176.なんとなく頭の悪い映画が観たくなったので。たぶん竜巻がスゴいんだろうなあ、牛が飛ぶんだとか言ってたな、なんてぼんやり観ていたら牛どころではなくタンクローリーまで飛んでいたのですっかり嬉しくなってしまった。この手の映画を個人的には「大盛り」と呼んでいるのだが、要するに量だけスゴくて奥行きもへったくれもなく、ただもうスケールのデカい天変地異だけを見せるために作られた、あってもなくてもどうでもいいようなストーリーとしては、離婚届にサインするばかりの夫婦とその夫の新しい婚約者という組み合わせは(あくまでも、この手のモノとしては、だけど)なかなかひねりが利いていて良く出来ていたのではないかと思う。わたしはヘレン・ハントが大嫌いだし、ビル・パクストンは大根中の大根だと信じている。にもかかわらずそれなりにおもしろくなったのは、この二人が主役を食おうなんてバカな気を起こすにはあまりにも影が薄いから。だいたい予想通りの映画だったが、この種の作品でこれぐらい期待に応えてくれればまあ合格点と言えるのではないだろうか。ひまつぶしにはもってこいのほどほど感と、見る前からわかっていたような安心感が良い。大画面向き。あくまでも大盛り。 【anemone】さん 6点(2004-09-23 01:34:07) (笑:3票) |
175.竜巻のすさまじさは、良く出ていました。それにしても、牛が飛んでいる映像はなかなかのインパクト。あの牛の目が、「何でオレがこんな目に・・」と訴えているようで。スターになるという事は厳しいものなんだよ、牛くん。 【パセリセージ】さん 6点(2004-07-17 08:32:51) (笑:2票) |
174.公開時には中坊なりに「えらく中身のない映画だなぁ」と感じたのですが、今回16年ぶりに再見して印象は変わりました。どうやらこの映画、「雑に作られたハリボテ大作」ではなく、「面白くなりようのない題材を高い構成力でまとめあげた苦心作」であるようです。スピルバーグが子飼の優秀なスタッフを大勢提供しながらも自ら監督しなかった点や、ユニバーサルがワーナーに共同出資を持ちかけてリスク分散を図っている点から見ても、本作が着地点の見えないリスキーな企画だったことが窺えます。。。 考えてみれば、竜巻とは長編映画にとってえらく不向きな題材です。地震、土石流、火砕流、溶岩流、火山灰と災害のフルコースだった『ダンテズ・ピーク』と比較すると、何の前触れもなく現れ、短時間で壊滅的な被害を与えるという竜巻を扱った本作では、映画全体の構成が非常に困難であったことが容易に想像できます。そこで苦し紛れに登場させたのがストームチェイサーという科学者グループだったわけですが、自ら竜巻に突っ込んでいく人々を主人公にしたのでは、生きるか死ぬかという緊張感やドラマは当然薄くなってしまいます。そのためディザスター映画にありがちな湿っぽいドラマはスッパリと落してしまい、夫婦の再生の物語を映画の横糸としたわけです。これはジェームズ・キャメロンの『アビス』と同じ構成なのですが、男女の役柄を入れ替えることで話の印象をガラリと変え、安易な二番煎じにしていない点には感心しました。出演者は知名度よりも実力重視。翌年にオスカー女優となるヘレン・ハントを筆頭に、無名時代のフィリップ・シーモア・ホフマンやジェレミー・デイヴィスを配置するという先見の明には恐れ入りました。。。 ヤン・デ・ボンは企画が本質的に抱える弱点をよく理解しており、ドラマは深掘りせずに徹底して勢いで乗り切るという作戦に出ています。マーク・マンシナの軽快な音楽に乗せてテンポよく見せ場を繰り出し、なんとか2時間をもたせているのです。見せ場に平凡なものはなく、どの場面もアイデアに溢れて目を飽きさせません。人と竜巻との追っかけがしつこく続くラストの力技はさすが『スピード』の監督と言える仕事であり、スピルバーグでもこのレベルは不可能だったのではと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-08-14 20:30:10) (良:1票) |
【えいざっく】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-07-21 10:14:44) (笑:1票) |
【一番星☆桃太郎】さん [ビデオ(吹替)] 1点(2004-07-17 22:33:24) (笑:1票) |
171.竜巻の観測で映画と同じ事をやっていたと私も聞いたことがあります。そこそこ面白かったです。「飛んでゆく牛ちゃんに5点。」 の【ひのと】さんと歩調をあわせました。(^o^) ///今日、地上波でやっていたので、また観ちゃいました。いろいろ疑問が出ました。主人公の女性は、泥だらけになっても、シーンが変わるたびに真っ白のタンクトップで現れます。同じものを何枚も持っているのかなぁ。家が飛ばされて道端に転がっているけど、革のベルトでくくりつけた人間は無傷なの?脱臼もしなければ、サバ折り状態でちぎれもしない・・・、強靭だなぁ。車で走っても逃げ切れないのに、二本の足で走って逃げられちゃうの?俊足だなぁ。でも、面白かった。 【ソフィーの洗濯物】さん 5点(2004-02-11 17:28:53) (良:1票) |
【ひのと】さん 5点(2004-01-01 16:08:54) (笑:1票) |
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168.迫力満点な巨大竜巻きの映像と、若き日のスピルバーグを彷佛させるヤン・デ・ボン演出が見応え充分の異色パニック映画。とくに、女性リーダー(ヘレン・ハント)率いる個性豊かな観測隊と、フル装備のエリート観測隊とを競わせる構図が素晴らしい。アドベンチャーものという側面を持ち、ワクワクドキドキ感を十二分に感じさせてくれる。荘厳かつ勇壮な音楽も捨てがたい。また、暗闇の中、F5級という超巨大竜巻きが猛威をふるう様は物凄い緊迫感! ! キューブリック作「シャイニング」の恐怖シーンを取り入れ緊張感を漂わすなど、作り手のセンスの良さをも感じさせてくれた。ラスト、主人公達二人が巨大竜巻きから逃げるのではなく、逆に向かって行く姿は圧巻だった。竜巻の猛威は二人の愛を裂くことは出来ず、逆に愛を深めるという演出も個人的には気に入っています。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-08-09 17:44:19) (良:1票) |
167.ああいう気の強い女は苦手だ。本音でガンガンぶつかってきて、耳の痛い事も平気で言う。一緒にいると、しょっちゅうケンカになる。時には「あなたなんていなくても私は全然平気よ。」という態度をみせる。でも本当は優しい心の持ち主で、いつも心配してくれている。相手が責められると、まるで自分の事のように怒りだす。相手が困っていると、自分の用事は、ほっといてでも助けようとする。自分が天秤にかけられてると解かったら、サッサと自分から降りてしまう。 そんな女を好きになってはいけない。そんな女にはまってしまうと、一生離れられなくなってしまう。たとえどんなに巨大な竜巻に襲われようとも、決して引き裂かれることのない強い絆で結ばれてしまうから……。ああいう気の強い女は苦手だ。 【代打、八木!!】さん 8点(2001-10-29 23:12:39) (良:1票) |
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【TERU】さん [インターネット(吹替)] 6点(2024-03-19 20:33:55) |
165.うん、確かに牛が一番印象に残った。でも楽しめましたよ。5点にしましたが、逆にこれは映画館で観た方が良かったかもしれないなぁ。 【movie海馬】さん [DVD(吹替)] 5点(2014-11-02 04:37:24) |
164.もうこういう映画は見るのをやめよう。 いちいち見ておきながら文句を言うべき映画ではないと思う。 |
163.見終わってからクライトンが噛んでいると知ったのですが、なるほどそれっぽいですね。基本的に映像・アクションを見せる映画なので、テレビだと少しキツイのですが、なかなか楽しめました。 ドラマ性は薄いのですが、ジョーのチームがバカみたいに陽気で元気だったり、悪人を登場させないことが(「嫌な奴」は出てきますが)プラスに働いていたと思います。短気なビルに少々イライラさせられたものの、作品全体としてはああいう人物でよかったかもしれません。 あまり固いことを言わず、気楽に楽しめる娯楽映画でした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-21 17:48:14) |
162.久しぶりに再見。竜巻を追う際に流れるヴァンヘイレンの音楽が絶妙。 【pokobun】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-27 17:03:51) |
161.映像はいいんだけどドラマ性が薄く、 感覚的にはパニック映画と言うよりアクション映画に近い。 ストーリーのほうは竜巻が進路を変えたり、成長したりする展開が唯一の盛り上がり所で、 ラストも何となくショボかった。自然の脅威を映像で堪能しながら突っ込み所で笑う、 という点ではそれなりに楽しめる作品だと思う。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-22 07:08:35) |
160.竜巻のシーンはなかなか迫力がありましたよ。でもね何度も何度も同じようなシーンで途中で飽きてしまいました。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-01-19 02:14:45) |
159.このころ流行った災害もの。映画が物語りに寄りすぎてしまった歴史を反省し、スタート時の見世物の力を取戻そうと、原点に帰ろうとする姿勢はいいのだけれど、でも見世物だけで一本の映画の時間を埋めるってのは非常に難かしかろう。こっちも列車の到着で驚く百年前のナイーブな観客ではなくなっている。やっぱり一本の作品としての時間のうねりがなくてはならず、見せ場をつなげばいいってもんじゃない。それに竜巻ってのは、ただ大きさの大小があるだけで違いを作れないしなあ。けっきょく見せ場をつなぐためにはデキアイの人間ドラマをはめるしかなく、全体がいくつかのボソボソとした塊になってしまった。SFX作る楽しみにのめり込んで、気配で楽しませる努力がおろそかになった。逃げ込んだ納屋に刃物がずらりある、みたいな場をもっと欲しい。渦の真ん中から青空がほの見える、ああいうのアメリカ人好きなのね、音楽もコーラスになって宗教がかる。好きというより、まとめやすいんだろうな、「そうか、神のようなものか」でたいていは納得できてしまう。アメリカ映画では中年女性が活躍するのが多いのは偉いと思うんだけど、あれは何か深い意図があるのかな。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-07-07 11:59:52) |
158.気象や天文に関わるお仕事にはロマンを感じます。これも価値のある作品だと思いますし、キャスリーン・ケネディやデニス・ミューレンが携わっているのも嬉しいことです。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-02 02:01:45) |
157.話題作で結構興味があったのだが、結局最近になって観た。そのため竜巻CGにそれほど圧倒されなかったこともあるのだろうが、どうもいまいちだった。なにしろ竜巻を追っかけるヒロインに全く感情移入できないのが痛い。幼時のトラウマが逆に竜巻を追っかけさせる、という設定そのものは悪くないんだが…大体、本当に予報に役に立つのか見せてないのに、あのセンサーが巻き立つシーンのどこに感動しろと?パクストンも好きな役者なんだけど、なんか精彩ないし…。ただ、ケイリー・エルウィズ、フィリップ・S・ホフマン、ロイス・スミスと脇役陣は味が出てて意外とよかった(ラジー受賞ノミネートの女優さんだって、役がヘンなだけでしょう)けどね。視覚的にもどうだろ、竜巻はそれなりに迫力あるんだけどだんだん飽きてくるし、牛が飛ぶシーンが見所くらいかなあ。 【あっかっか】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2009-05-15 18:45:31) |