8.「エトワール」(00)のようなバレエ・ドキュメンタリーというより、映画仕立てのバレエ。 クラシックではなくモダンバレエだけれど、女性はトゥシューズをはきレッスン風景はあまり変わらない。本式にバレエをたしなんだ経験があるネーヴ・キャンベルは踊りも遜色なく、共同脚本も手がけた彼女が美人すぎないことでリアリティもあり。 彼女とまだ若いジェームズ・フランコ、芸術監督のマルコム・マクドウェル(貫禄がついてカッコイイ)以外は「ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴ」の団員らしく、ふんだんに盛り込まれるステージに見応えがあり、特に嵐の中での野外の舞台はクラシックには見られぬもの。 スケッチ風に描かれるカンパニーの中で、イエローを差し色としダンサーやスタッフに喝を入れるミスターAはいいアクセント、若いコックのジョシュは自分よりバレエを優先しがちなライにストレスを抱えながらも恋人を支える。 おきまりの主役交代劇さえ劇的な演出はされず、当たり前のように見ていられるのは驚き。 ロバート・アルトマンの「ゴスフォード・パーク」を見る人は多くても、こうした作品は「映画としては」とスルーされがちで、同じ系統の「ザ・プレイヤー」「プレタポルテ」ほど知られてもいないけれど、魅力ある作品。 【レイン】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-08 06:48:29) |
7.アルトマン作品をマクドナルドのに例えるなら、これはサイドメニューのスイートコーン。あ、そんなのもあったのね。っていう軽い驚きはあるものの、なかなか注文しようとは思えず、一回試しに注文してみても、二度目はないかなみたいな。 |
6.バレエ鑑賞経験のない私にゃチョッとわかり難い内容。バレエが退屈という訳ではないのだろうがこの作品、映画として観るにはかなり退屈。マニアだけが楽しめる敷居の高い映画は、どうも鼻につく。バレエの持ち味がそんな程度だとは思いたくないのですが・・・ 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-03-09 18:24:23) |
5.なんだかこれはーどうなんだろう、本当に特に何も起こらないし、え、本当にこのまま終わっちゃうの?といった感じ、コンテンポラリーにさして興味がないからかもしれないけど結構しんどかったな、 【羊子】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-10-30 03:17:48) |
4.もっと内容があるのかと思ったら、初っ端からバレエバレエしてて、これがこのまま続くのかと思ったら、正直しんどかった。でも、ネーヴ・キャンベルはさすが子供のころからバレエを習ってるだけの綺麗な表現がありこちらは驚き。バレエが好きな方にはいいですかね。 【アンナ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-10-22 11:36:33) |
【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-10-14 14:31:39) |
2.これは頭を使って見る映画ではない。ただ漠然と上から見下ろした視点が、これこそがアルトマン映画の醍醐味。しかしネーブキャンベルにあの男はもったいない。 【ぷりんぐるしゅ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-30 00:54:13) (良:1票) |
1.映画の紹介にはネーヴ・キャンベルが主人公のストーリーらしき物が書かれていますけど、はっきり言って本作にはストーリー等ありません。ロバート・アルトマンお得意の群像劇にさえなっていない。アルトマンの興味はジョフリー・バレエ・オブ・シカゴのダンサーやバック・ステージにも無く、完成された舞台そのものにしかない。従ってこの映画は「劇映画」ではなく、「ドキュメンタリー」でもなく、ジョフリー・バレエの「ライヴ映画」となってます(その舞台も、私には前衛的過ぎる作品ばかり)。本物を観る良い機会かもしれませんが、これはバレエ通の方にしかお薦めできません、4点献上。 【sayzin】さん 4点(2004-08-07 00:32:02) |