16.面白かったです。タイトルから受ける爽やか青春モノのイメージとは地球半周くらい遠い、武骨な男達のサバイバルストーリーでした。ほんと、邦題もう少し重厚なものになんなかったかな。 突然の事故、生命の危機、錯綜する人間ドラマが次々と畳み掛けるように展開し、見てるこちらは身を乗り出しっぱなしでした。 「デキる」名優らを勢揃いさせ、惜しみなくストーリーから消してゆく。こういう怜悧な演出は印象も強烈に残り、このへん「大脱走」が頭をよぎります。アッテンボローもいるしで。(ちなみに彼は今作では副官に甘んじておるのですが、常にJ・スチュワートの意見を伺う自信の無さがかの脱出隊長とは間逆のキャラクターで、もうつくづく演技達者です) 命の瀬戸際にやられた時に露見する人間性。卑怯者もいれば崇高な者も、尊大な者も愚か者もいる。砂漠の中での人間模様に加え、”外部の敵”まで抜かりなく用意されてまったく息が抜けません。技術の低いCGに頼ったりしていない分、映像も製作年から想像されるほど古臭くなくリアリティを保っています。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-14 01:10:00) (良:1票) |
15.エンジン点火カートリッジ、残り5本! 減っていくカートリッジをカウントする、指の出し方がよい。 それから、スキーを付けたプロペラ機が、走りだした途端、 砂漠の砂の摩擦で、突然ストップ!機首から”コテン”と、前のめりに突っ込む姿をいつも想像する。 すごい面子!スミスとビッグXとマーティとシベールとネットワーク野郎(??)の競演!名作!マックイーンも”謎のアラブ人”かなんかで出てくれー! 追加!あと、パトローネね! 【男ザンパノ】さん [地上波(吹替)] 7点(2012-12-31 01:30:00) |
14.人間ドラマに重きを置いたパニック映画。登場人物は十人ぐらいかな。 全員が男ばかりということもあり、いかにもこうなりそうといった人間臭いドラマが展開される。 場面がコロコロ変わらないせいか、各人の描写が丁寧に描かれていて、最後まで見応えあり。 人間ドラマ的な要素と、娯楽的な要素のバランスがうまく取れていて、面白く鑑賞できた。お薦め。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-29 14:34:38) |
13.砂漠の真ん中に飛行機が墜落、生き残った乗員たちが飛行機を改造して生還を目指す、というオハナシ。このテの映画、ありがちなパターンとしては、乗り合わせた面々すなわち登場人物には老若男女取り揃え、泣き言なんぞ飛び交いつつも、乗員のひとりは妊婦だったりして、無事新しい生命の誕生を迎えるエピソードなんぞも絡めつつ、ヒーローの活躍を中心に勇気と希望を謳いあげる、ってな感じになるところ、ですかね。しかし本作、登場するのはオッサンばかり。ボーグナインやらジョージ・ケネディやら、そりゃこんな濃い連中をひとつの飛行機に押し込めりゃ、墜落もするだろうさ。で、オッサンたちのサバイバル。日常から非日常へ放り出された事そのものに対する泣き言なんぞそっちのけ、情緒ではなく、意志と意志とのせめぎ合い。いわば「生きていくことの論理」同士がぶつかり合う、骨太な内容で、まさにアルドリッチ節炸裂といったところ。オッサンたちが作業に邁進する時の顔はまさに少年のよう、作業の細かい描写も手伝って、映画のダイナミックさがよく出ていますが、その一方、困難を前にすればいくらオッサンでも弱さが出る。普通の意味での“弱気”もあれば、“強がり”というのもまた弱さの裏返し。様々な衝突を招くことになってしまう。どっちが正しいと割り切れない、終わりの無い衝突。向こうからは、死んだ仲間の墓がこちらを見守っており、不吉な運命を感じさせて、果たして彼らは本当に脱出に成功するのか?・・・という訳ですが、まあ要するに、本当に正しい人なんていないんだよ、不要な人もいないんだよ、皆でとことんぶつかりあって、それでも前に進んでいくんだよ。そんな感じの映画ですね。しかし一言。あんな発電機でどれほど発電できるもんなんだろうね。人力発電は出力の低さが難点。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-06-12 13:04:00) |
12.緊張感が続き、ここのキャラの描き方もすばらしかったと思います。着陸シーンがほしかったですが、あれは仕方がなかったのでしょうかね(笑) 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-09 00:12:27) |
11.リメイク版を先に見てしまったので比べちゃうんですが、展開的にはコッチの方が地味かな。でもコッチの方が遭難モノらしく、各々登場人物のキャラが立っていてよかったです。 |
10.これリメイクされたんですよね? いや、子供のころ、妙にハマりましたねぇ。 羽根にぶら下がった状態で飛行するってのがギリギリ感を演出してくれました。 久しぶりにまた観たいな。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-20 00:55:49) |
9.リメイク版が製作されるだけのことはあり、サバイバル群像劇としては抜群の完成度を誇ります。作品の状況的に「閉塞感」は絶対に拭えないはずなのですが、そういった「世界の狭さ」をほとんど感じなかったのは驚きです。リメイク版もぜひ観てみたいと思っております。 【K】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-07-13 01:36:30) |
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8.スチュワートがめっちゃ頑固親父ってますね~。ヒッチコック映画以外で彼の出演作は多分初めて見たと思うがやっぱ内容が内容だけに印象が違っちゃうね。何かに恐れる姿から頑固頑固の一点張りにはな~んかこ~ちょっとやりすぎかなぁ~とか思ったりもしたり。でも模型飛行機ってこんなにも簡単に作れるもんなのかなぁ~・・。っていうか誰が出てきて誰が死んだっていうのがイマイチ判りにくかったような気がする。 |
7.ちょっと退屈だった。後味は良いけど、そこまで+にならない。 【亜空間】さん 6点(2004-03-19 11:39:38) |
6.仕方ないかもしれないけどお昼のテレ東はカットしすぎです。いつのまにか大尉が戻ってたり、誰かが死んでたり・・・。今度ちゃんとしたの見ときたいと強く思った。ということで点数は仮。 【バカ王子】さん 6点(2004-03-18 21:07:22) |
5.小学生~中学校の時からテレビ(東京12チャンネル)で何度も観た。一人も女性が出てこない映画。派閥的な闘い…、信念の闘い…、そして和解と一致団結…。うわー絵に書いたような「う~ン!マンダム!」とあごをさすりたくなる程の男の世界!飛行士俳優とも言える?斜め飛行帽のJ・スチュアート。これぞゲルマン民族!を教えていただいたH・クリューガーの金髪&眼鏡姿!パニック&漂流ものにつきものの「愛」は一切排除!子供だったので、当時定番だった主人公+恋人がとてもめんどくさく感じていた時であり、この映画はさらに痛快だった! 【アカラー】さん 7点(2003-12-09 11:53:23) |
4.豪華キャストによる迫真の演技の応酬を純粋に楽しむべき作品。あり得ない話なんだけど、最後の離陸シーンはおぉ!と一緒に喜んでしまいます。やはり、ジェームズ・スチュワートとハーディ・クリューガーのプライドのぶつかり合いがたまらない。再度見返すと墜落前と後で人間関係が逆転していて、面白い。 【ゆたKING】さん 7点(2003-05-20 23:17:38) |
3.空を飛ぶ、模型飛行機にその技術の原点がある。これは感動物でした。全く嘘に思えない、現代の人力飛行機の実験やTVでやる琵琶湖の人力飛行機の大会などこの映画から始まったようにも思える。 |
2.飛行機で砂漠に不時着した男たちが、如何にして脱出に成功するか。この絶望的な状況から藁をも掴む思いで脱出を試みる、強さと弱さを併せ持つ男たちの人間ドラマを、R・アルドリッチ監督が骨太でダイナミックな作品として、見事な職人芸を見せてくれる。様々な個性的なキャストの中で、プライドの高いドイツ人の技術者を毅然とした態度で演じきった、H・クリューガーの強烈な個性がとりわけ印象的だ。(その彼の本当の正体がさり気なく発覚したときには、唖然としてしまう。)不時着した飛行機が双胴機であるところがミソで、またプロペラが廻るという事を、これほど感動的に描いた作品も珍しい。痛快作とは、まさにこの作品のことを指す。 【ドラえもん】さん 9点(2001-10-13 11:00:28) |
1.子供の頃観て面白かった映画って大人になって見直すと大して面白くなくてがっかりしたことありませんか? この映画はさにあらず。砂漠に不時着してしまった輸送機に乗り合わせた乗客達が何とか砂漠から脱出しようと奮起するのですが・・・。「映画」の面白さを再認識させられました。予算じゃあないんですよね! |