58.義務や責任、正義だけで仕事し続けると、定年後にこうなってしまうのだなあ。まあ本人に後悔はなさそうなのでそれはそれでよいのかもしれないが。自分はもっと欲望の赴くまま自由に生きようと思うけど。 |
57.ショーン・ペンの監督作品と知らずに借りた。最後は胸を締め付けるような切なさを感じた。有名な俳優陣で固めていましたがみんなジャック・ニコルソンを引き立てていた。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-31 16:16:36) |
56.サスペンスを超越した男の運命の破綻を描いた秀作。ショーン・ペンの非凡な監督センスもさることながら、少しずつ人生の歯車をくるわせていく老刑事を演じたジャック・ニコルソンが素晴らしい。確固とした意志をもった男が次第に狂っていく、その表情の変化が凄い。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-06-16 13:21:00) |
55.すごいなアメリカさんは。こんなものを作っちゃうんだから。役者も脚本も監督もすごい。 |
54.誓いを果たそうとするあまり・・・ってことなんだろうけどやっぱりラストがしっくりきませんでした。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-01-04 15:18:01) |
53.ジャックニコルソンは登場したところから、それだけで満足という気にさせてくれる。 彼がいるだけで映画になる。その彼のモチベーションを得るのに充分な素材がない場合、断るかもしれないけど。 良きアメリカ映画をみた。 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-29 20:02:51) |
52.あそこまで行って真犯人を逮捕できない中途半端な感想が残る作品でした。 【SAT】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-07-17 22:29:48) |
51.ショーン・ペンの性格らしい、普通のようで普通じゃない映画はなかなかでした。薄暗いような雰囲気にジャック・ニコルソンの演技をされるとノックダウン寸前です。ベニチオ・デル・トロが出た意味がイマイチよく分からなかったけど、ジャックの自分で自分を追い込んで自滅する様は凄すぎとしか。まぁキャストに助けられた所も結構あるとは思うんですけどね。 |
【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2007-04-14 21:04:37) |
49.何ともせつない終わり方。導入部からの一連の流れで、一筋縄では終わらないことは大凡予想がついていたが、いい意味で裏切られたのかもしれない。しかし、どんなすごいドンデン返しが待っているのだろうと思ってしまった自己責任でもあるが、やや後味が悪いため、映画をみた達成感と言ったらおかしいかもしれないが、満足度もやや裏切られた。ただ、影に潜む幻影を主人公とともに追尾していくストーリー展開、実に忠実で(自分はそう感じた)安定感のある映像、音楽に及第点。綺麗すぎるハッピーエンドに倦怠感を持ってる人にはおすすめ。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-01 07:54:49) |
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48.とっても悲しい話ですね。あんなに良い家庭が築けてたのに・・。 【ケンジ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-16 21:17:04) (良:1票) |
47.重いし、後味悪いと言えば悪いのですが個人的には納得してしまったエンディングでした。音楽や映像も美しいし良い出来なんじゃないかと思います。たまにはこんな作品も、っていう感じで。 【しぎこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-31 23:19:57) |
【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-12 15:00:32) |
45.これはなかなかの力作。世界は偶然の支配するところで、それはほとんど人間への悪意に似ている。こんな、エンタテインメントになりにくいアイロニーを、娯楽サスペンスの仕掛けできっちり描いて成功したのは立派。ふと『羅生門』を連想した。舞台となるネヴァダの山岳地帯は息をのむ美しさで、これがまた人間に対する自然の無関心を印象づけて効果的だった。ニコルソンはもちろん、ベニチオ・デル・トロもミッキー・ロークも短い出演ながらみごとな演技を見せる。 【哲学者】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-04 23:06:04) |
44.イイですね~~ショーン・ペンらしい影を上手く表現して、寂しさの表現が実に。 とにかく質感が抜群に素晴らしい!! ショーンペン=ニコルソンの組み合わせしかり…非常に丁寧に作られている。退屈なようで、無駄がない伏線、情景描写…ほんまにリアルで、田舎の風景は何かを引きずった引退した警官の心象、実に重なり素晴らしいとしか言いようが無い。 正気と狂気が表裏一体でそれを見事に演じるニコルソンの凄さ!!会話じゃない、画面に映ってることのみで間も持たせることの出来る稀有な俳優である。ミッキロークも少ないシーンだがいい!!ラストについてかなり意見が分かれるようだが、あれでこそ、ショーンペンだと。 映画放つ残尿感、かなり好きです。 |
43.クライマックスで、主人公が恋人に対して何も言えなかったことが、彼の行動の動機を証明している。多少の葛藤すらなく、愛情より犯人逮捕の執念の方が完全に勝っていたということであろう。責められて一言の弁解もなく、うろたえることすらしないのが恐ろしい。普通のミステリーの体裁を取っておきながら、最後の最後で完全にひっくり返すやり方は、見事というべきか、あざといというべきか。しかしこれではあまりに後味が悪い。個人的にはハリウッド的ハッピーエンドの方が好みだが、原作があるのでは仕方がない。その存在について直接は知らないが、「殺人百科」という文字通り古今東西の殺人事件を集めた本の中で、著者の一人であるコリン・ウィルソンがその原作のことを賞賛している。間接的ではあるにせよ、「ハリウッドお得意の映画のプロットの一つ」を否定してみせた原作の意図は、そのまま監督の意図でもあったのだろう。犯人が運命の裁きを受けたのがせめてもの救いか。しかし恐らく運命というべきではないのだろう。原作はこれよりさらに陰気な結末らしい。 【わいえす】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-03-31 01:34:56) |
42.いやぁ、僕もてっきりラストは犯人が出てきてジャック・ニコルソンが「うへへ、ほれ見ろ捕まえてやったぞ!」とニタッと笑ってVサインして終わるものだと思ってたんですけど、、、、見終わってから結末を受け入れるのになんとも時間がかかりましたね。何が凄いってこんな映画を作ろうとするショーン・ペンの心意気ですよ。こんな映画作るのって勇気いりますよたぶん。 【あろえりーな】さん 6点(2005-03-28 02:49:40) |
41.私も、FSSさんが書かれた通りの感想を抱きました。「正しい道筋に立っていながら運命のいたずらに翻弄され、人生を見失って行く男の物語なのか」私はこう思いたい気もします。ショーンペンの作品とは知らずに見ました。とても考えさせられる映画でした。ジャックニコルソンの演技力に圧巻。 【あしたかこ】さん 8点(2005-03-20 04:49:00) (良:1票) |
40.もうさ、心臓に悪いね。こーゆーの。クリッシーが出て来たあたりからはもう心臓がバクバクで。そして何とも惨めな最後で悲しくて。何でこんなに悲しい映画を撮るのさショーン・ペン。アンタ鬼だね。←許すけど。 でさ、鬼と言えばの話なんだけど、後半、ヘレン・ミレンが出て来たところで私は不謹慎にも笑いがこみ上げてきて、こらえるのが大変な状態になりました。だってさ、ヘレン・ミレンっていうたら“鬼教師ミセス・ティングル”の役をそのまま引きずってるかのような口減らずで口達者な役だったので。もうさ、アレだよ、ジャックもタジタジだったよね。それがおかしくて おかしくて。唯一笑ってしまったとこなのでした。ちょと反省。。そして話を戻しましたらば、やっぱ幼児危険絡みのサスペンスだったということで、とにかくとにかく怖かった。ヘタなホラー映画よりかはほんまに怖かった。もうさ、何の躊躇いもなくって10点で。 【3737】さん 9点(2005-01-25 01:06:01) |
39.とても怖い映画だった。この映画のニコルソンをどう捉えたらいいだろうか。彼にとってのプレッジとは一体何だったのだろうか。ショーン・ペンの前2作品を認めている身としては、彼が単なる凡庸なサスペンスを撮るような人間ではないという確信はあったし、実際そういうサスペンスのみの視点でこの作品を観るべきではないのだと思う。この作品に通底する孤独な男の信念が徐々にその箍(たが)を狂わされていく様子は正直言って恐ろしく、それが事件と素直に繋がっていかないところが逆に評価できると僕は思っている。それを「長いネタふりのコント」だと言われると、観る人によってはそうなのかなとも思うが、そもそも人生とはオチのつかない枝葉なエピソードのつづきであって、傍目には全く面白みのない孤独な一人芝居を知らず知らずに演じているものなのだ。まぁそれはもう自明なことであって、僕らがそこに求めるのはその中で失われつつあるものをどう汲み取っていくかということなのだろう。この作品は、冒頭から刑事を引退した後のニコルソンの一挙一動を克明に記していく。彼は、刑事としての本能と執念によって事件を執拗に追いかけているように見える。そして僕も映画中盤までは、その信念こそ彼が少女のイノセンスを守る孤独なキャッチャーであるというところから来ている、そういう物語なのだと思っていたのだ。<彼の語られない境遇は重要だ> ところが、、、徐々に何かが狂っていくのである。それは体の中に巣食う癌のように確実に何かを蝕んでいくのである。そんなニコルソンの微細な変化と抑えきれない狂気が垣間見える場面の恐ろしさ。彼の「イノセンスのキャッチャー」という立場は、その絶対的不可能性の罠に確実に閉じ込められていくのである。この作品のテーマはずばり「イノセンスのキャッチャー」の行く末だと思う。ニコルソンは年老いて歪んだホールデン少年の行く末なのだ。彼がプレッジとして信奉したもの、全てのイノセンスを守ることの不可能性は、容易に自らを矛盾の孤独に押し込め、どこでもない場所へ導く。なんというリアリティだろうか。この作品のエピローグは冒頭のシーンへと繋がっているが、そこにはウロボロスの如き出口のない絶望が横たわるのみである。前作で描いた希望の光のようなものはそこには見出せない。この地平からショーン・ペンが如何にして物語を紡いでいくのか、それは次作に期待するとしよう。 |