1.映画化と主要キャストが発表されたとき、これは観たいと思った。そして公開日を楽しみに待っている間、だんだん原作にも興味が湧いてきて、この際読んでみることにした。感想は「まあまあ」、直木賞受賞作になんてこと言うんだって話だけど、感じ方は人それぞれだから仕方ないね。で、その本を映像化したものを観た感想はやはり「まあまあ」に落ち着いた。説得力の乏しさか、あるいは小山内さんもツッコんでたように今さら三角と会えたからってどうなるんだという虚しさもあったかもしれない。ちなみに原作では「まだ7歳の娘が建設会社の部長を本気で追いかけまわす。たぶんほっとけばセックスだってしてしまう」という恐ろしいセリフもあって、ホラーと評する人が多いのも分かる。面白さだけでいえば正木竜之介を主人公に据える手もあったと思うが、そうはしなかった。目黒くんのファンやらが観にいくのは全然いいと思うけど、そうじゃない人には特別おすすめはしません。