7.金八先生のキャラとは真逆の、ある一教師の姿を描いたドラマ。
自分が中学生なら、たぶんいの一番に嫌いな教師の一人になるんだろうけど、
大人になった今の自分から見ると、筋が通っていて逆に小気味いい。長塚京三はもう適役。
日本の学園を舞台にしたドラマって、子供達があからさまにふてぶてしく描写されているのも
この教師に肩入れしたくなる心理が働くのかも。
主人公の決して感情に押し流されない厳しい教育指導は、
すべてが生徒のため、という心情はさりげなく伝わってくる。
いい先生だなぁ、こういう憎まれ役の教師も必要だなぁと思えてしまうのは、
原作自体が現場の教師が書いたものだということで、やはり大人視点で作られたせいなのか?
難しい問題なので答えは用意されてないけど、いろいろと考えさせられた社会派ドラマだった。