70.ホラー映画か。 人間の不気味さ不穏さがMAX 狂気が感染して広まる様は怖かった。 ん…でも最後どういうこと? 理解不足のため仮の点数保留 【愛野弾丸】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-06-13 11:36:32) |
69.黒沢清作品の中でも解りやすい部類で且つサスペンスホラーとして面白い出来だと思う。 同じ題材で並の監督だったら直接的な描写に頼ってしまいそうな所を敢えて見せない演出というか想像力に訴えてくるような演出だったのでジワジワ怖くて面白い。 光と影のコントラストが生む日常に潜む闇。 普通に見えた人間が突然殺人を犯す狂気。 不気味なオブジェクト。 催眠術。 邪教。 ビルの屋上から落ちる人(お約束)。 生肉をぶん投げる役所広司。 また、萩原聖人演じる間宮という男がとにかく不気味だし、存在感が凄い。彼に接触した人間が次第に狂っていく様が怖かった。 【ヴレア】さん [インターネット(邦画)] 8点(2020-03-17 17:48:20) (良:1票) |
68.あの程度の催眠術にかかる訳がないと思ってしまう自分とは相性の悪い映画でした。「あんたは誰?あんたの事聞かせてよ。」見ているうちにコントみたいで笑ってしまうんですよね。それじゃ観客としては駄目ですよね。 【東京ロッキー】さん [インターネット(邦画)] 3点(2017-12-07 18:15:02) |
67.マルホランドちっく。大杉蓮はかつらにみえた。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-02-19 13:24:24) |
66.ミステリーと思って観たらサイコスリラー? あまり説明調でないので色々考察できる映画なのかもしれないが、いつかもう一度観ようという気にまではいかなかった。 【たんたかたん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2015-11-04 13:52:08) |
【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-05-27 22:39:40) (良:1票) |
64.面白いです。深い! 説明的すぎないところも、いろいろ考えさせられてよい! 僕は、黒沢監督の作品では、他に「回路」「ドッペルゲンガー」「カリスマ」「叫」を見ました。この「CURE」だけが、突出して出来がいいです。「回路」は最悪でした。 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 9点(2012-03-16 00:56:19) |
63. 時期的に「セヴン」とか「羊たちの沈黙」などのサイコスリラーが出ていた頃ではなかろうか。邦画の水準としてはかなり上質というか、日本映画の良い意味での丹念さもあり、観ていて安心感があった。 安心感とはいっても、決して居心地のいい映画ではない。萩原聖人演じる間宮は、観ていて苛々するほどだし(その意味では成功しているわけだが)、各俳優も大して存在感があるわけでもない。ある意味日本映画というのはこれほど存在感の薄い俳優達によって演じられてきたわけだ。 黒沢清はそういうハンディを意識しつつ、それを逆手にとって映画の画面を構築しているように見える。職人的な監督さんだと思う。少なくともこの時期の、「CURE」のあたりが彼の最も充実した頃なのではなかろうか。 たとえば遠景から間宮が最初に登場する浜辺のショットは俊逸なもので、このあたりで本作がただの思わせぶりなホラーではないということがわかった。つまり職人的な丁重さで作られているなということである。その意味で安心して映画に浸れるという気がした。 しかし上述のアメリカ映画ほどには、残念ながら画面に華がない。ダイナミックさで、どうしても負けるのだ。それは終末部の、病院の廊下の一劃で高部の妻(だと思う)が縛られた異様な姿で映されるシーンなどで、やはり造作のチープさをカバーするためにいささか映す時間が短か過ぎたりとかしている。このような細部を、細かく観ればアラが判然としているあたりが邦画の貧しさとでも言おうか、黒沢清のレベルですらこうなのである。 「CURE」はしかし邦画的水準では高いものだと思う。 【タカちん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-10 09:28:15) (良:1票) |
62.なんだろなぁ・・・ 全てが中途半端だった。 怖さも大したことはなく、サスペンスとしてもそれほど緊迫感もなく、人間ドラマにしてもそれほど深くなく・・・ 役所広司の演技は素晴らしいが、萩原聖人がミスキャストかも。 ただ一方で、つまらないかと言ったらそういうわけでもなく、最後まで観る者を吸引する力を持った作品だった。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-12-28 01:05:11) |
【はるこり】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-10-16 22:26:38) |
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60.1人の人間の言葉が、他人の心を侵食してゆく恐ろしさを、あの手この手でじわじわと表現してゆくいやらしい作品。発表当時はどれだけ衝撃的だったのだろう... 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-04 01:16:44) |
59.いやあ、これはけっこう恐かったですね。夜中に若い学生さんと一緒に見たんですが、「こ、これ、きついっすよ」と絶句してました。エンディングのファミレスの場面も、画像が不鮮明な分、恐ろしかったです。妖怪とか出すよりも終始雰囲気だけで迫ってくこういう映画の方が怖さがよく表現できますね。そんなわけで超いんちき野郎のメスマーを題材にしたのには目をつぶることとします。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-28 06:24:28) |
58.日常からの突然の狂気ほど怖いものはない、そんなことをこの映画で感じました。深夜に一人で観てたからかとんでもなく怖かった。萩原聖人は僕の中で麻雀がうまい人って印象だったので余計怖かった。 【しっぽり】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-01-28 07:16:24) |
57.間宮みたいな人もいそうだなと思った。あれ…だったら怖く感じるはずなんだけどな。「こういう映画だったな」くらいの印象しか残らなかった。みんな良い演技してる。役所広司はさすがって感じ。あと一時間観せられてたら、自分も少しおかしくなってたかも。 【Syuhei】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-02-25 22:40:29) |
56.正直理解できない部分も多いですがそれでも好きな映画です。 役所さんの過剰にストレスを抱えた刑事の演技が素晴らしすぎます。 【ぎぶそん】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-02-08 15:43:59) |
55.これは怖いです。 洋邦問わず、 サイコサスペンス(サイコホラー??)の最高峰と言えるのではないでしょうかね。 ただ、わかりにくい。 それ故に、あれこれ解釈する楽しみもありますが、 「回路」より格段にわかりにくいと思いました。 【彬彬】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-12-21 15:06:07) |
54.ふと自分の内にある潜在的な殺意というものを考えた。 これは誰にしもあるものだと私は思うのだが、どうだろうか。 キレる若者であったり動機ある殺人を犯してしまう人たち、 私と彼らとではどれほどの違いがあるのだろうか。 その違いは些細なものでしかないのかも知れない。 催眠術、それ自体を軸として見てしまうのは良くないのではなかろうか。 ふとしたキッカケ、後押しでこういった事は現実に起こりうるかも。 そういった非現実的な現実、矛盾した世界の内包、そこから滲み出る異常性。 一般的なホラーとは一味違った恐怖がそこにある。 【HIGEニズム】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-11 16:20:41) |
53.秀作、つまり本当に気味の悪い作品です。予想外のバッドエンドに驚かされました。所々映像が暗過ぎ、見え難いを通り越して見えない所が有り-1点、うじきつよしの精神科医役に-1点です。 【クロ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2006-06-19 05:33:07) |
52.サイコスリラーがはやってた当事、これを初めて観たんやけど、セブンなみに凄いとかなんとかで、期待して観てみたら、つまらんかった。ダラダラしてるし、怖くもないし、催眠術で人を殺すなんて、そんなにビックリじゃないし、第一、ストーリーの意味がわからん所が多々あって、イライラした。それから、何年後かして、映画の記憶もウル覚えになってきた頃、タマタマ深夜、テレビで観たら、なんか、凄い引き込まれて観てしまった。つまり、このように何かを感じる感覚なんて、その時の状況でいくらでも変わる。絶対にかわらんって思ってた感覚も変わった。人の感じる感覚は時にアイマイ。だからアイディンティティも絶対的じゃない。絶対的に信じてた自分すら自分でなくなる事もある。この映画は、そんなアイマイな怖さがある。でも、そー思うのは、俺自身が空っぽだからかも知れない。朝、起きて、壁に×って書いてあったらどーしよう・・って思える映画やった。 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-01-13 10:53:48) (良:1票) |
51.人を殺すなんて考えられないようなごく普通の人が人を殺す。そんな人が次々と現れる。しかしそれをコントロールしていたのはたった一人の悪い奴だった、、、ということなら怖くはない。一人の青年が人殺しを誘導していたわけではない(と私は思ってる)。そして人を殺した者たちも潜在的にターゲットを殺したがっていたわけでもない(と私は思ってる)。ちょっといなくなってくれたら、、ぐらいの気持ちを持った対象に×印をつけるという誘導に対し、ためらうことなく人を殺してしまう、その人間の深層ににある残虐性こそが怖いのだ。そしてそのことを表現した映像が怖いのである。「人を殺してはいけない」ということは種族繁栄という本能的なものとして組み込まれていると思っていますが、この作品ではどうやら違うらしい。しかしそんなことはどうでもよく、悪意が画面にへばりついたような描き方こそがこの作品の素晴らしさなんだと思う。このとんでもない悪意を日常に同居させたのが青山真治の『Helpless/ヘルプレス』ならば、この『CURE/キュア』は悪意を日常に同化させた作品。よってこの作品で描かれる日常は非日常とイコールである。それはまさに「映画」じゃないですか! 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-13 16:07:40) (良:2票) |