5.奥会津の風景がワイドスクリーンに広がる。桃源郷としての田舎。導入は爽やか。6時の時報に走る娘っ子から卒業式、柄本明からヒヨコへと、自然に話を広げている。アヒルを教育し卒業させることで回復していく主人公。ヤマナシ夫婦の回復。町おこしによる町の回復と、自然に包まれた世界はいいことづくめ。いや、別にいいんです。桃源郷をあくまで桃源郷として描くのは。でもそれならもっと地元の顔で埋めて、ゲスト出演を絞るべきじゃないかなあ。東京の垢が溜まったような顔をズラリ並べられると、桃源郷が痩せた都会人の妄想に見えてきちゃうのよ。小沢昭一は少しやりすぎに見えるが、「漢字自慢」という設定がおかしい。方角狂いの友人妻は、鬱陶しかった。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-05-08 09:47:42) |
4.地球生き物紀行の好きな自分には椎名誠の動物を主体にした映画は貴重な物です。子供うけを狙った海外の動物系映画との違いを皆にも知って欲しいです。 【魚弱】さん 10点(2004-04-19 15:54:52) |
3.あんまり期待しないでみたら結構良かった。もっと雰囲気で攻めてくる感じかと思ったら意外に骨太な映画で飽きがこなかったです。あひるはかわいいし、自然は美しい…けどやっぱり他の映画と比べるとこの点数かな。あ、僕は椎名さん大好きです。「哀愁の町に霧が降るのだ」あたりなんか最高です |
2.ええっと、とりたてて椎名氏のファンというわけじゃないのですが、この映画に関しては、そんなに悪くないんじゃないか…と思いますですよ。何より、シネマスコープで撮られた風景が正しく日本の田舎していて、登場人物たちの奇妙なズレ加減も、氏の小説よりもエッセイに通じるものがあるし。次の『白い馬』は意あまって力足らずという結果だったけど、この、等身大の気軽さで撮った本作は、良質のプログラムピクチャーという感じで、実はちょっと気に入ってます。 【やましんの巻】さん 7点(2003-09-16 14:21:29) |
1.椎名誠氏の人柄も小説もエッセイも大好き。もっと言えばドキュメンタリーもCMも徹子の部屋に出てしゃべってる姿も好き。だのに、だのに(号泣)なぜ、映画は好きになれないのか。なぜこれほどたくさんの有名俳優を使わなければならないのか。そして使ってもなお(いや使ったからこそか)この映画はおもしろくないのでしょうか?私がにぶいからでしょうか?シーナファンの皆さん教えて下さい。シーナさんの映画って結局どうなの? 【Rei】さん 3点(2003-05-27 14:40:36) |