,興行的にもあまりよくなかった感じを見ても大コケ映画かと思ったら,どうしてなかなか,個人的には見ごたえのあるアクションムービーでした.銃がなくされた世界でのお話なので,銃撃戦も火薬使った爆破シーンなどもなし.「銃を持たないカウボーイ」と「刀を持たないサムライ」という何ともシュールなコンビが,拳メインで悪者をバッタバッタなぎ倒します(後半部分では刀を使ったガッくんの殺陣シーンもあり).ガッくんも準主役でいい味出してるし,だんだんジョシュと絆を深めていく立派なバディムービーです.本作は文楽にインスピレーションを受けたとのことですが,全体的にも海外の人の考えるのであろう,「ミステリアスジャパニーズ」テイストが味を出しています.よくよく考えてみると,ストーリーは中身ないし,最後の大ボスも結構あっけなかったり,実は微妙な点もあるものの,全編通しての肉弾アクションと独特の演出,主演二人(+バーテン)のおかげで,結果,意外と満足できました.少し甘目かもしれないけど8点で.