1.ゲイを自覚した高校生の孤独をメタファーに、理解者が誰もいないと感じる思春期特有の閉塞感を描く、青臭さが匂い立つような青春映画。ゲイをテーマに持ってきても語られることは古臭く、展開もありきたりな印象を拭えず、イギリス映画特有のペーソス感も鼻を突きます。その中では主人公の家の隣に住む、誇り高く傷つきやすいおデブちゃんを演じたシャーロット・ブリテンが良い。しかし、つくづく思いましたが世界の映画の中で、邦画に一番近い雰囲気を持つのはイギリス映画ではないでしょうか? 映画としては中の中といった所で、5点献上。