夜の蝶(1998)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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夜の蝶(1998)

[ヨルノチョウ]
NACHTVLINDERS
1998年ベルギー
平均点:7.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
アニメ
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タイトル情報更新(2010-08-13)【にじばぶ】さん
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監督ラウル・セルヴェ
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2.いずれの作品にも言えることだが、彼が時折見せる整理されたシンメトリーの無機質さにはらまれるテンションの迫力が凄まじい。それは定型化された映画文法ではあるのだが、その一方で隅において大事な演出をしたりするのだから、彼がどれほど画面を意識し、画面を最大限に生かそうと徹底しているかがわかる。ラストショットで右端奥の鏡に女たちが映っていないという物静かな語りはいい例である。 これはフェミニズムな作品である。無機質である“物”が動き出すというアイロニーが問題なのではない。男社会の中で無機質に仕立て上げられた“女”が一時の生命を与えられるという強烈なアイロニーが問題なのであり、だからこそ男は有機的(実写)であり、だからこそ女たちの踊る姿はこれほど幻想的なのである。
stroheimさん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-29 02:40:29)
1.魔法の夜。生命なき物体に命が吹き込まれ、動き始める…短編アニメではよくある題材です。でもこの作品は有名なシュールレアリズム画家、ポール・デルヴォーの油彩をアニメで動かしちゃう所に、尽きない魅力があるんです。夜会服を着た二人の貴婦人。でもその服はちょっと特別で、胸の部分が何もないので乳丸出し(これ、元絵は検索しても名前がわかりませんでした)。彼女達があるきっかけで命を吹き込まれ、油彩の部屋の中でクルクル踊り始める。この効果が無機的かつ、めっちゃ美しいんだけど、デルヴォー的に言えば《魔女の夜宴》という事なんだろうね。屋敷の外は有名な『森の駅』の風景になっていて。列車も走ってやってきます。きっと他にもいろいろ使われてるだろうなあ。以下、マメ知識になりますがデルヴォーは若い頃ジュール・ヴェルヌの大ファンで、中でも『地底旅行』に出てくる丸眼鏡の博物学者・リーデンブロック教授にほれ込んでたそうです…これをラストに結びつけるのは、ちょっと深読みし過ぎかなあ…?
エスねこさん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-04 03:24:07)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.50点
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600.00%
7150.00%
8150.00%
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