45.なんて言ったらいいんだろうなあ。親父の世代の人たちの偉大さを知ったというか。こういう人たちが今の日本を作り上げたんだなあって。追い込まれた時にその人の真価がわかるってなことをよく言うけど、まさにその通りだと思った。この人たちはホントに強いと思った。凄いと思った。やったろうじゃねえか!っていう気迫がスクリーンを通して伝わってきて、こっちまで気持ちが高揚してきた。熱い映画だなあ。 【ブン】さん 8点(2003-11-05 06:12:31) (良:2票) |
44.NHKのドキュメンタリー番組から映画化された、新しい製品の開発に携わった企業戦士の人達の姿を西田敏行や渡辺謙を筆頭に熱く、熱く、重厚に描いた良作。ベータ・マックスを退き、世界をも統一したビデオの勝者VHSですが、今ではDVDやブルーレイに代わって見向きもされない存在になってしまったのも寂しい事実です。 【白い男】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-05-06 23:25:47) (良:1票) |
43.番組自体が今日の昭和ノスタルジー・ブームの先駆けでもあるし、「プロジェクトX」の題材はどれもこれも映画に向いてるとは思う。しかし出来がこの程度では、45分のテレビ番組にすら負けている。もちろん感動的実話に違いはありませんけど、何もかも中途半端で凄くもどかしい。脚本の最大の失敗は開発の技術的部分を省いたこと。観客に小難しい技術説明は必要ないと思ったら大間違い。こういうディテールこそが物語に説得力を与え、西田敏行の奮闘や松下幸之助の英断(?)に涙できるのです。それに演出も、基本は手持ちカメラなのに全然ドキュメンタリー・タッチにはなっておらず、映像がユラユラ揺れて単に貧乏臭いだけ。実話の骨子でウルッとくる場面もありますが、映画としては三流の仕上がりです、5点献上。 【sayzin】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-11-15 00:01:57) (良:1票) |
42.ツタヤで中古ビデオが100円で売られていた時「時代はDVDにうつっているんだなあ」と思ったが、同時にこの映画の事を思い出しました。VHSビデオが誕生するまでの実話ですが、勿論脚色もされていると思います。それでも技術者のビデオデッキ製作にかける情熱みたいなものがひしひしと伝わってきて感動しました。西田敏行、渡辺謙をはじめとしたキャスティングも皆見事だったと思います。企業に入るといかに上の堅い考え方を曲げるのが大変な事かが分かりました。改めて敬意を評したい。佐々部監督の作品はヒューマン物が多いが、これが1番好きです。カシオのデジカメ誕生秘話の映画も観てみたい! 【まさかずきゅーぶりっく】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-30 14:31:53) (良:1票) |
41.家電メーカー各社の技術競争というものが今の日本の発展を促してきたと言って過言ではないと思う。まさにドキュメントである当時のエネルギーそのままに映し出される技術者たちの熱い奮闘が胸に迫ってくる。極力抑えた演出と、熱情的な演技、手ぶれ映像による効果的な撮影が徹底的なリアリティを醸し出し、決して派手さはないが臨場感を感じた。この映画の鑑賞直後にニュースで薄型テレビの開発競争の特集がされていて、今作の時代から流れ続ける情熱が感慨深かった。ただひとつ悔やまれるのは、この映画をDVDで観てしまったことだ。意味はないが、やはりVHSで観るべきだったと思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 7点(2003-12-20 02:29:19) (良:1票) |
40.ドキュメンタリーのようでそうでなく人情ドラマとしての仕上がりも評価すべき映画です。俳優さんたちも実話ということで、誇張のない人間のにおいのある演技で見ごたえ充分でした。またメーカー名を実名で出し、ライバル会社だったSONYまでもだし、惨敗となったにもかかわららず映画化を許してくれた寛大さは、きっとエンジニアとしてのほこりがそうさせたと思います。βVSVHSのVTR戦争でSONYは負けましたが、お互いが争ったためにVTR技術は格段に進歩しました。また昨今ではSONYとVictorが手を組んだ映像機器もでています。かつてのライバルはパートナーになればより強力になるのでしょう。不況にあえぐ今の時代にも充分通用する男の執念です。最近、管理職の無気力さがよく取りざたされます。大手ほどこの傾向が強いのです。そんあとき定年あとわずかなこの方の執念は、単なる仕事バカではありません。彼は200名あまりの人の生活を支えているという責任を果たそうと一生懸命がんばった人です。お金のない中での開発、倉庫のような場所にある事業部。技術者に営業をさせねばならない辛さ・・・・VHSは偶然にうまれたのではなくうまれるべくして生まれたといえます。レーザーも、DVDという大容量のコンパクトなものにかわりました。テープのVTRもDVCというデジタル録画にかわったのに、いまなおVHSは26年を経過した今でも全世界で使われています。松下幸之助さんのしゃべりはぼくはしりませんが、仲代達也さんのあの凄みとやさしさが混在する絶妙な年輪のある演技力にも驚嘆です。年齢をかさねた俳優にこそできる演技でしょう。特撮もなく特に凝ったセットもない映画ですがじわりとにじみでる人間くささを味わえる良質の日本映画であることは間違いありません。なにげなくみはじたんですがぐいぐいと引き込まれました。苦労した開発話は山のようにありますが、この物語は定年まじかのエンジニアの生き様が感動をよんだのです。現在版、「生きる」なのかもしれません。 【うーたーまん】さん 10点(2003-04-30 00:29:43) (良:1票) |
39.高評を目にし 鑑賞することに..う~ん 実話なので仕方ないのだろうが、何か物足りない..物事が決まる過程が すべて唐突..某NHKの〇〇で内容は知っていただけに、観ていて盛り上がりに欠けた..やはり、登場人物、エピソードの掘り下げが 浅い..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-12-08 09:50:17) |
38.プロジェクトXのアンコールアワーだったような気がしますが「窓際族が世界規格を作った VHS・執念の逆転劇」を観た者としては、今作の無理に感動させるようなシナリオと誇張された演技にはちょっと複雑な気持ちにさせられます。実話の劇的な大逆転ストーリーのリアルな面白さが半減してしまった感がありますが、渡辺謙の演技はなかなか良かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-05 22:28:42) |
37.サラリーマン物として良い話だと思う。 「一人の強い思いが...」というところも(普段はあまり好きではないが)納得できる。それでも、ドラマでいいかな、という雰囲気は拭えない。それにビクターの現状はどうだったか、とか思うとちょっと寂しい。 【simple】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-11-04 23:41:01) |
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35.映画の内容としては地味です。が、モノづくりの現場での苦労や情熱はよく伝わります。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-06-23 09:47:43) |
34.実名人物、実在会社が出ている以上、腹黒い話も出せない。エロも当然無理。 派手さがなくオシャレに見せるのも、あんまり笑える作品に昇華するのも難しい。 って『制約』を『武器』にする。みたいな? 『改善』、『工夫』で。 結果、実直でなんか上品な人間劇場。嫌いじゃないです!!!!!!! シルバー向け「かもめ食堂」みたいな? 思い切ってもっとそぎ落としてしまえたら化けた....? 兎に角。こんな映画もっと必要。みたいな。 【reitengo】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-12-14 00:42:44) |
33.NHKのドキュメンタリーは面白い。やはり、功績を成し遂げた人物の実際の顔を見ると、映画にはできない何かが伝わってくると思っていた。だから、この映画も期待してなかった。でも観たら、これが面白い!映画の可能性を見直した。俳優の熱意みたいのが物語を引っ張り、2時間チョイの映画体験で、社会の「理想」みたいのが感じられる。元気づけられる。これはドキュメンタリーでは難しいのではないか?西田敏行の演技も良かった。浜ちゃんのイメージが強いので、ちょっと心配したが、彼はやはり俳優だった。そして、松下幸之助をだれが演るんだ?って思ってたら、おお~というキャスティング。その存在感を見事に演じていた。感動した。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-11-16 12:08:44) |
32. 実際には映画ほどきれいな話でないことは、容易に想像できます。が、話半分だとしても、こんな大きな事業をやりとげたビクターの人たちはたいしたものですね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-10-12 20:58:53) |
31.ブルーレイ陣営の圧勝が決まった時に観る「VHS誕生物語」・・。 父親が鼻高々でSONYの「Bata Max」を購入したことを薄っすら覚えていますが、怒涛の勢いでVHSに駆逐されていったなぁ・・。 個人的な感慨もありますが、渡辺謙がいかにも「文学部卒のちょっと肩身の狭いサラリーマン」を上手く演じていますよね。 理系企業で機械が分からない、しかも経営や法律を学んだわけではなく「文学部だろ?」と各方面からコンプレックスを持たされて保身姿勢が身についてしまう人って多いもの。 ハリウッドからしたら「本部長は渡辺謙、腰の低い次長は西田敏行だろー」っと言うところだろうけど、日本企業はそうじゃないもんね。 この微妙なキャスティングが分かるのは「日本人ならでは」かも。 ところで、「次世代DVD」もブルーレイ以降の「新規格」も発表されて、延々と「新規格開発」「規格採用競争」は続くのよね・・。「絶え間ない技術開発」がいいことなのか面倒なことなのか分からないな。 【グレース】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-30 00:22:26) |
30.VHS開発までの積みあがりの努力が強く伝わってきて、観ている側も心が動いた。 だからこそ、あの大団円は感動物だと思う。久々にぐっと来るラストでした。 【ッュャ】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-12-27 20:22:05) |
29.私たちが当たり前のように使っていたVHSも、生み出されるまでに開発者たちのさまざまな苦労があったんですね。なんか、それはちょっと奇麗ごとすぎるなぁ、と感じた描写もありましたが、VHSができるまでの歴史は興味深かったし見てよかったです。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-08-05 10:45:49) |
28.結末が分かっているので過程を楽しむべき映画かもしれない。西田敏行の演技を筆頭に全体的にちょっと一本槍な感じで途中で飽きてしまった。24時間体制の恐怖が描けていないと思うが、メーカーの心意気は伝わってくる。 【ぷりんぐるしゅ】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-11-13 21:59:34) |
27.なかなか感動した。役者陣が良い。本物の日本映画って感じがした。下手にアイドルとか商業的な役者を使っていないところに好感を持てた。 【あしたかこ】さん [地上波(字幕)] 6点(2006-11-12 22:15:03) |
26.これはもう、エンジニアが観たら泣くしかないでしょう。会社員だって結構熱いんですよ。これ一本で佐々部清ファンになっちゃいました。しばらく観続けます。大満足。 【アクシス】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-27 20:42:12) |