32.私は郁子たちより一つ年上なので、この映画にはもう激泣しかないです(笑)。 ああいう風にベタで恥ずかしくて、でもまっすぐに送ってきた青春を自分の財産だとさえ思っております。(救いがたし。ピンクレディもいまだに宴会でやらされる。笑) 当時、私は「ジョニ戦」「太陽がいっぱい」等の秀作を教えてくれた在日の友人(←めっちゃ性格良い賢女)との付き合いをためらってしまったこともありました(アホやな私。でもそうやったんよ。)。 親世代の偏見の前にたじろいで何ひとつ踏み出せなかったあの時代、そして 解決も和解もできてるとは決して言えない現在、をこの映画、誠実に伝えてくれていると思います。 父娘のシーンも、仲直り、であって、偏見に対しての歩み寄り、ではないところが好きです。難しいことは今もよくわからないけれど、「難しいことはわからなかった」郁子たちの目線から作ってくれてるとこがとても共感できて、胸も痛うてほんまたまりません。 今日は7月7日です。あの背面跳び、早朝の拝礼、高樹澪の「4歩分の顔つき」、また観て泣こ。 【かーすけ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-07 14:55:12) (良:2票) |
31.これはいい!満点でもよいのだが、どうしても、女性が主人公のラブ・ストーリーは、男としては満点をつけるのをためらってしまう。話は、1977年に高校二年生(私の少し先輩だ)の、山口県は下関と韓国釜山の高校生が、年に一回の陸上競技大会で交流することから起こる恋を中心とした物語。国境を越えたロミオとジュリエットのような身分違いの恋物語を連想させつつ、そうではなく、非常にアジア的とでもいうか、お互いに「好きです」「愛してる」などという西洋的な言葉をかわさないんだけれども、でも、しっかりしっとりした恋愛映画になっているという、非常に貴重な映画。日本語、ハングル、に加え、英語も交えて意思疎通を図るのがとても現実感がある。いまの日本映画界でこんな作品が出現したのは、もしかすると奇跡なのかもしれない。下関というと、私はふぐしか思い出すものがなかったのだが、この映画で、下関は、一生のうちに一度は旅行に行ってみたい場所のひとつに格上げされた。監督はじめスタッフのロケ地の選定センスは抜群。それだけでも見る価値はあると考える。 【南浦和で笑う三波】さん 9点(2004-04-30 22:53:24) (良:2票) |
30.ストーリーはベタかもしれませんが、演技が素晴らしかったし、下関の町並みにも風情を感じました。お父さんとのケンカのシーンはあまりにリアルで痛かったなぁ。久しぶりにぼろぼろ泣いた映画でした。恋愛を語るために、社会状況を利用することを僕は肯定します。それは社会状況を恋愛に還元することではないし、そのような印象も全く受けませんでした。 【小原一馬】さん [地上波(字幕)] 9点(2006-07-19 11:10:22) (良:1票) |
29.感動の押し売りにもなっていない。映画が面白くなるような工夫がない。失敗しないようにして失敗した模様。 【ぷりんぐるしゅ】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-10-30 01:35:46) (良:1票) |
28.みないい演技してるし、懐かい時代の空気と高校生らしい初々しさが心地よいです。とてもいい映画のような気もするのですが、、ひねりのかけらも見当たらないストーリーに言葉を失ってしまいまいた。「泣ける映画」の特集かなんかで紹介してたので観たんです。たしかに、、あくびの後の涙はこぼれました。 【レンジ】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-08-01 07:43:12) (良:1票) |
27.地元なので無条件にこの映画好きだが、確かに親から受け継がれる偏見は未だ根強くある。差別無くしたい!じゃなくて、どう共生していくか、うまくお互い生きていくかが大事のような問題。国が違うから違うのは当たり前で、理解が必要なんだろうな。実際在日の人たちも日本人とか好きじゃないだろうな。山本譲二、出すぎ 【ガム】さん 7点(2005-01-23 17:57:58) (良:1票) |
26.確かに歴史的な事実をないがしろにしているのかもしれない。日本の一方的な主張が垣間見えるようなあざとい脚本なのかもしれない。それでも、もう2度と会えないかもしれない人に、矢も竪もたまらず会いに行ってしまう(たとえ戒厳令下であっても)恋心に、私は胸が締めつけられそうになった。日本人の偏見や韓国人の憎悪など、親世代を細かく描くべき必要もあるのだろうが、高校生の彼らがそれを理解できないのも仕方のない事だと思う。(何せ交流試合で行き来して「歓迎」の旗まで振っているんだから)4年後に会おうと約束して、会わずに時は過ぎて、25年後にすべて理解した上で再会する。若い頃の熱情が決して無駄ではなかった事が、このシーンに凝縮されていたのではないかな。基本的に何かに向かって走る映画が大好きなため、高評価になってしまったかも。<蛇足ながら、いくら運動部員だからとてあんなに下着姿を登場させる必要があるのだろうか。同性でさえドギマギしたぞ。あと「カルメン’77」のところもね> 【showrio】さん 7点(2004-11-11 12:18:56) (良:1票) |
25.とても丁寧に作られている恋愛映画。 まぁベタな展開や恥ずかしい演出も多々あるのは問題だが、それなりに楽しめた。 正直な話、一度しか会ったことがない人をそんだけ想えるってのが俺にはわからんのだが…。 あと、こういう日韓絡みの映画はどちらかの国の主張なり歴史が押し付ける物が多いのだが、 この比較的、公平な視点で描かれていたと思う。 (日本の歌を唄ってはいけないって…すげぇ話だわな) ま、韓国って国について詳しいか詳しくないかで人によっては±1点くらいはあると思う。 主演の水谷妃里さんは…なんか暗いというか、ジメッとしてて好きではない(笑) この人よりも上野樹里さんの方が印象に残った。元気でよろしい。 (素朴な疑問)なんで日韓絡みの恋愛映画とかドラマっていつも韓国人の男と日本人の女って組み合わせなんだろうねぇ…。 【ふくちゃん】さん 6点(2004-10-14 17:07:40) (良:1票) |
24.彼女たちの歌は決して上手くないし、台詞や演技についても素人をちょっと出たところか。だけとそれが自然で妙にすがすがしく感じられ、彼女たちの思いがストレートに伝わってくる。これぞ青春映画だっていう感じだ。 日本と韓国は近くて遠い隣国、交流を妨げる歴史的背景もあるだろうし、日本より厳しい韓国の受験競争や日本にはない韓国の兵役もある。文通だって思うままにならないし、会えるのは年1回の7月7日。この淡く切ないロマンスを描いた秀作だと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-08-20 22:36:59) |
23.『ロミオとジュリエット』日韓バージョン。『パッチギ』も同じことやってんだけど『パッチギ』における恋愛も争いも日韓の問題と絡めているようで絡めていない。恋愛は恋愛であり争いは争いであってその障壁や原因として日韓問題があるなんてことはない。それでもその問題が日常にあることを描いていた。それはそれとしてどうしようもなくあることを真剣に描いていた。しかし『チルソクの夏』のそれら問題は恋愛があって初めて顔を出すだけでしかない。執拗な嫌韓と反日描写にしても、娘が、あるいは息子が恋愛して初めて親の口から表明されるものでしかない。それが悪いと言ってるわけではない。日韓交流にときめく乙女たちにとってその問題はその程度でしかないというのもまた事実なのだろうから。しかしそれならばそれでもっとあっけらかんと描けなかったのか。この問題は辛気臭く描かなきゃならんのか。「映画」としても、つまり「見た目」的にも「喧嘩」によって躍動する『パッチギ』に対し「文通」や「密会」では分が悪く、せっかくの「陸上競技」という運動も映画を動かすものにはなっていない。女同士のキャピキャピ感は悪くなかった。そこをメインにもってきたほうが良かったと思う。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-12-06 15:26:46) |
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22.青くて辛気臭い映画だとは思うけど結構好きです。 【ポドルスキ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-28 08:50:49) |
21.まっすぐで、微笑ましく、初々しい青春映画。淡い、切ない恋に、歴史や考え方の違いを織り込んで共感できる部分が多かった。監督がどういう意図で作ったのかはうかがいしれないけれど、これを見た人が少しでも得たものがあればいいのでは。あと、必要以上に下着シーンが多いのはなぜ? 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-11-22 17:21:19) |
20.とりあえず辛気臭い。 画が必要以上に古臭い。 テーマの日韓友好も嘘臭い。 でも、なごり雪だけは良かった。 ちょっと泣きそうになった。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-07-11 04:30:04) |
19.話の流れ自体はベタそのものではあるのですが、エンディングでの話の締め方が上手いなと感じました。作品全体の雰囲気が主題曲『なごり雪』とベストマッチしていたので、余韻に浸れること間違いなし。鑑賞後の後味を楽しみたい人は是非。 【kinou】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-04-22 02:14:33) |
18.山を作るための無理やり感、感動させようとしての強引な演出が随所に見られる。差別や偏見の描かれ方も中途半端。なんとも締まらない映画。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-01-07 21:17:09) |
17.およそ21世紀の作品とは思えないほど(笑)古い画でした。現代がモノクロで過去がカラーですか?若いころの思い出の方がきらきらしてるのでしょうね。学校で見たと書いてる方も多いですが、確かに文部科学省推薦のような内容でした。ベタな展開ですが本当にいい作品でした。イルカの歌が流れるたびに、もらい泣きでした。出演者の自然な演技も好感が持てました。唯一、谷川真理が・・・でしたけど。もっと若いときに見ていたら自分の行き方が変わったかもしれない。そんな思いを抱かせるいい作品でした。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-11-09 12:37:28) |
16.説明的で不自然な脚本は同じでも(こちらは更に少し恥ずかしい)、思春期のプラトニック・ラヴ・ストーリーとしては「パッチギ!」より良く出来てるし、演出力は井筒和幸に一日の長があったとしても、時代の再現力ではこちらの方が遥かに勝ってる(「初恋のきた道」をパクッた様な現在のシーンは要らないか)。そして、韓国人の日本人に対する「憎悪」と同等に、日本人の朝鮮人に対する「嫌悪」を描いてるのが良かった。塩谷瞬の歌う「イムジン河」よりも、私は淳評の歌う「なごり雪」に感動しました。チルソクの如き隔たりは、30年経過して少しは狭まったのでしょうか…、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-28 00:01:23) |
15.昭和50年代の空気が甦ってきたような、懐かしい気持ちにさせてくれる作品でした。2003年公開とは思えず、当時の作品を見ているような気分になりました。 日韓の関係も当時に比べるとだいぶ変わりましたね。この作品の登場人物達もまさか日本で(実態はともかく)韓流ブームなんてものが起こるなんて夢にも思ってなかったんじゃないでしょうか。 この作品ではいろいろ当時の曲がかかるんですが、やはり「なごり雪」って名曲だと思いましたね。(イルカも出演しています。)夜の公園で歌うシーンはちょっとジーンときました。 【TM】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-06-24 19:35:09) |
【十人】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-04-22 00:22:55) |
13.初々しくっていい。山口弁の響きも好きやなア。 |