298.改めて振り返ってみるとこの映画、社員を犠牲にしてでもエイリアンを持ち帰ろうとするウェイランド・ユタニ社が一番怖いってのがメインストーリーでエイリアン(ゼノモーフ)はただのマクガフィンなんですよね。それなのに会社との攻防ではなくエイリアンとの攻防に大半の尺が割かれテーマと描写が噛み合っていない。最新作コヴェナントにおいて当のリドリー・スコット自身がもうエイリアンに興味がなくAIの発展の物語へとスライドしていることは当然の帰結と言えます。実はエイリアンってデザインが優れているだけでキャラクター自体は全然魅力がなかったりしないでしょうか?劇中のエイリアンの行動ってとにかく人を襲い殺してるだけで凡百のホラー映画の殺人鬼と変わらず、ほとんど物語性がなくグロテスクな悪役以上の深みがないんです。映画史上に残るモンスターたちを見てください、フランケンシュタイン、ドラキュラ、キングコング、ゴジラ、みんな恐ろしさだけでなくどこか悲哀が感じられるでしょう?このシリーズで悲哀を背負っていたのはむしろリプリーの方でした。のちのシリーズでリプリーを引っ張り続けたのもエイリアンの方に欠けてる悲哀を補うために必要な存在だったからではないでしょうか? |
297.ホラーという事でずっと敬遠していたのだがついに鑑賞。思っていたよりも怖くはないしグロくもなくて、ちょっと拍子抜け。その後に類似の作品が作られて見慣れたせいだろうか。こういうのは子供頃に見た方がインパクトが大きいんだろうな。2122年の設定なのにコンピュータはテキスト表示の70年代のままってのが将来を予測する事の難しさを感じさせる。 |
296.パート1の計器類、装置類、装備類など今見るとかなり古臭さを感じます。また現代映画と比較すると脚本も映像も随分と粗い感じです。タバコぶかぶか吸って危機管理もグダグダ、おまけに洋服の着こなしも古臭くてどう考えても未来には見えません。そもそもプロメテウスなんて作らず、、素直に一作目をリメイクしたほうがずっと良かったのかもしれません。 昔はよくTV放送していましたが当時感じた怖さや緊迫感はちっとも色褪せていなのは幸いです。今や伝説であるエイリアン初登場シーン(胸から出るアレ)も本当に素晴らしくて、まさにフィルム時代の名シーンの一つでしょう。また、逃げ回る怖さがあった前半と攻めに出る後半との対比も素晴らしく、おかげで映画の進行が全くダレておらず、終盤のフラッシュライトの対決へとスムーズにつながっています。まさに手に汗握る映画体験といえばコレでしょう。 この映画のヒットで歴史的ヒロインとなったリプリーさんですが、彼女がパート1からパート4まで全てに出演してくれているのも素晴らしいです。このシリーズは珍しいことに各話ごと監督が異なりますが、シリーズ全体の流れもスムーズで話のトーンも破綻しておらず、完成度が高いシリーズへと昇華しています。これは明らかにリプリーという女性のけん引力で、結果論ですがこの歴史的シリーズが成功した要因の一つになっています。そういった意味でもリドリースコットの一作目は、まさに歴史的一作目、リプリーとエイリアン、リドリーに感謝したい、本当に素晴らしい作品です! 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-05-28 22:12:48) |
295.初めて観ましたが、そこまでの出来とは・・・?中盤までは怖いし得体が知れない緊張感が伝わってくる。だが、殺され始めてからはエイリアンもバカだし、乗組員も全然団体行動しない、おバカが多い。作戦も何も無くて無能過ぎて観てられなかったです。 【SUPISUTA】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-04-29 07:35:31) |
294.79年当時でこの映像技術・・、凄いなあ。初見の時「あ、宇宙船の中ってこんな風なんだ」と素朴に信じたくらい凄い。パイプが何本も交錯する機関室や船体爆破装置の重厚感に心奪われる。無駄を一切廃したスリリングな展開のシャープなこと。S・ウィーバーの男らしさに惚れ惚れ。猫の目を通して凄惨な場面を想像させたり、遠隔地のビーコンで恐怖を煽る手法も未だに新鮮で粋(?)。グロすら芸術の高みに昇華した、唯一無二の正に名作。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-01-18 12:33:14) (良:1票) |
293.SFホラー、というかホラー映画の最高峰だろう。 なかなか姿を見せないエイリアン、顔に貼りつくアレ、腹から飛び出るアレ、やけに退廃的な宇宙船のデザイン、暗がりと閉塞感。 今となっては古典、もしくはあまりに王道の設定や展開(別に本作が悪い訳でなく、本作の影響が甚大である証拠)なのだが、これもまた恐怖を煽る。 逃げ切ったかと思えば・・・まだヤツは生きていた!とか、お決まりだけれど、最高に息を呑む展開だ。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2018-08-25 15:16:25) |
292.中々姿を見せないエイリアン・・・・緊張感がたまりません。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-11-30 19:21:27) |
291.怖さではシリーズダントツ! なんと言っても、腹を食い破って出てくるチェストバスターの衝撃! とにかく暗い船内の雰囲気が怖いし、得体のしれない生物が潜んでいるという怖さ。 また、CGが無い時代故にエイリアンは人間っぽい動きだが、逆にそこが愛らしくていい! 突然ばぁっ!と手を広げて脅かしてきたり、やっと居なくなったと思ったらなんか隙間に挟まってて手だけ出してやっほー!とか、今見直すと妙に笑えてしまう。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-09-24 22:21:28) |
290.中学生の時のテレビ放送が初見。とても怖くて見たことを後悔したほどだが、 なぜか画面にくぎづけで見ることをやめられなかったのを記憶している。 それ以降もVHS、DVD、ブルーレイとメディアの進歩に合わせて、購入して、見続けてきた。 今でも時々見たくなってしまう。SFホラーの最高傑作である。 デザイン、音楽、ストーリー、すべてにおいて一級品。 当初はエイリアンの造形に関する情報も少なく、雑誌等をむさぼり求めたものだ。 3作目以降はエイリアンもすっかりCG化されていまい、魅力半減で非常に残念。 【puta-pp】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2017-09-24 15:20:48) (良:1票) |
289.何度も観ているが、緊張感あって良く出来ている。 この後に何度も続くシリーズになるとは思っていなかったが、この一作目はむしろ異色作か。 【simple】さん [地上波(吹替)] 8点(2017-09-16 17:39:25) |
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288.小学一年生の娘が怖い映画見たいというので、私も何年かぶりに鑑賞。エポックメイキングな作品には違いないと思います。怖いです。 【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-12-11 19:14:46) |
287.30年以上前に、小学生のとき、はじめて鑑賞して映画が好きになるきっかけになった作品です。 世界観、ストーリー展開、演出、エイリアンのデザイン等、今も色褪せることはありません。 続編も嫌いではありませんが、この作品は別格です。 【まっか】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-12-02 23:31:34) |
286.コワい映画を、ちゃんとコワく不気味に作ってる、というまさにその点で、称賛に価する作品だと思います。 まずタイトルの出し方がやけにカッチョいいんです。というのはさておき。 ノリはオバケ映画で、まず冒頭の無人のノストロモ号がどう見てもオバケ屋敷。実に不気味でヤな感じですね。誰もいないのに勝手にチャカチャカ動き出すのがまた気持ち悪い。で、別に無人だった訳ではなくって、長期睡眠中だった乗組員がポツポツと起きてくる。彼らは何事もなかったかのように会話を交わしながら食事をとり、まるで映画のカメラも無視してるみたいな白々しさ、朝のボンヤリした雰囲気。 ノストロモ号はどこもかしこも古びた感じでオバケ屋敷っぽい。蛍光灯が頼りなくパチパチッて灯ったり。しかし「マザー」の中だけはきらびやかで、神秘的というか、怪しい宗教を思わせるような。で、やはりといった感じで、「マザー」のご神託は乗組員に危機をもたらすことになります。 この映画、子どもの頃は「映画全編にわたり、エイリアンが宇宙船の中で殺戮を繰り返す」という印象を持っていましたが、実際には、ショッキングなチェストバスターのシーンまでで、すでに映画のほぼ半分が経過してます。前半、次から次に変なモノばかり見せられるから時間の経過が早く感じられたんですね。未知の生物のグロテスクさ、その一方で体液がメチャクチャ強い酸、だなんて、急に理系チックなところを見せたりして。勿論、この生物を簡単には倒せない、という秀逸な設定でもあるけれど、床を溶かして見せるだけならともかく、下の階までブチ抜いて溶けていくところを見せつけるのが、念が入っててこれまたイヤらしい。 後半は、まさにオバケ屋敷同然のノストロモ号の中で、オバケそのもののエイリアンが襲い掛かってくる展開。映画も残り半分ですから(ラストに少しお時間を頂くので、まあ、半分弱ですね)、実にスピーディに展開していきます。エイリアン以外に、ロボットのオバケも出てきますから、なかなか忙しい。ノストロモ号内部、ただでも迷宮のような廃工場のような不気味さなのに、さらに船内は実にヤな感じのノイズ音にあふれていて神経を逆なでし、そこに登場人物の緊迫した息遣いの音なども加わって、聴覚からも不気味さを訴えかけてきます。ああ、ヤだね。コワい映画たるもの、こうでなくては。 ラストの思わぬオマケの展開も秀逸。超自然的なオバケ映画だった作品を、気持ち悪さマックスまでいったん高めた後、合理性でスパッと終わらせる。これ、何となく気持ちいいのです。ただ、ここでなぜかハワード・ハンソンの交響曲第2番が流れてくる(全3楽章のいずれにも登場するメロディですが、第一楽章終盤かな?)。ちょっと和やか過ぎる音楽で、張り合いが無い気もするのですが。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-10-31 14:39:35) |
285.SFホラーの原点にして頂点という感じの傑作。エイリアンが映るシーンは意外と僅かですが、そのわずかなシーンでの恐怖感が半端ないです。 最近のSFとは違い技術に制限がありますが、今の最新技術とは違い当時の技術でどこまで恐怖感を与えるかがよく出てた。 【ラスウェル】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2016-10-26 23:47:58) |
284.シリーズ中この作品が一番強烈で、あの緊張感は未だに頭にこびりついている 【マンデーサイレンス】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-08-13 21:54:15) |
283.ずっとドキドキしていました。本作のポイントは、異星人との戦いを地球から遠く離れた場所で描きながら、その怖さのスケールが伝統的なホラー映画と同じであることだと思います。恐怖が身近に感じられたんですよ。まるで大きなゴキブリと戦う感じです。殺虫剤を手に取り“ヤツ”を捜し回るものの、動きがすばしっこくてどこに行ったか分からない。そういう日常的な恐怖ととても似ていたので、この映画は怖かった。宇宙船内の近未来的な音を効果的に使って怖さを煽っていますが、これも家の中のどこかで何かが軋む音が聞こえてくる感覚に近かった。シガーニー・ウィーバーの絶妙な半ケツも怖さのあまりにどうでも良くなりましたね。 【Y-300】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-13 21:51:02) |
282.続編が続きましたが、やっぱり1が一番好きです。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-11-22 18:51:11) (良:1票) |
281.リドリースコット、シガニーウィバー出世作。 映画の完成度はSF最高傑作だと思います、特にエイリアンの美術には感服しますね。 |
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279.非常によく出来ており、堪能しました。ラストの緊張感が好きです。 【cogito】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-03 15:11:08) |