15.かつて、初めてこの作品を観たときには「なんじゃい、それでシマイかよ」と思ったのも事実ですが、それはなんとなくホラー映画に対して、「派手な特殊効果」というものを期待しちゃってたから、なんですね。リアルで無くてもいいので、とにかく目を引く特殊メイク、変身シーン、残酷さを通り越してアホらしいスプラッター描写。 この作品、そういうのが皆無とは言わんけど、だいぶ抑制されてます。なので物足りなく感じた時期もあったけど、「何かが起こりそう」な予感、雰囲気、といったものをホラーの魅力だと感じるようになってくると、やっぱりこの映画、イイんだなあ。 霧に乗って亡者どもが復讐にやってくる、というオハナシですが、舞台は小さな港町。ラジオ放送で何となく町の住人たちが繋がってる。要するにある種の「空気」がもともとこの町にあって、その上から、霧という別の「空気」が町を覆ってくる感じ。その霧の中に一群のアヤシげな人影が立ってる光景、ってのがいかにもカーペンター風味。 コワい、よりも、ひたすらアヤシい。 音楽は例によってカーペンター自身、ということで、正直、単調な印象が拭えないのもいつも通り(それ故に決して映画を邪魔してないのもいつも通り)ですが、このメロディってもしかして、「怒りの日」をイメージしてるんですかねえ??? 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-05-08 22:31:58) |
14.単純な理由付けのないホラーなので、コンセプトとして好感が持てるが、現代の目でみると話や演出がとてもチープなのが残念。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-01-15 03:24:35) |
13.もう少し怖けりゃよかったんだけど。最後もなんかイマイチだった。「ミスト」のほうが強烈だったからかな。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-04-18 17:53:39) |
12.ホラーによくある無差別大量殺人でなく、犠牲者数が決まっているところは成る程復讐劇なんですが、それ以上の効果はなかったような。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-30 12:17:51) |
11.これはいわゆる怪談ものですね。それに今時の(と言っても70年代ですが)スラッシャー映画の風味を加えた作品。静かに恐怖が迫ってくる感じ、異常に気づいてラジオで危険を呼びかけるDJ、霧の中から現れる亡霊たち。この独特の雰囲気は好きです。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-08 09:06:34) |
10.何とリメイクが全米No.1になってる! てか、リメイクする程の映画か、これ? 本作の逸話と言えば、序盤の超常現象シーンのいくつかが「未知との遭遇」の超常現象シーンと被ってることを知ったスピルバーグが、泣く泣くそのシーンをカットしたということ位で、数あるカーペンター作品の中でも特別優れてるとは思えませんが…。所々は流石カーペンターって描写もありますが、掴み所の無い「霧」の恐怖というのはカーペンター向きではなかったのかもしれません。私、これを高い金出して映画館で観てるんですよ、トホホ…。という訳で、カーペンター風味に+1点して4点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-11-11 00:02:58) |
9.うーん、霧がメインなだけに暗闇が結構邪魔ですな。何が起きてるのか妙に分かりにくい。やや不自然な点がいくつかありますが、ジョン・カーペンターが見えないものが迫ってくる恐怖を巧く描いてたと思いますが、個人的に全体的に不満ですけどね。犠牲者が6人ってやっぱちょっと少なくねぇか?リメイクに期待。 |
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8.カーペンターが「ハロウィン」に続いて監督した幽霊モノの佳作ですね。お話的にもそこそこの完成度を感じるし(カーペンター作品では)、エイドリアン・バーボーが演じるDJが単純な展開に違った流れをつけて面白くしていると思います。そして、なんと言っても主役?の”霧”が良いです。「霧の中には何があるのだろうか」と恐怖心をあおります。何時ものことだがカーペンター自らの音楽も冴えてます。 残念な点は霧が町を襲うクライマックスがちょっと短いかなぁ、と。 町を襲ったわりに、事の事態に気づいたのは一部の人間だけですし。 【カズゥー柔術】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-26 02:34:07) |
7.西洋の怪談話を映画化した感じですけど、いまじゃこういう王道を行くホラーってのはなかなかないですね。桐の向うには何があるんだろう?という心理的恐怖を煽る描写は上手いと思いますし、70~80年代のホラーに良く見られる「いかがわしさ」も十分あると思います。画面の暗さも申し分ない。やっぱりはっきり見えるより少し見え辛い方が怖さが伝わってくる。絶叫クイーンことジェイミー・リー・カーティスとマリオンことジャネット・リーの共演も嬉しいところ。エイドリアン・バーボーの、淡々と事件の詳細を語る語り部的役もいいほうに働いてる。ラストはやっぱりカーペンター。安直な終わり方にしないのはこの頃からですな。適度な古さが逆にホラーとしての雰囲気を盛り上げてる佳作ですな。 |
6.心理的にも、映画の効果としても、良く出来た映画です。暗く静かな夜道を一人で歩いていると、突然大きな音がしたり、何かが動めいたりする。そんな感覚の恐怖があります。人間の形をしているのに、人間では無い物…って怖いと思いますが…。最近の映画では「呪怨」などがあります。 【ても】さん 8点(2004-08-14 23:58:08) |
5.中途半端なB級ホラー。肝心の場面が暗くてよくみえないし全然怖くない。途中でねむたくなった。 【civi】さん 3点(2004-08-10 01:04:53) |
4.雰囲気は抜群にいいのにもったいない。イマイチ霧の恐怖感が伝わって来ませんでした。 【新井】さん 6点(2004-03-03 14:14:12) |
【虎尾】さん 5点(2003-12-12 23:51:13) |
2.霧の中から何かが出てくるという感じの演出は面白かったですよ。B級ホラーとして楽しめます。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-01 23:52:47) |
1.ジョン・カーペンターのホラー映画にしてジェイミー・リー・カーティスとジャネット・リーの母娘共演作!!すっかり老けたマリオンのなれの果てが泣かせる。内容は割とオーソドックスな怪談ストーリーだし結構面白いんだが、悪乗りし(過ぎ)てカーペンター自ら”霧の亡霊”を演じ、しかーもドUPになるのが何とも致命的。アンタの顔じゃ全然恐くなーーーーい!!霧の描写のみに徹していれば充分佳作になりそうな出来なだけにコレは惜しい!なもんでマイナス4点。でも自業自得w。 【へちょちょ】さん 6点(2003-10-16 15:39:12) |