56.凡庸なストーリーで幅もない。でも漂うせつなさは一級品。 【JF】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-07-03 17:24:23) |
55.「愛されずとも愛する」「愛されても愛せない」想いが描かれた作品が数ある中で、本作は私にとって最上です。愛した人が他の人を心底愛しぬいている。その姿を見せつけられ悲しみや苦しみにのたうつ時、その思いから逃れたいため憎しみが沸き起こってきそうな時、仕立て屋イールの生き様が思い浮かびます。彼はどんな状況であろうと愛する事を喜びと感じ、どんな結果になろうと「止む無し、悔い無し」と割り切れたのです。本作から最近考えさせられる事が、残りの日々を負の感情に支配されたまま過ごして生涯を閉じるのか否かという事です。やはり後者でありたい。ならば、どう生きるかであって、どう思って欲しいかではないのでしょう。 【前回の変更から4年が過ぎて思うこと】人を好きになる、なれないは理屈ではない事を達観できるには時間がかかります。イールを見て直ぐにイールにはなれないものです。 |
54.こういう変質者嫌いじゃないんです。映画においてはですが。 【akila】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-02 04:53:27) |
53.アリスの容姿が好きではなかったのでまったくのめりこめなかった。純愛か変態かといったら後者にとってしまいます。ルコントのエロが出てましたね、今回もやっぱりエロかった。再度見ようと思わない映画でした。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-03-03 23:39:24) |
52.純愛なのか変態なのか人によって意見が分かれるかもしれないが、 字が示す通り変った態度ということで後者になると思う。 まぁ、だけど好きか嫌いかで言ったら嫌いではない。 喜びをくれた相手にそれ以上の見返りを求めない。 見返りを求めないというか、それ以上をもめてしまうと 失ってしまうのではないかと自分で抑えてるように思う。 実際、こんな男がいたら女の人は恐怖だろうけど、 これほど人を一途に思えるってのはすごい。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-05 21:22:05) |
51.なんか純愛モノみたいなことがパッケージに書いてあったけど、要は仕立て屋のおっさんが窓から美人を覗き見するお話。覗き見する時にかかる音楽がまた変態ぶりを加速させる。 しかしただの変態ストーカー映画で終わらせないのが最後の展開とセリフ。 人によっては変態から純愛に昇華したととらえるかもしれない。 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-24 22:23:49) |
50.かなり巧いです。でもこの世界観は受け入れ難いところがありました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-10 21:54:20) |
49.喜びをくれた相手にそれ以上見返りを求めず、ひたすら思い続ける。。 「髪結いの亭主」もそうですが、どちらも主人公の愛が、独りでに完成されてる感じがして、だからこそ余計にその純粋さが切ない。 イールを変態だとは全く思いませんでした。 【カモネギ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-03 21:34:45) |
【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-09-03 16:26:01) |
47.悲しいラスト。音楽がいいー物悲しさを倍増させる。サントラ欲しい。ほとんどメインの1曲しか使われてないけど。この主人公、何故かこういう変態は嫌いじゃない。 【Michael.K】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-19 02:54:23) |
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46.究極の片思い映画。ボクシング会場での、彼女の胸元のシャツから2本の指を入れるところが、最高にエロイカでした。その時の彼女の表情ときたら、もう、たまりません。 主人公は、俺だ。そして、あの女は、嫁だ。俺も、いつかは屋根から落ちて、そして落ちながら窓にうつる嫁の姿を見るのだろうか。 【こまわり】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-13 15:20:35) (良:1票) |
45.ボーリングシーンには笑いました。いい作品ですね。上映時間80分ってところも良い。 |
44.アメリカ映画にはないこの雰囲気が物凄く好きです。わずか80分という短い時間があっという間に終わってしまったと思えるぐらい面白かったです。あの女優さん、作品の中では最後は嫌な奴だなあと本来なら思える筈が何故か憎めない。私好みの女性だからかもしれません。それにしてもラストは本当に切ない終わり方!フランス映画ならではの終わり方!サスペンス映画としても見所満載で何度も観たくなる不思議な作品です。マイケル・ナイマンの音楽も凄く好きです。 【青観】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-10 22:53:39) (良:1票) |
43.仕立て屋の男が夜中に部屋の電気を消して女の部屋を盗み見しているところにカミナリが落ちる、そのカミナリの光をスポットライトのように浴びた男の姿は まさに変態だ。 もし、女が近寄ってこなかったら、仕立て屋の恋は「片思い」で終っていたと思う。 仕立て屋は、喜びよりも傷つきたくないという気持ちの方が強い。 恋愛に限らず人間関係においても同じ。 しかし最後に仕立て屋が「私はあなたを恨んでいない、喜びを与えてくれたから」と言った背景には、傷つけられても喜びを貰って良かったという気持ちが感じられる。 人を好きになれば楽しむも苦しみも倍になる。 最後の最後に人間嫌いの仕立て屋は人間の本質を理解したのではないだろうか。 【花守湖】さん 10点(2005-01-16 13:52:06) |
42.とにかく視る。次に嗅ぐ。そして優しく触れる。対象を決して傷つけず、所有しようとしない仕立て屋の愛情表現は、どんな熱烈な愛の言葉や激しいセックスよりもエロティック。仕立て屋の決して見返りを求めない愛情は、どんな恋愛感情よりも深く純粋。そして彼にとっては、女がどういう人間でも構わない。ただ彼が愛した女というだけで充分。だから仕立て屋は、後悔せずに愛に殉ずることが出来た。余りにも切ないけれど、これは幸せな幕切れ。これだけ高尚な愛に生きた男を変態と呼ぶなかれ。勃起したペニスを突っ込むことしか考えていない輩こそ、本当の変態です、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2004-12-24 00:10:47) (良:2票) |
41.主人公は確かに変質者でもあるけど、それ以上に異端者として描かれてたと思います。映画としては、やっぱり彼に同情してしまって、あの女はヒドイ!と思うのだけど、もし自分があの女だったとしたらきっと同じ事をするに違いない。最後刑事さんに真相が明かされたのがせめてもの救いかな。 【羊飼い】さん 8点(2004-12-18 01:46:53) |
【PAD】さん 7点(2004-10-13 15:24:44) |
39.ルコントの世界って感じです。この行き場のない自己中心的で鬱屈した精神状態が◎。 【かじちゃんパパ】さん 7点(2004-09-13 09:40:41) |
38.ああああ・・・・せつない・・・ラストは毎回見るたびにキャリー同様「神よラスト変えておくれ!」と思います。仕立て屋は最後落ちながら彼女を見て、何を思ったんだろう・・人間の一途さとエゴがすごくうまく描かれてるとおもいます。 【マミゴスチン】さん 8点(2004-07-24 04:11:32) |
37.切ないけど、ちょっと気持ちわるかったりもする。でも、途中でやめたくなるほどではない。 ほかの映画と比べたらかなり短いところが、むしろこの気持ち悪さを面白さや共感に転化させる要因になっていると思う。 つまり、この映画の成功は長さにあり、と言いたいわけ。 ルコントに比べると、長さに鈍感な監督が多すぎるんじゃないの?と思いますね。 【おばちゃん】さん 7点(2004-07-11 23:06:53) |