84.良い作品だと思いました。内容は少し複雑でしたが時間の長さも気にならず次の展開がどうなるか見入っていました。あのような心身ともに極限の状況におかれる苦悩が感じられました。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-03-10 08:58:18) |
83.途中までは面白かったけど、終わり方がイマイチよくわからなかった。映画ってのは娯楽なわけだから、こんなの突きつけられても困る。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-10 22:20:54) |
82.長々と盛り上がりもないストーリー。結果、どんな理由があっても人殺しは人殺し。スピルバーグって一時期こんな映画ばっかり撮ってたよね。アカデミー賞がほしかったのかな? 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-07-30 22:57:16) |
81. 予習が必要でした。背景となっている部分がよくわからないと作品の世界に入れません。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-20 21:40:46) |
80.当り前のことかもしれないが画面が少し暗いせいなのか、内容なのか、やはり古さを感じてしまい 楽しめなかった。割と古い映画でも楽しめる方なんですが本作品については残念でした。 公開当時に観たかったですね。 【昭和の代表】さん [DVD(字幕)] 4点(2017-12-07 21:57:03) |
79.シリアスで重厚な映画。 こういった作品によくあるように、主人公たちの精神が徐々に蝕まれていく。それが上手く表現されている。そして時々話となる宗教に関する登場人物達の議論も興味深い。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-20 20:23:19) |
78.なるほど。アカデミー賞を逃すわけだ。 淡々と長いだけで引っ張られるシーンは皆無だな。時代背景が古いのもあるがイスラエル?パレスチナ?材料の組み立てがイマイチ。 風景の美しさ、カメラワークのうまさはさすがというところ。 |
77.この作品を通じて、どっちが良い悪いを語るのは意味が無いんだろうな。 1人の男の苦悩を描いた個人的な作品と思って見るのが正解のような気がした。 やったことは人殺しではあるけど、最低限のルールは守ったような気がするので、好感は持てた。 面白いという方向性の作品ではないけど、いろいろと考えさせられる重厚な作品でした。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 6点(2016-02-05 10:27:12) |
76.祖国、帰るべきところ、つまるところ宗教がどれだけ心の拠り所となるか、いまの日本人にはなかなかわからない部分がある。より実感できるとすれば、妻と子が待つ家庭だけか。ISの活動が問題視されるいま、とても興味深く観たが面白さとしては期待ハズレ。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-08 13:37:40) |
75.精神的に病んでいく主人公達の苦悩が伝わってくる 【マンデーサイレンス】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-28 20:38:31) |
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73.本作製作当時、アメリカは対テロ戦争の着地点を見失いつつありました。フセインとタリバンを政権から引きずり下ろしたことで911の弔い合戦が一区切りできるかと思いきや、根本的なことは何ひとつ解決していない。それどころか、事態はより悪化しているのではないかという不安を抱え始めていたのです。同年にはリドリー・スコットが『キングダム・オブ・ヘブン』を発表し、「一度はじめてしまった戦争をこちらの都合でやめることはできない。好むと好まざるとに関わらず、アメリカは戦いきるしかない」という辛辣なメッセージを発していましたが、本作もこれと同じく、アメリカの厳しい現実を描いた作品となっています。面白いのは、そのどちらもが現代アメリカを描くためのモチーフとしてイスラエルをチョイスしていることであり、修羅の道に落ちてしまった国としてイスラエルを否定的に描いています。。。 本編は意外なはじまり方をします。選手村を襲撃しようとする黒い九月のメンバー達が、閉まっている門の前で困り果てています。どうやらこいつらは、明け方には門が閉められていることすら想定していなかったらしい。いよいよ襲撃を開始してもいちいち手際が悪く、何人かの選手を取り逃がしてしまいます。この時点では、黒い九月は洗練された組織ではなかったのです。これはイスラエル側も同様。事件への報復を開始した時点では主人公達は殺しに慣れておらず、銃を突き付けている相手が丸腰の民間人であってもビクビクしています。しかし、報復合戦が続くうちに両者とも洗練されていき、死体の数は増える一方。こちらの攻撃によって相手がより先鋭化し、さらに厄介な敵が生み出されるという負の連鎖に突入したのです。。。 そのうち、匿名の殺し屋だった主人公達にも死の影が迫ってきます。すっかり精神をやられた主人公は戦線を離脱するものの、いつか殺されるのではないかという恐怖は消えません。これは前半、文化人やビジネスマンにしか見えない相手をテロリストとして殺してきたことの裏返し。殺しの現場から離れても、職業を変えても、一度血で染まった者を敵は忘れてくれないのです。。。 本作公開から9年、スコットやスピルバーグの心配は現実化しました。アメリカはいまだに対テロ戦争をやめられないどころか、従来のイスラム諸国すら恐れをなすほどの危険勢力・イスラム国までが誕生する始末。今こそ見返すべき作品だと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-09-24 01:55:17) |
72.殺す対象が、命令で示された人物であって、本当に「敵」なのか「悪」なのかどうか確信がもてない。殺された選手の記憶は激しく怒りを掻き立てるが、それとこれとを繋ぐ確証をモサドから与えられていない。一人一人は善い人に見える。千一夜をイタリア語に訳している知識人、よき家庭の父、殺しに無感覚になっていくってことより、やってることの確かさについにたどり着けない苛立ちのようなもの。それがテーマだったのかな。家に帰るための旅であったものが、祖国から逃げるための旅になっていく。ミルクの上に広がっていく血。後始末の男の秘密工作員っぽくないのが良かった。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-12-15 09:23:39) |
71.スピルバーグ特有の、人殺しの描写における「どうしてそこまで」という凄惨さにウンザリしますが「お前だけが嫁や子供と幸せに暮らせると思うなよ」という声なき声に怯える主人公のザマに活かされており、高邁な大義名分のご都合主義が浮き彫りにされています。 しかし、もう一つの特有であるダラダラとした語り口は何にも活かされておらず、ウンザリするだけでした。 |
70.傑作とまでは行かずとも、面白い映画ではあった。帰る場所や帰属する団体なり国があるということがどういうことなのかを考えさせられる映画である。とは言えそうした要素に翻弄される外国人の知人でもいれば物語の深さもわかるのだろうが、普通に暮らしている日本人にとっては興味や意味を見出すことはまず難しいだろう。その意味で、題材からしてまずウケにくいだろうとは思った。少なくとも一般向けな映画ではないだろうし、何か強いメッセージ性のあるインディー臭のある映画だと感じた。最後の締め方は賛否ありそうだし、自分も「あれ?」と思ったのだが、映画を通して見るとあれで良かったという気がするから面白い。6点を付けたい所だが、才能ある集団が丁寧に作った映画なのだなということがわかって、作り手達に敬意を表する意味でも1点追加したい。 【DeVante】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-23 11:58:17) |
69.映像の綺麗さと、物語の醜さのコントラストが秀逸でした。今世紀になってからは、メリハリの有りすぎる主張や展開はアメコミのリメイクに一手に任されている感じがします。その分こういった映画は、まじめさとエンターテイメントのすれすれの所を真剣に狙って作られているのではないかと。 また結論を受け手に全部丸投げにしないというのも好印象です。映画を観ているだけでプロの脚本家が大金を掛けた映画の結論以上のモノを想像できるかというと多くの場合そうではないですから。ただ、ドキュメンタリー的な映画だと思って見始めると拍子抜けします。 政治的な要求を、政治家になるなり要職に就くなり、アメリカで文化的な活動をするなりきちんと手段が存在するにもかかわらず、殺人で手軽にすまそうとするテロリストは完全な悪であり一分の理も義も酌量も感じません。政治的な要求に対する一切のコストを払わず、情を挟めば殺して良いなどと言う論理が存在するのはテロリストのコミュニティの中だけです。 ですが、そんな完全悪とはいえ相手は人間。じゃぁ罰する手段は死でもって、となりますが、誰がどういう理由とモチベーションで立ち向かえばいいわけ?という矛盾を突く主題が ぴりりと小気味良い。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-17 00:41:43) (良:1票) |
68.シリアス過ぎて全く盛り上がらない。見ていくのに根気が要る。 【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 2点(2010-02-15 00:09:06) |
67.つい先日までイスラエル軍がガザを攻撃していた今、この映画の持つ意味がより大きく感じられる。 時々勘違いしている人がいるが、この映画、政治的な意味はまったくない。単にパレスチナ紛争が背景になっているというだけで、どちらが良いとも悪いとも描いていない。歴史的・政治的に言えば、中等における「悪」はイスラエルとアメリカ政府である、と僕は思っている。しかしどちらが悪いのかは、ここでは重要ではない。 テロリズムは民族問題の解決に何の役にも立たないばかりか、怨嗟を循環的に再生産し、犠牲者だけを増やしていく……。それはイスラエルだけでなく、PLOにとっても同様だ。それを、ユダヤ人のスピルバーグが映画にしたことの意味は大きい。 原子爆弾の場合と同じである。太平洋戦争において日本、アメリカどちらが悪いのかといった論議とは関係なく、手段として絶対的に悪い物というのはあるのだ。 スピルバーグらしい活劇ではない。サスペンス要素も薄い。だが、良い映画だ。 文句としては、「情報屋」ルイ一家があまりにも全能すぎること。あんな便利な存在があるんだったら、最初から殺しまで依頼したらどうよ。 【佐吉】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-08-09 17:11:32) |
66.パレスチナ問題に関して通り一遍の知識しかなく、またミュンヘンオリンピック事件自体が生まれる前の出来事なのでイスラエル・PLO双方の行動が理解しにくい。 テロと暗殺等は報復合戦、憎しみの連鎖にしかならないだろう。 ぶっちゃけ、やりあうのは好きにすれば良いが、他人に迷惑が掛からないようにやってくれと言いたい。 多分、一人一人の気持ちは争いを好むやつは滅多にいないと思うが、民族とか国家の規模になるとそうは行かないのだろう。人間の種としての限界なのかもしれないね。 スピルバーグ監督は、中立の視点で描こうとしていたのかもしれないが、アヴナーを通して描いている以上イスラエル側に偏ってしまっているのが残念だ。また、暗殺シーンを淡々と描きすぎているため、メリハリに欠けている。なので、厳しめの5点。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-04-12 23:51:10) |
65.妻投稿。悲しいけどこの世に「人を殺してはいけない」なんて倫理は存在しない。「人を殺したくない」と個人が思うことが大事だし、「人を殺すことはメリットがない」と思わせて秩序を保つために法律がある。でもこれらは実はとても儚く、世論や社会情勢、憎しみで簡単に壊れてしまうのだ。この世に殺人を描く映画は数あれど、「人を殺さない」という心や秩序の儚さまで一緒に描いた映画はそうはないと思う。 【はち-ご=】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-03-27 02:04:36) |