3.俳優・女優陣に魅力を感じられず、苦痛な入りの一時間だったが、中盤から出演陣との相性の悪さにも慣れ、段々と独特の世界にのめりこんでいった。
そしてラストの沖縄でのシーン。
あの木々の緑は反則レベルの美しさ!
あれを撮られてしまうと、もう文句も言う気が失せてくる。
それだけまぶしい沖縄のシーンだった。
店長のウザキャラで前半苛立ったが、中盤消えてくれたのでなんとかなった。
ヒロインのコは、何度か映画で観たことのある女優だが、こういうどこか荒んでいて、傷つきやすい女を演じるとなかなかに巧い。
主人公の男のタトゥーはどうもいただけない。
作品の総括としては、全体的にみて自分と相性の良い作品とは言えないものの、映像面や、リアルな生活感の描写などの点に秀でたものを感じた。
この作品と全体的な相性が良い人で、しかも20代の人が観たら、おそらく傑作と感じるであろう。
観る人の年代を選ぶ作品かもしれない。