8.CG全盛のこの時代に無声映画へ逆行。なぜかそれをありがたがって高評価している人が多いが、ぶっちゃけ何も面白くない。 無声モノクロだが裏で妙な音楽が終始鳴っておりキャストは皆ニヤニヤしている(笑) なにより無声映画がこれほどわかりづらいものとは思わなかった。 これアカデミー賞獲ってなかったら日本公開されてないな。賞とか話題とか興味ない人が見たら開始5分で寝れる。 【テツコ】さん [映画館(字幕)] 0点(2012-04-10 12:16:03) (良:3票) |
7.テンポよく、何のストレスも感じることなく観賞しきれる良品。しかしながら主人公がトーキーを頑なに拒む理由が明示されずに進行するため、ややのりきれない。アカデミー賞受賞は幸運だった? 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-17 14:28:11) (良:1票) |
6.この作品に関して言えば、アカデミー賞を獲っただけにかなり事前に情報が入ってしまったというか、名場面といわれる所は大体テレビで流れちゃっていたので、正直感動するまではいきませんでした。最後のあれはぐっと来るけど・・・それも何となくアカデミー賞獲った時点で、ラストはこうするだろうなと気づいてしまう。賞与える側からしたら、俺達ってセンスあるよねって感じで与えたと思うんですが、観る側からしたら、賞獲ったんだから、感動する何かがあるに違いない。結果ハードルを高くして観てしまう。この作品は大衆向けというより賞レース向きだと思いました。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-10-09 20:16:15) (良:1票) |
5.サイレント映画を観るのは久しぶりだったので、開始後数分間はかなりの違和感を覚えました。セリフがないというのはこんなにも不思議な感覚なんだなぁとあらためて感じ、逆説的にではありますが、トーキーとは革命的な発明だったということを思い知らされました。オスカー受賞により本作はサイレント映画を見たことのない観客の目にも触れることとなったはずですが、そうした観客が本作をどう感じたのかが気になるところです。。。 監督はサイレント映画を徹底的に研究したというだけあって、本作はサイレント映画の醍醐味をきっちりと味わわせる内容となっています。陳腐な物語にオーバーアクト、そして良い人だけが出てくる良い話、これぞ古典の味わいです。こうしたサイレントでしか成立しえない物語を作り上げ、その魅力を現代の観客に思い出させたという点において、本作はその企画意図をまっとうする完成度に達していると評価できます。ただし、問題もあります。ペピーが大スター・ジョージに対して抱いていた憧れが、どの時点で恋心に転化したのかが明確に描写されていないために、ラブストーリーとしては筋の通らない話となっています。また、落ち目になってからのジョージが後ろ向き過ぎてイラっとする点も引っかかりました。優しい運転手に賢い愛犬、そして苦しい中で最大の援助を与えてくれるペピー、これだけの人々に支えられながら、依然として過去にしがみつく主人公には感情移入しがたいものがありました。要するに、ドラマとしての完成度は高くないのです。本作が成功したのはあくまで”器”の完成度の高さであって、”中身”に魂は宿っていませんでした。。。 作品賞受賞の本作を筆頭に『ヒューゴの不思議な発明』『マリリン/7日間の恋』『マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙』と、今回のアカデミー賞には懐古的な傾向が目立ちました。古き良き時代を懐かしむ空気というのは、現代の世相が良くないことの裏返し。内容の賛否はともかくとして若い感覚に溢れた作品(『ノーカントリー』『スラムドッグ・ミリオネア』『ハート・ロッカー』)が賞レースを賑わせていた数年前と比較すると、やや寂しい傾向であると感じます。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-07 01:48:10) (良:1票) |
4.評価がとっても分かれると思いますが、私は心からこの映画に感謝したいです。 すでに皆様がお書きになっている好意的なコメントに、賛成です。 加えて私が泣きのポイントっだったのは、時代と才能が一致しないやりきれなさ、でした。 ヴァレンティンがどうしてもマイケルと重なって仕方がありませんでした。 【こね】さん [映画館(吹替)] 9点(2012-04-29 22:57:36) (良:1票) |
3.ストーリーもテーマも平凡なのに,楽しめました。犬が達者な映画は大抵犬に食われてしまうのだけれど,決して食われてなかったしね。それにしてもプライドっていうやつが邪魔して,なかなか生き方を変えるのは難しいね。共感。 |
2.ジョージはとても人の良い、優しい人。 ペッピーも良い人。 犬も良いね。 でも、それだけの映画でした。 最後のシーンも、なにがいいアイデアなのかもひとつピンとこなかった。 ジョージがペッピーの映画を観客席で観ているシーンが切なく、いい映画だなーと思いましたが、そう思ってる時間と、眠い時間の割合から判断すると6点。 【Skycrawler】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-04-12 21:23:25) (良:1票) |
1.ハリウッドメジャーが100周年を迎える今、アカデミー賞がこの映画を作品賞に選び、『ヒューゴの不思議な発明』をノミネートした事には大きな意味、意義があると思います。これは『ヒューゴ』と対を成すような、まるで2つで1つの作品として成立するような映画。『ヒューゴ』がハードウェアとしての映画を最新のCGと3Dを駆使して描いたのに対して、こちらはほぼ同じテーマをクラシカルなスタンダードサイズのモノクロ画面にサイレントで描いています。技法は真逆ではあるけれど、どちらも装置としての映画を語るために明らかにその装置そのものを意識した作りになっているという点がポイント。本来、装置なんてモノは脇役、目立たなければ目立たない程いいのだとは思いますが、今の時代にスタンダードだったりモノクロだったりすると、これが逆に目立つ訳ですね。本編の中ではトーキーというテクノロジーの進化が鍵になって物語が展開するのですが、観客に「映画から音が出るという事」を思いっきり意識させます。その不自然っぷりは主人公の心情を際立たせ、変化の過程の中で時代に取り残されていった者へのリスペクトを描く事で、映画への愛、映画の悦びを具象化していると思います。っていうか、やっぱり映画っていいよね。だってそんなに理屈っぽくならなくても、この映画を見ている間、とても幸せだったものね。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-04-08 14:21:46) (良:1票) |