33.見えないが母と同じ白鳥のような白髪になったか、を訪ねる姉…ジーンときます。 リリアン・ギッシュの遺作となりましたが90歳を超えてもこの演技、セリフ、など、さすがでした。 八月の鯨のような、自分にも何かずっと心に持てるものほしいです 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-01-30 14:55:56) (良:1票) |
32.これはもう大、大好きな作品。見ているといつの間にか老姉妹と同じ空気を吸い、同じ時間をゆったりと共有している自分がそこにいます。私の心にも鯨が生まれるんです。作品を貫く赤と白のバラ2本。白い髪、白い衣装、白鳥の記憶、目が見えない分本当を感じるリビー。赤いカーディガン、官能的な思い出に浸るセーラ。姉妹の心が触れ、2人の手が重なる時、真実の白と情熱の赤が一つの人生となります。そして岬へ歩き出す2人。このシーンはもうなんともいえません、、、そこに差し込まれる、時計、整然と並んだお皿、赤と白のバラ、そして若かりし姉妹の写真のカット。彼女たちに鯨が帰ってきたー!月が波間にばらまいた銀貨のように、私の心にキラキラ揺らめき輝く作品なんです。 【彦馬】さん 10点(2004-05-07 23:55:06) (良:1票) |
31. “可愛らしい老女”とは、それまでの生き方が物語るんだなあとしみじみ.かなり昔に観たんですが、L. ギッシュの愛らしい目元が印象に残っています.そして、生活することを面倒がらずに身体を動かし、綺麗なものを周りに置いて、丁寧な暮らし方を自然にしているのに、それでいてどこか潔い感じが、力を与えてくれる.逆に B. デイヴィス演ずる老女は老いが怖かったのだろう.でも彼女の頑さもこれまた自然だった. 【シャリファ】さん 8点(2003-08-26 21:18:36) (良:1票) |
30. 老姉妹の夏の日々をゆっくりと静かに描いた心にしみる秀作。よくぞ邦題を「ザ・ホエールズ・オブ・オーガスト」とかにしなかった、エライぞ配給元!!ただ…間違っても最近のノンストップ・アクションに馴れた若い方は観ない方が良いかと。少なくとも或る程度、人生を振り返るくらいの年齢になるまでは。でないと本作のまったりしたテンポに退屈の余りキレるかもw。特筆すべきは矢張り妹サラ役のリリアン・ギッシュ。グリフィス作品での彼女からすればスッカリ老け込んだとは言え、何て愛くるしいお婆ちゃんなんだろう!90歳にして尚、往時の可憐さを失わぬ彼女にプロ根性の極致を感じて暫し陶然となった。精神がポジティブさを失わなければ老境を惨めに送るコトも無いのだ、と我々を勇気づけるが如き素晴らしさだ。一方の姉リビー役ベティ・デイビスは「何がジェーンに起こったか?」等で老婆役は珍しくなかったものの、本作での辛辣な毒舌ぶりは往年の気の強さを彷彿とさせ、その上手さには舌を巻いた。お節介な友人役アン・サザーンや老紳士役ビンセント・プライスも実に味わい深い助演ぶりで格調を高めていたと思う。出演者の過去の諸作に触れていれば、その感慨は一層増すハズ。メーン州の海岸に建つ別荘からの絶景が秀逸な舞台効果である。リンゼイ・アンダーソン監督の円熟を感じさせる手腕に素直に拍手を贈りたい。やや観る者を選ぶ点に甚だ遺憾ながら2点マイナス。 【へちょちょ】さん 8点(2003-08-10 21:07:21) (良:1票) |
29.なんて素敵な映画なんでしょう。夏の終わりの一日を、淡々と描いているだけにもかかわらず。晩年を迎えた人達それぞれの思いが、しみじみと伝わってきました。胸に残る言葉がいくつかありまして、その中でも、輝く夜の海を「月がばらまく銀貨」と表現するところが、とても印象的でした。それから、赤と白のバラを見つめながら言う「赤は情熱、白は真実、人生はこの二つだ。」の台詞に、セーラの生き方全てが語られていると思いました。自分が晩年を迎えたとき、あのような凛とした生き方をしていられたらいいなあと、思わずにいられない作品でした。 【沈丁花】さん 9点(2001-03-06 13:35:31) (良:1票) |
28.ストーリーには起伏にとんだ展開があるわけではなく、ごくありふれた日常を淡々と描いているすぎないのに、全編に綴られる老いと生の心地よい緊張感が人の心を捉えて離さない。老いていく人間と変わらぬ美しい自然の風景との対比を詩情豊かに描き出す。それでも肉体が衰えてもなお限界まで自分の力で、そして自分の家で生き抜こうとする老人の生き様は、人間の尊厳というものを、静かだが鮮烈に主張している。老いて目が不自由なためのイライラで、なにかとトゲトゲしい姉役のベティ・デイビスと、献身的に尽くす妹役のリリアン・ギッシュという往年の名優の共演がこの作品の命でもある。珠玉の名作とはこういった作品を言うのだろう。 【ドラえもん】さん 9点(2001-01-21 18:37:09) (良:1票) |
27.「希望が叶う」事は現実には難しいかもしれない。 しかし「希望を持ち続ける」事はもっと難しいし、 保ち続ける事こそが最良の人生を送る一要素なのだろう。 この映画の素晴らしさが実感出来る様になってしまった 自分はもう爺様の一歩手前なんだろうな。 ただそれを恥かしいとは思わない自分の感性は まだまだ誇ってもいいのかな、と思う。 若人の時に見て「つまらん」と思った方、 年月を置いてもう一回見てみ。こころに刺さるから。 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 8点(2022-01-12 15:31:45) |
26.主人公の老婦人2人が画面に存在して動いているだけでかなりのインパクトがあるのだが、似たような会話のやりとりが最後まで続き、その間脇役を含めて登場人物にさしたる心理の動きが見られないので、食い足りない印象。むしろ、演出側が俳優陣の底力を使いこなすことができなかったのではないか。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-07-28 01:34:40) |
25.海辺と湖畔、老姉妹と老夫婦といった違いはありますが、ヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘプバーンの「黄昏」を思い出す作品です。 しかし本作は目が不自由で偏屈な姉と働き者の妹の姉妹を中心に、家を訪ねてくる来客も、登場人物は全て老人。その登場人物に一定の距離感、緊張感を含ませつつも、挿入されるささやかなユーモア。人生について教訓めいたことを声高に訴える事も無い。 人生の残り時間の少なさを感じさせる台詞もありますが、作品も演じる2人も実に悠々としている。そんな2人の姉妹に、3人の来客者の演技も脚本も、優しさのある控え目な音楽も素晴しい作品でした。 家の売却を断り、見晴らし窓の工事を依頼し、2人で海辺へ。これからも夏になるとここに鯨がやってくるのを2人で見続けていく・・・。 年老いた姉妹のこれからに希望すら感じさせるラストもまた素晴らしかった。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-06-09 22:17:13) |
24.あくの強さが抜けきって穏やかな安らぎのある可愛いお婆ちゃんとなったリリアン・ギッシュの妹役と対象的な姉役ベティ・デイビスの刺のある憎々しいお婆ちゃんのガップリ四つ相撲といった感じの楽しい黄昏をきれいな風景と共に描かれていて、いつまでも見飽きない。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-30 11:01:11) |
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23.確かにかなり退屈でした。わかるのはまだ先ってことでしょう。 【色鉛筆】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2008-08-16 07:41:21) |
22.可愛らしさを持ったまま老いるというのは、すばらしいことなのですね。 こころあたたまり、かつ せつな~い気持ちにもなれる。 【puhara】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-26 21:00:59) |
21.いやー、凄い。90超えて映画に主演できるってほんとリリアン・ギッシュって人は幸せものだ。演技が演技を超えた自然さがたまらん。「コクーン」を意識してか(?)ハリウッドを代表するオジサマ・オバサマが集合して作ったほのぼのとする生活を淡々と描いてるのでこの映画に会わない人にとっては究極の退屈を味わえるかもしれません。 |
20.上手に老いるのは、難しい。老後の為に「昔話の出来る友達{兄弟)関係を、大事にする」という人生設計も、追加。 【aksweet】さん 7点(2004-05-19 23:34:50) |
19.ほのぼのいい映画。でも、それ以上のことは感じなかった。 【患部】さん 6点(2004-05-06 16:24:45) |
18.友達に勧められたので、見てみた。進めてきた理由がすごい分かる。 が、私にはどうでもよい映画だった。 あーでも、かわいらしく年をとれたら良いな~とは思いました。 【とらきつ】さん 4点(2004-03-04 03:04:12) |
17.人生が愛しくなるような作品です。生きたくなりました。リンゼイ・アンダーソンという人は小津安二郎が好きらしいですね。影響を感じさせるような雰囲気もあったような気がします。とにかくいい作品です。 【藤堂直己】さん 10点(2004-01-25 10:55:20) |
16.可愛らしいおばあちゃん達でした。それに綺麗な所でした。将来あんなとこで住みたい。 【ピニョン】さん 6点(2003-12-18 18:33:03) |
15.昔にみたんだがこの作品のよさが分からんかった。なんかフランス映画をみてる感じだった。 以外と短かったのが救いだった。 【guijiu】さん 4点(2003-12-02 19:09:49) |
14.綺麗だけど退屈だった。和解が納得いかなかった。白髪は染めないで白髪に生きようと思った。 【しょりちゃん】さん 4点(2003-11-25 08:47:40) |