9.どこの世界にでもありそうな派閥争い絡みのブラックコメディ。東映ならでは(?)の男中心ドラマで、コメディやってます感の過剰演出が鬱陶しいけど中身はとても面白い。権力闘争が遠因といわれる東芝やVW問題ではないが、足の引っ張り合いの愚かさと後に残る傷の深さが痛可笑しい。もっとも、引っ張り合いがないとただの社葬ドラマかも。粗野で潔い主人公になりきっている緒形拳とアラフィフ間近の妖艶な十朱幸代の演技が素晴らしい。新聞社に圧力に負けない正義感と偏向しない公正さを切に願いたくなる映画。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-10-28 23:40:40) |
8.完全な男の権力闘争の物語であるが、時代背景もあって女は芸者か秘書か主婦でしかなく、この頃はこんなに性差別があったのかと今見て驚く。新聞社はバブルの頃は人気があったが、今は古臭く入社したくない企業の上位にあるらしい。で、入社するのは優秀な女性ばかりらしく、だいぶ様変わりしているようでもあるが。かといって権力闘争がなくなるわけでもなく、昨今の東芝問題はインフラ系と家電系の派閥抗争が発端となり、双方の潰し合いの結果露呈したようだし、2流新聞社などではなく、日本の財界TOPでもというかTOPだからこその熾烈な抗争は現代でもあるのだろう。自分はこういう男芸者になるのがバカバカしくて足を洗ってしまったので傍観者でしかないのだが、数多繰りろげられる社内の権力闘争に勤しむ人にはどのように映るのだろう。社葬の話ではないので、題名がちょっとよくないかな。 |
7.伝えるための新聞ではなく売るための新聞がある、そういう一面を赤裸々にし新聞社内部の権力闘争を描いた映画だ。だから新聞記者など一切登場しないし、別に新聞社でなくとも舞台はどんな会社であってもいいような感じすらする。重役が多すぎて会長派と社長派とと整理して見ないととまどってしまうけど、軸になるのは学歴なき販売上がりの緒方拳と頭脳をめぐらし画策を図る東大卒エリート江守徹。全編を通じ大変おもしろいが、腹上死の偽装など何か見にくいものを見せられたような気もする。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-12 07:05:27) |
6.当時 観た時は、期待していたものとは違っていて..期待ハズレだったけど..新聞社の内情が、垣間見れたのが良かったかな..「新聞は、インテリが作り、ヤクザが売るんだ!」と言う、緒形拳 の台詞だけが、今でも印象に残っている... 【コナンが一番】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-01-27 20:36:05) |
5.大手新聞社の権力争いということで、それなりに見応えのあるストーリーなんだけど、 緒形拳はどう見ても新聞記者には見えなかった。他にも有名どころの役者さんが多数出てきて、 安定感のある演技を見せてくれる中、井森美幸のひどい演技がやけに印象に残っている。 映像演出のほうは今一つ。NHKの土曜ドラマ枠あたりでやってそうな内容の作品。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-09-08 02:17:06) |
4.劇場で2度鑑賞した稀有な作品です。細かな部分は忘れていますが、大奥の女たちも裸足で逃げ出すであろう、男たちの群れを作って裏切り裏切られの権力争いのリアルさとコミカルさが印象深いです。佐藤浩市演ずる社長の息子に「あなたは父親のパンツでも洗いそうですね」と揶揄された緒形拳が「いけませんか、家族のためならパンツだってサルマタだって洗いますよ」と憤然とするシーンは忘れ難く「こんな人と結婚できればいいな」と思ったものでした・・・・・・。 |
3.おもしろかった。脚本が良くできていて笑えるところもあったし。ラストの佐藤浩市の演説が響いたのでプラス1点。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-07-14 00:05:51) |
【虎尾】さん 6点(2003-12-13 00:50:33) |
1.佐藤浩市好演!といっても誰も知らんだろうなぁこの映画・・・。 【死亀隆信】さん 7点(2002-04-03 23:33:47) |