162.麻薬戦争の現実をただ描いたと言えばそれまで。 それは麻薬とは無縁の生活を送っている人間にとってあまりにも非日常すぎるからかもしれない。 多くの登場人物が複雑に入り乱れるが、舞台ごとに色使いを分け、 主要三人を絡ませないことで比較的分かりやすくはなった。 今日でも耳にする麻薬撲滅を掲げ惨殺された現地要人のニュースに、 永遠に終わることのない本作の泥沼の戦いを思い起こさせた。 |
161.すごそうな映画に見せかけて対したことない映画。 |
160.麻薬をテーマにしているが暴力的な内容というより、映像、画質、特徴のあるカット割りで淡々と見せる映画。音楽も目立たない程度で派手さはないが、全く退屈しないで最後まで見れました。登場する人物によって、画像が青かったり、砂のような色だったり、普通の色にしたり効果がある編集だと思いました。予想以上の傑作。 【仏向】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-13 00:28:12) |
159.気合いを入れないで寝っ転がって見ていたので、なにがなんだかわからないうちに終わった。ただ、きちんと気合いを入れて正座してみると、絶対に良い映画らしいことだけは分かった。もう一度、絶対見直そう。 【みんな嫌い】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2011-11-12 15:36:02) |
【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 4点(2011-01-26 23:59:03) |
157.3つの色調で区別されて描かれた3つの物語は、1つ1つを単純に分けて見るとワリと新鮮さのない物語でしかない気がします。でも、麻薬という要素だけで繋がった3つの物語がバラバラに解体され、1本の映画という形で再構築された時、そこに麻薬をめぐる現実が浮かび上がってきます。社会に深く喰い込んだ麻薬というものに対して、楽観でも悲観でもなく、ただ観客に向かって状況を突き付けてみせる映画。キーワードは「子供」。自分じゃない、その子供達の未来にどう落とし前付けるか。その選択を迫られているようです。デル・トロのこってり濃い存在感が目に焼き付く映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 13:49:52) |
156.アメリカという大国における最大の問題のひとつであるのがドラッグであろうが、その問題を非常に効果的に一流の映画として昇華させている作品だと思った。それぞれのキャラクターによるオムニバス的なストーリーを見事にリンクさせ、場面ごとに映像の色彩を変える手法がとても鮮烈で印象深い。今作でアカデミー監督賞を受賞したスティーブン・ソダバーグであるが、彼の映画監督としての力量をまざまざと見せ付けた秀作。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-12 23:27:59) (良:1票) |
155.ベニチオ・デルトロとドン・チードルの貢献が大きいと思います。抑えの利いた演技が好印象です。マイケル・ダグラスとキャサリンの迷走っぷりもなかなかよく、政治的意味合いは置いておいて良作と言えると思います。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-23 16:27:21) |
154.麻薬問題の深刻さは十分に伝わってきたが、映画として観ると、登場人物の誰にも感情移入できず、そのまま終わってしまった感じ。俳優陣の演技は良かっただけに、もったいない。リアルさを伝えるためにあえて抑揚を廃した演出になったのだろうが、完全ドキュメント映画ではないのだから、もう少し感情的な部分を入れても良かったのではないかと思う。ちょっと期待ハズレ。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-02-16 07:08:31) |
153.アメリカの麻薬汚染の根深さを感じました。どの人物も人間性が多分にでていてよかったです。この映画でベニチオデルトロが好きになりました。かっこいい! 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-05 12:27:19) |
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152.アメリカが抱えている麻薬問題が、どれだけ複雑で根深いもなのかが良く描かれている。 テーマが重く淡々としている上に長いのでやや疲れます。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-09 23:16:09) |
151.麻薬とは無関係の世界に住んでいる人にも、「麻薬世界」の根の深さ・深刻さが想像できる作品。観る前は難しいんだろうなと思ってたけど、十分ストーリーについていくことが出来た。良作。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-02 11:27:18) |
150.自宅での観賞後、非常に疲労感があった。正直あまりにも平和な私から現実離れし過ぎているので、入り込むには想像力が必要だった。最近はこういう映画がまた流行りだしているような・・・。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-01-02 04:23:23) |
149.ちょうど今、学校のゼミでアメリカの麻薬問題を取り扱っているので観てみることに。まさに、イタチごっこだと思った。アメリカの現実を真正面から描いているんだと思う。デルトロが映画の最後に野球を観戦してるシーンが流れる。これを観たとき、麻薬問題の日常性、巨大性を感じた。ただ、全体的に起伏がなさすぎた気もする。でも、これでいいとも思う。デルトロの存在感は凄かった 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-12-13 12:52:08) |
148.ソダーバーグ作品はこの時初めて観ました。 セピア色と普通のカラーとに分ける手法が斬新で良かったです。 【にじばぶ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-09-21 08:21:39) |
147.この作品は丁度俺が映画を好きになり始めた頃に公開していた作品で、当時から今まで「長そうで難しそうだなぁ」と勝手に考えていてずっと敬遠していました。でも最近になって友人から勧められたので観てみようと思い観賞しました。まず思ってた以上に各エピソードの流れがわかりやすく、色分けされた映像も良い効果でした。個人的にはただ麻薬組織と取り締まる側の攻防よりも撲滅チームの責任者の娘がドラッグに溺れていく姿がとてもリアルに感じましたね。アメリカでは自分と同世代の高校3年生の25%がドラッグ経験があるという事実を知り、驚きを通り越して恐ろしさをも感じました。任務を全うするも組織に翻弄されて表情が変わっていくベニチオ・デル・トロの演技はとてつもなく秀逸で、夫と息子を救うために犯罪の裏ルートにに手を染めていく妻を演じきったキャサリン・ゼタ・ジョーンズも素晴らしかった。この映画での各エピソードの共通点は「麻薬」。麻薬自体は小さな存在ながらもそれを使用する人、商売に使う人、取り締まる人のそれぞれ本人は勿論、その周りの人も巻き込み人生を大きく狂わせてしまう強大な存在である事実をこの作品に再認識させられました。日本の高校生でもよく酒やタバコを常用する輩が多くいますが、その2つにこういった麻薬が加わってしまう時が来る可能性も十二分にあります。この作品を観てそういう時が来ないことを強く願うばかりです。 【エージェント スミス】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-03-06 16:56:04) (良:2票) |
146.少しでも目を離すと置いて行かれそうで必死で観ました~。疲れたけど充実感あります。これだけ多くの登場人物とエピソードにもかかわらず、見る側をあまり混乱させないのは凄いです。シナリオが良いこともありますがキャスティングが絶妙ですね。ほとんどの俳優が役の個性にぴったりはまっているし、それに見合う演技をしていると思う。特に麻薬取締りの現場で戦うデルトロとドン・チードルがいいです。デルトロは自然な演技なのに強い感情が伝わってくるというか…2人の悲しげな目が麻薬問題の現実を表しているようでやるせなかった。最後にわずかな救いがありますが、終わりの無いイタチごっこ。報われないと知りつつ戦い続ける男の姿にグッときました。 【Tweety】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-09 23:05:56) (良:1票) |
145.深夜のBSで眠気をこらえて観たおぼえがある。その前のエリン・ブロコビッチがけっこう面白く、これも期待していたが、見事にハズレ。眠気をこらえるのがしんどかった。それぞれが複雑交差するストーリーかと思っていたが、実際は立体交差に近い。デルトロが出てくるときは面白かったが、それ以外はそんなにたいしたことがない。 |
144.あまり積極的に観始めたわけではありません。途中で寝ると予想してました。が、なんとまあ、面白い、面白い。どんどん惹き込まれてしまいました。「麻薬」を中心に三者三様の話が同時進行していくわけですが、ブツブツ途切れた感じなど全くない。三つの話がラストできれいに繋がるというわけでもない、逆にそうなってしまったら「ああーやっぱりねー」て感じで、フツーの娯楽作品になってしまっただろうなぁ。きっちり繋がってはいない、けれど当事者も知らない意識しないところで「麻薬」によって実は繋がっているだよと感じさせるのがいいです。キャストもよいわね、ベニシオ・デル・トロ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、特にキャサリンについては、それまで持っていたイメージは私の誤解だったとわかりました。いまに浮気相手が登場するんじゃないかとヘンな期待を持って観ていたマイケル・ダグラスなんですが、ここでは自分の社会的立場とクスリに溺れる娘を抱え、かなりの好演好印象でした。最初から最後まで緊張感漂う秀作だと思う。スティーヴン・ソダーバーグの底力を見たような気分でした。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-12-12 18:29:17) (良:1票) |
143.いつの間にか日本も麻薬大国になってるのでこの映画の世界が日本にもいつか来るんだなぁ~と観終わった後思った。あぁ~いつからこんな日本になっちゃったの~。映像的に色の使い方が画期的で良かったんだけど青色はちょっと気持ち悪くなって吐きそうになった。黄色はメキシコっぽさが出てたのでいいけど見ずらい(それがミソなんだろうけど)。だけど普通の映像だと青・黄色を観た後だと何か物足りない。んんー何でかね?台詞で「高校3年生の4分の1が麻薬をやってる。その1割が常習者」ってのがあったけどこれが現実なのかと思うとアメリカはやっぱり怖いね(メキシコは近寄りたくないくらい怖いけど)。 |