1.石井監督が大学時代に自主製作した長編映画デビュー作。当時、仲間四人で一人百万円づつ出し合い 計四百万円で製作されたらしいです。その仲間というのは誰の事なのかは分かりませんが もしかしたら今回ここで主演をやってたニートっぽい少年とか含まれているの〝かも〟しれません。そんな推測は後からの楽しみとなるわけですが、肝心なその内容、主演の彼をはじめ、父ちゃん、母ちゃん、じいさん、同居女子、友達として、結局のところ どいつもこいつも何を考えているのやらさっぱりわからない面々のてんこ盛りだし、ただコミカルな日常を追っているだけという風に大した代わり映えのしない展開と内容なんですが、ただ、そんなメンツであっても彼と父ちゃんなどが醸し出す不思議な雰囲気が魅力的だったかなという気がいたします。
要はキャストの好みと 間の取り方と映像の粗さが合うか合わないか いろいろ条件は必要となってきますが自分としては好きなタイプの映画だったです。