映画に愛をこめて/アメリカの夜のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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映画に愛をこめて/アメリカの夜

[エイガニアイヲコメテアメリカノヨル]
Day for Night[米]/The American Night
(La Nuit américaine)
1973年上映時間:117分
平均点:7.61 / 10(Review 54人) (点数分布表示)
公開開始日(1974-09-14)
ドラマコメディ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-08-05)【S&S】さん
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監督フランソワ・トリュフォー
助監督シュザンヌ・シフマン
キャストジャクリーン・ビセット(女優)ジュリー
ヴァレンティナ・コルテーゼ(女優)セブリーヌ
アレクサンドラ・スチュワルト(女優)ステイシー
ジャン=ピエール・オーモン(男優)アレキサンドル
ジャン=ピエール・レオ(男優)アルフォンス
フランソワ・トリュフォー(男優)映画監督 フェラン
ニケ・アリギ(女優)オディール
ナタリー・バイ(女優)ジョエル
グレアム・グリーン〔原作〕(男優)英国人保険仲介者(ノンクレジット)
ジョルジュ・ドルリュー作曲家 ジョルジュ(ノンクレジット)
脚本フランソワ・トリュフォー
シュザンヌ・シフマン
ジャン=ルイ・リシャール
音楽ジョルジュ・ドルリュー
撮影ピエール=ウィリアム・グレン
字幕翻訳高瀬鎮夫
その他ドロシー・ギッシュ(dedicatee)
リリアン・ギッシュ(dedicatee)
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【クチコミ・感想】

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44.ネコのシーンが印象に残ります。ネコのしぐさは本当にほほえましくて笑えます。ニャーニャーと鳴く声を後から加えているのもとてもかわいいです。そして何より、ネコがちゃんとミルクを飲んでくれて、「オッケー」が出た時のスタッフ一同の安堵の表情を見て、この人たちは本当に映画を創るのが好きなんだろうって思いました。自分も仕事に愛情と熱意を持って生きたいと思います。
no_the_warさん 9点(2004-10-05 01:41:19)(良:1票)
43.映画『アメリカの夜』に関してはリアルタイムで観賞した世代じゃないので、偉そうなことは言えないけど、昔、友達がジェフ・ベックの
「♪ブロー・バイ・ブロー」がギター弾きの教本であると言っていたが、本作はまさしく映画における教本だと
言えるんじゃないでしょうか。
現に僕は、本作を観てから今までの表面的な視点でしか評価できなかった映画を、もっと、より深く自分の中の価値観が一皮向けた(成長した)
視点で評価できるようになった気がした。
それで、本作以降、本当の意味で映画にのめり込むようになったと思う。
学習したのは、①実像と虚像の世界(見えているものと実際の違い)、②カメラアングル(見せるものと見せないもの)、③映画人の苦労、
④出演者の一人に共感できるかできないかじゃなくて受け入れることから始め、その人を好きになることの方が大切であること。⑤などなど
と、書いているときりが無いほどいっぱいある。
そのように、本作はトリュフォー監督の映画にかける愛情・情熱が120%詰まった間違いなく映画史に残る傑作だと思う。
大好きなシーンは、注文した文献の小包を開けると、恐らく監督の敬愛しているであろう
ベルイマン、ロッセリーニ、ゴダール、ヒッチコック、ハワード・ホークス等といった巨匠達の名前がパラパラと出てくるところ。
また、フェランの夢の中の白黒映像で少年が『市民ケーン』の写真を杖で盗むところ。
そして、好きなセリフはアルフォンスの「女は魔物か?」が、自分に置き換えてみても、生涯忘れられない名セリフとなった。
以上の通り、映画ファンを語るなら『ニュー・シネマ・パラダイス』を観る前に、ぜひとも観ていただきたい珠玉の一本だし、面白いか面白くないかを抜きにしても
観て損はないと思いますよ。もしかしたら、新しい発見があるかも?ただし、くだらないコメントはやめて下さいね。
ちなみに、監督役は似てるんじゃなくて、トリュフォー監督本人でしょ。
Fatmanさん 9点(2004-03-27 16:56:36)(良:1票)
42.トリュフォー監督の映画に対する想いがひしひしと伝わる名作です。長い撮影期間中、すべてが思いどおりにいくはずもなく、「撮り終えることだけを考える」ことがあったり、「何とか蘇らせたい」と思うことは、監督の正直な気持ちとして理解できます。また、作品の完成に向かって情熱を持って協力する出演者やスタッフなどの姿も感動を呼びます。私たちが、生活をし、仕事をする上でも、同じことが言えます。うまくいかず落ち込んだり、まわりの協力でうまく切り抜けたりもします。そして、何より重要なのは自分自身の前向きな熱い気持ちです。映画作りと人生はまさに同じ、猫が言うこと聞かないのも。
パセリセージさん 9点(2004-03-07 20:55:26)(良:1票)
41.フランソワ・トリュフォー監督は、本当に「映画」を観る事、撮る事、そして「役者」はもちろん、画面には現れない「スタッフ」一人ひとりに至るまで「映画人」の全てを愛していた。セミドキュメンタリーみたいな作りの作品だが、それがストレートに伝わってくる。52歳(若い!)で惜しくも早逝されたが、永遠の「映画青年」だったんだなあ・・・って、今さらながらシミジミと。台詞をなかなか覚えられない大女優役、V・コルテーゼがとにかく巧くて印象大。セクシーな肢体を売り物にした主演作がやたら多かったJ・ビセットも、当時最盛期だった美貌も含め、結局これが代表作といえるのでは。私は著名なヒッチコックとの対談集から、まずトリュフォー監督の名前を知り、遺作「日曜日が待ち遠しい!」を映画館で、後追いで「終電車」「恋のエチュード」等を観ましたが、良い意味で腰が据わっていない作風だなあと。老練成熟した作風の監督作をもっと観たかった、とはいう思いはあるけれど、それはそれでこの監督の良さが削がれてしまうような気が。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 8点(2024-10-26 08:37:23)
40.映画製作の裏側をこれでもかというくらい見せて(再現して)くれるのは、それはそれで興味深いのですが、そのまんま何のひねりもなく最後まで行ってしまわれると・・・。鑑賞の対象が「この映画はどうなるのか」ではなく「作中の映画はどうなるのか」になってしまいます。ジャクリーン・ビセットの美しさを保存した功績に+1点。
Oliasさん [DVD(字幕)] 6点(2021-02-24 00:59:33)
39.映画のうちまくを描いたメタフィクション的な作品。メタ的な作品構成は、好きなジャンルであるが、本作はダメだった。乗れなかった。
にけさん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-26 22:20:49)
38.舞台裏も普通の映画みたいで、全然説得力を感じない。裏側というのは、ドキュメンタリーや技術的な解説として見せるべきでしょう。
マー君さん [DVD(字幕)] 3点(2015-09-13 13:07:41)
37.映画好きな者にとって製作過程を題材とした映画ほどたまらないものはない。たわいものない話や思いがけないアクシデントにも一喜一憂を感じおもしろい。なぜ猫にミルクかとかバター大盛りは何だとか、不思議なシーンが数多くあるけど、これらが過去の映画製作時のエピソードとかオマージュなんだということを後になって知った。そういえば冒頭にもリリアンとドロシーのギッシュ姉妹に捧ぐとなっているし・・・。それにしてもトリフォーの辛抱強さ、心の温かさには感心させられる。映画を愛すればこそだろう。
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 8点(2014-01-22 07:42:29)
36.トリュフォー監督が送る映画製作裏話、これが実に個性的なメンツが入り乱れての楽しいお話になってます。生々しい人間関係の悲喜こもごもをユーモアあふれるエスプリでくるんでふふっと笑わせてくれます。時間も予算も保険会社の裁量(!)に至るまで制約だらけの中、みんな必死。映画愛に裏打ちされてのこと、ギスギスしていないのが微笑ましい。
特に監督。次から次へと降りかかる問題をジャック・バウアーのごとくサバきながら、なんとか一本の作品へ完成させるべく奮闘する姿、涙なくして観られません。
こんなに大勢の人間が関わって、少なくない愛をそそいで映画は完成する。これからは簡単に「駄作だ」などと言えないなあ、と深く思いました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-22 23:46:05)
35.群像劇、バックステージものが好きなので楽しめた。

フランス・イタリア製作でパリが舞台なのに、英語で会話していたような…
共通語としての英語、だったのかな。
登場人物の役名がそのまま名前として呼ばれているのは、観客にわかりやすくするため?
それとも役名を名前として呼んでいた??

と、細かいところで気になるところはあったものの、大筋がブレていないので映画としての完成度は高い。
Sugarbetterさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-24 18:56:27)
34.アメリカの夜ってそういう意味だったんですね。
パプキンさん [DVD(字幕)] 10点(2013-01-09 23:16:49)
33.トリフォーの映画が、こんな風にプラクティカルに撮られていて、トリフォーがこんなにプラクティカルな人だとは想像していなかった。でもそういうもんだろうな。映画としては、ちょっとしたリアリティが良いと思います。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-28 23:35:11)
32.映画大好き!が全場面に現れている。トリュフォー自身も出演している。好きな一本。
HRM36さん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-06 13:10:53)
31.フランソワ・トリュフォーの映画と、共に映画を創り上げていく仲間達への愛情や熱い思いを感じずにいられないとても楽しい映画でした。全てがトントン拍子にいく訳が無いしハプニングもありますが、みんな映画が大好き。一本の映画に関わる様々な人々の、そんな映画への熱い思いが生き生きと描かれ伝わってくるし、外から見ている僕には計り知れない苦労もあるだろうけど、自分の大好きな映画を創るという仕事をしている人達が羨ましくなりますね。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-22 20:06:19)
30.映画への愛。素晴らしい。
Balrogさん [映画館(字幕)] 10点(2010-01-25 00:23:58)
29.トリュフォー映画でははじめていいのに当たりました。制作現場を描くとはなかなか凝っていていいと思いました。
色鉛筆さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-15 19:27:52)
28.監督はつらいぜ!!けど面白いぜ!!!てな感情がひしひしと伝わってくる作品。しかし映画に対する愛からなのかスタッフ達に対する愛からなのか、あの監督の持つ包容力はちょっとやそっとじゃ真似できませんね。。。ヘタレ男アルフォンスのモデルがいるのかちょっと気になります。
njldさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-05 03:03:20)
27.面白かった。撮影中は毎日がお祭りみたいで楽しかろうと思う。しかも撮影後はホテルで自由に楽しんでる。でも、撮影が終われば、各自、別の仕事でバラバラになって行く。ちょっと寂しかろうな。この映画に出てくる監督は、タイトなスケジュールの中、ストレスもあるだろうに、現場ではどんな小さな質問にも丁寧に答えてる。ホント、自分の世界を構築する映画つくりが好きなんだろうね。そして、そんな監督についていくスタッフ。羨ましい気もするけど、家庭はもてないよね。映画の仲間が家族みたいなもんだから。
トントさん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-11 15:31:30)
26.映画監督は頭が悪いと駄目。映画作りの妙、現場が味わえて楽しい。だが小さい頃
映画を作りたいと思っていたが無理なのが良く判った
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-03-06 14:51:21)
25.映画作りのエピソード満載、とても楽しい映画です。でも場違いのパーティーに参加したみたいな気分で私にはちょっと合わなかったかな。ジャクリーン・ビセットはとても美しかった。
爆裂ダンゴ虫さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-12-23 00:07:03)
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【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 7.61点
000.00%
100.00%
200.00%
311.85%
400.00%
547.41%
647.41%
71527.78%
81629.63%
9916.67%
1059.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.60点 Review5人
2 ストーリー評価 8.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.40点 Review5人
4 音楽評価 8.20点 Review5人
5 感泣評価 8.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

1974年 47回
助演女優賞ヴァレンティナ・コルテーゼ候補(ノミネート) 
監督賞フランソワ・トリュフォー候補(ノミネート) 
脚本賞フランソワ・トリュフォー候補(ノミネート) 
脚本賞シュザンヌ・シフマン候補(ノミネート) 
脚本賞ジャン=ルイ・リシャール候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1973年 31回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 
助演女優賞ヴァレンティナ・コルテーゼ候補(ノミネート) 

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