インディアン・ランナーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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インディアン・ランナー

[インディアンランナー]
The Indian Runner
1991年上映時間:126分
平均点:7.45 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-01-11)【S&S】さん
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監督ショーン・ペン
キャストデヴィッド・モース(男優)ジョー・ロバーツ
ヴィゴ・モーテンセン(男優)フランク・ロバーツ
バレリア・ゴリノ(女優)マリア
パトリシア・アークエット(女優)ドロシー
チャールズ・ブロンソン(男優)
サンディ・デニス(女優)
デニス・ホッパー(男優)バーテンダー
ベニチオ・デル・トロ(男優)ミゲール
ピーター・ヴォーン(男優)棺につき添う人(ノンクレジット)
脚本ショーン・ペン
音楽ジャック・ニッチェ
作詞アイラ・ガーシュウィン"SUMMERTIME"
ジョージ・ガーシュウィン"SUMMERTIME"
ボブ・ディラン"I SHALL BE RELEASED"
主題歌ザ・バンド"I SHALL BE RELEASED"
挿入曲ジャニス・ジョプリン"SUMMERTIME"
撮影アンソニー・B・リッチモンド
バズ・フェイトシャンズ四世(カメラ・オペレーター&水中班カメラ・オペレーター)
製作ショーン・ペン
NHK
コロムビア・ピクチャーズ
製作総指揮トム・マウント
配給コロンビア・トライスター・ピクチャーズ
録音マイケル・ミンクラー
字幕翻訳菊地浩司
スタントアンディ・アームストロング〔スタント〕
その他ハル・アシュビー(彼の思い出に)
ジョン・カサヴェテス(彼の思い出に)
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【クチコミ・感想】

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12
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21.インパクト絶大な真っ白な世界で始まるこの作品全体に暗澹とした雰囲気が漂っているのは確かだけれど、決して絶望的なだけの映画ではない。破天荒で手のつけようがない、でも心から大切な弟への、兄の深い悲しみと温かい思いが伝わってきて、観賞後の切なさには堪らないものがある。最後の子どもの出生は、間違いなく希望そのものだ。
和狗さん [DVD(字幕)] 10点(2005-10-27 16:49:06)(良:2票)
20.もう、何も言うことはありません。ただ、ショーン・ペンは本物の映画作家であると。ジョン・カサヴェティスのインプロヴィゼ-ション的アプローチとも違う人間への肉薄の仕方は、ほんと素晴らしいです。以後の監督作品も、どれをとっても逸品だし。だのに、なぜ世間は『デッドマン・ウォーキング』みたいな、所詮はウエルメイドなメロドラマばかりを称揚するんだろう…
やましんの巻さん 10点(2003-05-20 12:51:12)(良:2票)
19.正義漢の兄と落ちこぼれの弟のお話。兄弟は、話の展開にしたがって徐々に心が離れていくようにみえる。理解しあえるようでいて、それはどんどん遠くに離れてしまうのである。そのことの理由は語られない。最終的に警察官の兄が犯罪者となった弟を追跡するシーンにまで至り、父親は兄弟の確執とは関係のないところで意味もなく自殺する。図式はありふれているし、話としても結構単純だ。しかしそのモチーフは僕にとって切実に思えた。兄は弟を追いながらそのことの意味を理解できない。弟は兄に追われながらその理由を失っている。自分の心さえ掴めない寂莫感にお互いが自覚的ではあるけれど、最後に兄が弟を見逃すシーンに言葉はなく、ただ「アイ・シャル・ビー・リリースト」(byザ・バンド)が流れるのみ。「いつかきっと僕は解放されるだろう」 あー、なんてリアリティのないフレーズだろうか。そのことの空虚さが心を締め付ける。「インディアンランナー」はたぶん時代遅れな映画だ。すべてに自覚的でありすぎる分、それはもう時代遅れなのだ。僕らはその時代遅れの気分でしか、もう心を震わすことができないかもしれない。それはとても切ないことだけど…。 <ちなみに冒頭で、狼の力を盗んで鹿狩りをするインディアンの逸話が出てくる。弟の中で幻影のように現れるインディアンとは、自分自身に潜む凶々しさとその神々しさが一体となったスピリチュアル・イメージであり、その「らしさ」に理由がない絶対的な存在としての強迫観念でもあるのだ。>
onomichiさん 10点(2002-01-17 02:36:29)(良:2票)
18.ほんとショーンペンがこんなに熱い男だと思っていなかった。当時、91年は「カンヌで賞賛された映画」として上映されていた。ただ、良かったのはカンヌでノンタイトルだったということ。そもそもカンヌでは熱い映画は賞を取らない。
こういう熱い映画が見たい人は、賞なんか無くてもきっと運良くこの作品を見つけると思うし。
あらすじは少し難しい。
紙も無く、文字も共通のものが無く「口伝」で意志を伝える疾風の使者。インディアンランナー。その伝説は、現代に置ける「精神に闇を抱え、かつ不器用で、本能が常に言葉を超えた人生の不満を見つけてしまう」兄弟の弟、ウ゛ィゴモーテンセンに置き換えられる。本当の「メッセージ」は、インディアンランナーの伝説と同様に普通の人々には素早く捕まえる事ができない、とういう共通点。弟の本質を見抜いている彼等の父は、妻の死によってなんとか離れて行った弟に彼を捕まえるためのメッセージを送ろうと考える。
しかしながら、兄弟の関係は父の望みとはかけ離れさらに溝が生まれる。その後も兄は必死に「弟」というメッセージを捕まえようとするが…という話。
今思うとこの映画に出ている若手役者は、最近の映画界の主軸の人ばかり。役者畑である監督が、人選も渾身の一発でキメている。悪いけど、わがままを言わせてもらえばこの映画が分からない人は教養と道徳の無い人と決めつけたい。
セクシーさん 10点(2002-11-06 22:35:42)(良:1票)
17.当時はまだ全く無名だったヴィーゴを弟役に立てた兄弟の物語。兄弟の心情がシーンごとに細かく描写されていて、また全てのカットがとても丁寧に撮られています。音楽と編集も素晴らしいです。素敵な家族がいるのになぜ弟があそこまで怒るのか、、、、全く理解できませんが、逆に簡単に理解できないのが人間の本性なのでしょう。ストーリーが展開していくにつれて、弟には今度こそ幸せになってほしい、、、と心から思いましたが残念な結末を迎えます。若きヴィーゴは当時は無名でしたがすでに名優のレベルに達しています。こんなに素晴らしい作品はもっと世の中に知られるべきだと思います。
みるちゃんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2019-08-13 14:02:48)
16.冒頭の鹿狩りに黒味を挟んでみたり、バスケットボールと音響とで緊張上げていくとことか、なんかやってはいるんだが、全体としてはちょっと退屈したか。この兄は主役に座るようなキャラクターじゃないんだよね。生活すること・家庭を持つことを怖がるアウトローの話で、兄弟愛は副次的なものにするべきだった。ひげのないチャールズ・ブロンソンは別人のよう。悪魔のような役どころデニス・ホッパーは合ってる。少年の弟が出てきてピストルを構えるところを撮りたかったんだろう。父親の自殺を知らせるまで朝刊が来るのを待っている同僚なんかよかった。もっと絞れば佳作にはなったはず。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2012-11-15 09:52:53)
15.この物語の時代は70年代でしょ、でもショーン・ペン自身はその時代はまだ子どもだったはず、そのペンが初監督作品としてコレを選んだこと、兄弟の確執を中心にもってきてること、このあたりにペンの熱さを感じるのよ。デヴィッド・モースとヴィゴ・モーテンセンも最高でした。そして父親役にチャールズ・ブロンソンときちゃう。街の風景を映し出すショットも美しい。去って行くフランクとリアルな出産が交互するシーンからあのラストまでの緊張感とモースの表情、観ているこっちも熱くなりました。これが製作された頃って、このテのタイプの映画は少なかったように思う。「忘れかけられているアウトロー」みたいなものを蘇らせた?そんなところもショーン・ペンらしい。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-28 21:49:50)
14.風味を楽しむ映画。しかし、実際に食ってしまうと、たいして味がしない。傑作級の風味を漂わせておいて、その中身は塩とコショウで味付けした程度。深く噛み締めずに、飲み込むようにして食べれば良作だったのかもしれない。
永遠さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-17 00:57:27)
13.とにかく凄いのが、映画から滲み出てくる、とても90年代の作品とは思えない古臭さ。これは60年代末を舞台にした物語の所為ではなく、明らかに70年代臭さを狙って作ってある。正にアメリカン・ニュー・シネマの匂い。しかし私に言わせれば、それも今となってはアメリカン・オールド・シネマ。一貫してアメリカに於ける社会的弱者に視線を注ぐショーン・ペンの姿勢は素晴らしいと思いますけど、そのテーマをニュー・シネマ的に演出するという手法は、私には古臭く映ってしまう。現在の浮ついた演出に前面賛同はしませんが、映画には同時代的な視点も求めたいです、5点献上。
sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-06-20 00:38:23)
12.ヴィゴの狂気の表情がすごい。彼女に豆をはきかけるまでの流れが圧倒される。デイヴィッド・モースの大男なのに慈愛にあふれる表情と対照的。彼らの演技力がこの映画を支えている。フランクって役はショーン・ペンそのものなんだろうなあ。
蝉丸さん 8点(2005-03-26 09:36:06)
11.いいねぇ~~哀愁が漂う。ショーペン初監督作品らしいが、いかにもショーンペンらしいって言うか… ブロンソンが髭ないから分からへんやん!!モースもいい演技するし。家族って?幸せって? 愛って? いろんなもの無言で語りかけてきます。 不器用でも熱いな!!イイ映画やわ~
レスマッキャン・KSKさん 8点(2005-03-19 03:26:02)
10.娯楽性には乏しく、文学的な薫りの漂う映画です。観賞後、漣のように自らの内面が揺れるのを覚えました。さりながら、観る人を選ぶ映画であることに間違いはありません。
Kさん 6点(2005-03-12 22:11:51)
9.あの白い爺ちゃんは何だったんだ?
ケンジさん 5点(2005-02-27 16:29:09)
8.何か不思議と後に残らない感じ?です。
ジマイマさん 7点(2005-02-10 00:45:02)
7.悩みながらも現実を受け止める兄と現実から逃げてしまう破天荒な弟。成長し共にすれ違う兄弟の溝は結局、最後まで埋める事は出来なかったが、兄は除々にこうなる事を予測し、恐れていた感じがなんとも心苦しい。しかしながら随所に愛も感じられる作品であり、間違いなく心に響いた。
rexrexさん 9点(2004-07-04 02:20:29)
6.「これだよ、これが映画なんだよ!」と、観た後叫びたくなるような、久々に映画らしい、重ーいボディ・ブローを食らったような作品でした。骨太でセンチメンタル、まるで古き良きアメリカン・ニューシネマを彷彿とさせる作風。生真面目な警察官の兄を演じるデヴィッド・モース、凛とした美しさを湛えたその妻ヴァレリア・ゴリノ、とてもキュートでイカれた元ヒッピーのパトリシア・アークェット、そして危うげでセクシーなフェロモンムンムンのヴィゴ・モーテンセン!「ロード・オブ・ザ・リング」でアラゴルンにヤラれちゃった人は、こっちを観とかないと後悔しますぜ。
ぐるぐるさん 9点(2004-05-06 18:43:53)
5.当時無名に近かった主役2人の人選といい、ショーン・ペンのセンスのよさがにじみ出ている。重いトーンで全編が綴られているために、少々胃にもたれるのが難点だが、監督処女作でこれだけのレヴェルのものを見せられると何とも言うべき言葉が見つからない。
恭人さん 7点(2003-11-21 17:31:32)
虎尾さん 6点(2003-10-15 00:59:36)
3.弟の彼女の出産シーン、リアルで驚きました。あの道路での最後のシーンは非常にせつないですね。見事に二人の気持ちがそのまま表れているようで・・・。
もみじプリンさん 7点(2003-05-30 11:55:49)
2.冒頭での兄の射殺シーンが生かされて無いなぁ。あと弟のベトナム帰りって言うのも。デニスホッパーの(良い意味での)アクの強さももっと出して欲しかった。テーマは定番の問題を抱えた家族の話なんやろうけど、親父の自殺は無理やりやったと思う。
Quarashiさん 5点(2002-09-22 21:41:01)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 7.45点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
413.23%
5516.13%
6516.13%
7412.90%
8619.35%
9412.90%
10619.35%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.71点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.80点 Review5人
4 音楽評価 8.66点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review4人
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