アラバマ物語のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アラバマ物語

[アラバマモノガタリ]
To Kill A Mockingbird
1962年上映時間:129分
平均点:7.74 / 10(Review 99人) (点数分布表示)
公開開始日(1963-06-08)
ドラマ法廷ものモノクロ映画小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-15)【イニシャルK】さん
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監督ロバート・マリガン
演出山田悦司(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストグレゴリー・ペック(男優)アティカス・フィンチ
フランク・オーヴァートン(男優)ヘック・テイト保安官
ルース・ホワイト〔女優・1914生〕(女優)デュボース夫人
ブロック・ピーターズ(男優)トム・ロビンソン
ロバート・デュヴァル(男優)ブー
フィリップ・アルフォード(男優)ジェム
メアリー・バダム(女優)スカウト
キム・スタンレーナレーター
田中秀幸アティカス・フィンチ(日本語吹き替え版【BD】)
日野由利加モーディ・アトキンソン(日本語吹き替え版【BD】)
水野龍司ヘック・テイト保安官(日本語吹き替え版【BD】)
嶋村侑スカウト(日本語吹き替え版【BD】)
田村睦心ジェム(日本語吹き替え版【BD】)
小林由美子スカウト(日本語吹き替え版【PDDVD】)
城達也アティカス・フィンチ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
堀絢子スカウト(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
野沢雅子ジェム(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大木民夫ヘック・テイト保安官(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
渡部猛トム・ロビンソン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大塚周夫ボブ・ユーエル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
京田尚子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沼波輝枝(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
穂積隆信(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
此島愛子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
雨森雅司(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
北村弘一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
里見京子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
宮川洋一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
喜多道枝(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
島田彰(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ハーパー・リー「物真似ツグミを殺すには」
脚本ホートン・フート
音楽エルマー・バーンスタイン
撮影ラッセル・ハーラン
製作アラン・J・パクラ
美術ヘンリー・バムステッド
アレクサンダー・ゴリッツェン(ノンクレジット)
録音ウォールドン・O・ワトソン
日本語翻訳進藤光太(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
あらすじ
ハローウィンの夜に兄ジェムが暗闇で襲われて腕を骨折した事件をめぐり、小学校低学年だった妹スカウトがおぼろげな記憶をたどる。母のいない自分と兄、そして父のいない少年ディルと三人で冒した冒険の数々、謎に包まれた隣人、学校で父の悪口を言った子供、法廷で満場の白人を相手取って身じろぎもせず、黒人被告のために言葉を武器に正々堂々と戦う弁護士の父の雄々しい姿・・・。小学生の混沌とした心象風景に犯罪や裁判、狂気といった冷酷な現実と母の優しさを持つ正義漢の父(グレゴリー・ペック)の姿が交錯する。
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【クチコミ・感想】

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70.黒人差別の激しいアメリカ南部において、偏見を持たず弁護士という仕事をこなし、二人の子供たちとは常に正面から接し、諍いの避け方をさりげなく見せ(近所のおばあさんとのやりとり)、いざというときには誰よりもたのもしく子供たちを守る(狂犬のシーン)。まさに理想の父親がいる。子供たちが黒人たちの中に違和感なくまぎれて裁判を傍観する姿や、父と黒人被疑者が町の人たちに取り囲まれた際の子供たちの行動は、子供たちの理想的な成長と理想的な親子関係を見せている。そしてそのことによってさらに理想の父親を確固たるものとしている。当時としてはかなり繊細に扱われるべきテーマを含んだ社会派でありながら「理想の父親像」を前面に描くことで受け入れやすい作品となっている。個人的には理想的すぎに感じるけど、当時のアメリカ、ましてやハリウッドにしてみれば、これくらい完璧なヒーローでもいないと作る側も観る側も受け入れられなかったのかもしれない。 異常者として恐れられるブーの逸話は差別の根源を描いていると思われる。話さないからわからない、わからないから怖い、怖いから攻撃する、という人間の持つ弱さゆえの悪循環。「ナントカ(忘れた)という鳥は殺してもいい」、コレも偏見かもしれない、ということか、、。 いい「話し」だし、演出も巧みなんだけど、差別される側の悲壮感というか、人間のおぞましさというか、ダークな部分をあえてオブラートで包んだような描き方にちょっぴりの不満。
R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-19 15:27:23)(良:1票)
69.力強く信念を貫く優しい父親アティカスが、2003年に「最も偉大な映画のヒーロー」として選ばれたことは、こんな世情だからこそ、本当に喜ばしいことだ。
「相手の靴を履く事」言葉でいうのは易しく、実行は困難を極めるこの言葉を、体現してみせる父親を持つ、スカウトは本当に幸福だと思う。
人種差別を扱った法廷もの、ではあるが、重苦しくなく爽やかな感動を呼ぶという稀有な作品。
poppoさん 9点(2004-05-18 12:20:53)(良:1票)
68.良い映画です。学生の頃観たのですが、G・ペックのような父親になろうと誓ったもんです。そんな自分も現在、ジェムと同じくらいの年頃の娘が。(笑)娘から社会の理不尽さとかを問われる度に、この映画のG・ペックの顔が想い浮かびます。なので、嘘やごまかしは無しに、一生懸命に答えている。娘や息子から弁論ばかりで喧嘩とか弱そうと思われていたであろう父親が、狂犬病の犬をライフルの一撃で倒すシーンが印象的。眼鏡を外して、慎重に狙いを付ける仕草がいい。
バイクボーイさん 9点(2003-02-13 19:41:15)
67.1人の女性が子供のころに体験した、差別社会の非情さと、差別されても純粋さを失わなかった大人との触れ合いの物語。
大人になってから振り返る美談としては良いです。ただ当然ですが、時代背景も人心も移り変わります。個人的に得た教訓としては、

【信頼関係に無い他人を迂闊に信じては危険】

 と、

【人を見下す人間は見放される】


 かな。
役者の魂さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-06-21 15:26:19)
66.歴史的に異議のある名作だと思うが、ちょっと長いので、どうかな〜、となる。
それでも、最後に辿り着くと、やはり感動が待っている。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-17 21:32:58)
65.ノスタルジーに満ちたアメリカ南部の牧歌的物語かと思って観てたらどっこい、法廷ものだったんだね。差別の色濃く残る南部で黒人の弁護をするなんて当時としてはあり得ないことだったのだろう。それに対して敢然と立ち向かい、冷静な弁護をするアティカスだが、なんでもアメリカでは現在に至ってもこのアティカスというキャラクターがアメリカの良心を体現したヒーローの代名詞となっており、人気なのだそうだ。なんという自己矛盾を抱えた国であることか、びっくりしてしまう。心の奥底に未だ差別という感情を宿しておきながら一方ではアメリカの良心を信じることができてしまうなんて。こういう奥深さというか多様性がアメリカの良さであり、強さなのか。好み35/50、演出11/15、脚本13/15、演技8/10、技術6/10、合計73/100→7/10点
chachaboneさん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-03 23:00:22)
64.今観賞しても「子供目線」から描いたというのは、とても斬新だと思います。
トム・ソーヤの冒険みたいなストーリー展開の中に上手く黒人差別をテーマにしたものを織り交ぜてあって、観客に痛感させます。
スカートが嫌いなボーイッシュな女の子、スカウトがとても可愛いですね。彼女の正直な部分が大人たちに痛いところをつつかせています。
後味悪くなる展開でしたが、救いも描いたのは成功につながった理由の一つではないでしょうか?
邦題のセンスが悪すぎます。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-05-28 12:26:05)
63.後半の理不尽な法廷闘争もさることながら、とにかく前半の子どもたちのイキイキした姿がいい。特に中盤、ストーリー的にはどうでもいいシーンですが、一年後の夏にディルが再訪し、壮大すぎる自慢話をまくし立てたときのスカウトの表情がたまりません。こういう憎々しい顔を浮かべられること自体、子どもの特権でしょう。オトナがやると、どんな場面でも角が立ちますから。
考えてみれば、ちょうどこのシーンを境にして法廷闘争に突入していきます。そこで描かれるのは、まさにオトナの世界。このコントラストが、物語に深みを持たせているのかもしれません。
ただし、ブーの素性や心情がいま一つよくわからない。全編にわたってリアリティに溢れているのに、ブー関連だけ浮いた感じ。ここだけちょっと残念かな。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-09-22 01:55:01)
62.まずは描かれる子供の世界。実にユーモラスに、実に活き活きと描かれており、この点だけをもってしても稀有の作品だと私は勝手に思い込んでいるのですけれども。この「子供の世界」が見事に描かれることによって、グレゴリー・ペック演じる父親、その存在は我々にとっての父親ともなる訳で。完璧な人間ではないかも知れないけれど、カッコいいのが父親。家族っていいよね、そういう映画。家の外には、危険もあれば(狂犬病の犬とか)、怪しさもあり(ブーとか)、そして不正義もある(人種差別とか)。父親の力をもってしても、どうにかなることもあればどうにもならないこともある。しかしそんなときこそ家族の絆……といいたいところだけど、時には隣人に、見知らぬ人に助けられることもある。そうして子供の世界は、家から社会へと少しずつ広がっていく。そういう映画。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2012-03-26 22:50:32)
61.序盤から子供がピーチクパーチクうるさく、正直言って引いたうえに退屈でしたが、話が進むにつれ徐々に惹きこまれました。
特に、唐突とも思えるラストの展開はある意味衝撃的でした。
全体として表現が"ど"ストレートゆえに非常にわかりやすいのですが、同時に古臭さを感じたのも事実です。
教訓的な作品で心に訴えかけてくるものがある一方、後味は良くないですし、けして面白い話ではないと思います。
言ってみれば観ている者に媚びないといいますか・・・そんな所が本作品の主人公にも通ずるところがあると思いました。
午の若丸さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-22 04:31:11)
60.いわゆる“イケメン”“良夫”というイデア。当時は存在自体がそれを体現していたグレゴリー・ペックだからこそ生まれた名作でしょう。
j-hitchさん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 21:51:04)
59.人と人が理解し合うのは困難だが、理解し合えたときにはそれ相応の素晴らしいものがある、などと感じてしまいました。いい映画ですが、グレゴリー・ペックのお父さんは格好よすぎるかも。
それにしても、昨今では一見すると罪がないような人間が、とんでもない犯罪事件を起こしたりするわけで、この映画のような理想は実現しがたい。見るからに「狂犬」みたいな人間って、そんなにいるわけないよね。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-29 19:48:37)
58.偏見が真実を曇らせてしまうね。主人公の父親の子供への姿勢はすばらしい。
ホットチョコレートさん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-09 20:41:37)
57.少女の目を通しているだけあって父親の偉大さが強調されていますが、なんか話がきれいすぎるなぁと思ったり。多少は美化されていますよねぇ。
色鉛筆さん [地上波(字幕)] 6点(2009-06-21 11:06:40)
56.まあまあ。あんな裁判子供に見せていいのか?ハムの仮装は笑った。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-03 02:24:13)
55.素晴らしい映画でした。
ゲレゴリーペック演じるアティカスの勇敢な姿は理想の父親像ですねぇー。
A.O.Dさん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-30 15:55:42)
54.とても素晴らしい作品に出会えて感謝しています。親と子、子供の冒険、人種差別、陪審制、精神病等いろいろな要素が丁寧に描かれていて素直に感動出来ました。特に子供の冒険シーンの雰囲気が大好きです。法廷シーンが少し長すぎる気もしますが、その減点を補っても余りある内容でした。

それにしてもこのセンスのかけらもない邦題がこの映画の知名度を下げている気がしてなりません。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-03-05 00:40:38)
53.この作品のおかげで、ハゲてないデュバルを初めて見れました。
ケンジさん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-30 10:59:34)
52.2回目鑑賞。若い青年時代のとき何故観てなかったのだろう?
考えさせられることの多きこと。親子、隣人、周囲との関わり。
ご自由さんさん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-05 13:13:03)
51.何とも言えない余韻が残りなかなか見応えがありました。正義漢のアティカス弁護士は威厳があり尊敬出来る父親像でした。グレゴリー・ペックが上手く演じていたように思います。ブーを演じた若きロバート・デュヴァルも存在感がありました。印象に残る役柄でした。
ギニューさん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-02-05 00:18:18)
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【点数情報】

Review人数 99人
平均点数 7.74点
000.00%
111.01%
200.00%
311.01%
400.00%
566.06%
61212.12%
72323.23%
82121.21%
91919.19%
101616.16%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.28点 Review7人
2 ストーリー評価 8.00点 Review9人
3 鑑賞後の後味 8.40点 Review10人
4 音楽評価 9.00点 Review5人
5 感泣評価 9.25点 Review4人
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【アカデミー賞 情報】

1962年 35回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞グレゴリー・ペック受賞 
助演女優賞メアリー・バダム候補(ノミネート) 
監督賞ロバート・マリガン候補(ノミネート) 
撮影賞ラッセル・ハーラン候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)エルマー・バーンスタイン候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)アレクサンダー・ゴリッツェン受賞 
美術賞(白黒)ヘンリー・バムステッド受賞 
脚色賞ホートン・フート受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1962年 20回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)グレゴリー・ペック受賞 
監督賞ロバート・マリガン候補(ノミネート) 
作曲賞エルマー・バーンスタイン受賞 

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