10.ストーリー自体は引き込まれやすい設定でしたが、彼女の考えていることがいまひとつ見えてこなかった。観る人によっては理解できるのかもしれませんが、私としてはもう少し心理的な面を掘り下げてほしかったです。 それでも7点をつけたのは、映像に感動したからです。色が鮮やかで、場面の一つひとつが絵画のように見えました。なんてことはない場面も美しく見えるのは、監督の腕なのか、それとも私の勝手な思い込みなのか、、、。 この作品は好き嫌いというより、合うか合わないかで分かれると思います。 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-15 12:55:46) |
9.見ていて終始感じたのはモーヴァンのたくましさ。そもそも「たくましい」ってどうゆうことなんやろう?って事を考えた時に、この作品のモーヴァンのような生き方をこれから先は考え付くんやろうな。「たくましさ」とは体がゴツい事でもなければ、恐ろしい事や気持ち悪い事をやってのけるような勇気のある人間ということでもない。モーヴァンのように彼氏の死という状況でさえも冷静に見つめて利益を求め、ミミズのような気持ち悪い生き物をいじくりまわして、彼氏の死体を埋める。こんなことを何のためらいもなくできる世間刷れした感覚の持ち主の事やと思う。そんなモーヴァンをこの作品では力強く、サラリと描いていて、何の嫌味な感情も持たせない。常にハングリーでアクティブな彼女がとても羨ましくなるし、自分の人生を切り開こうとする強さが作品から溢れていて、俺みたいなもんが見ると心が痛んだ。あとは、ちょっと作品の時間が長いかな。ゆったりしすぎて作品の内容に見合った時間とは思えない。 【ハッシーふりかけ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-18 05:10:03) |
8.ギター弾きの恋の八ッティとはうって変わって、 なんだかすんごい女性になってます。 でもやっぱりサマンサ素敵。 内容については、理解できたとはいえません。 勇気を出していくよドストエフスキー君てことなの? でも、サマンサを十分に堪能できる映画でした。 でもたぶん他人にはすすめないから、6点かな。 【ckeru】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-15 20:42:29) |
7.うっ…、意外にも評価が高い…。ということは皆さん、この映画に描かれていたことが理解できたんでしょうか? 私には最初から最後まで何がどうなってるのやら、さっぱりと解りませんでした。モーヴァン・カラーはエモーショナルな部分や目的意識等を一切削ぎ落とした、一種の無垢な人間ということなんでしょうか? そうなると、便宜上、常識的な善悪に分類して考えれば、もちろん彼女から「悪意」を汲み取ることは出来ませんが、これは性悪説に則って人間を描いてることになりますね。それにしても、サマンサ・モートン以外の人の台詞が全く聞き取れなかったなぁ…、2点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-05-25 00:10:07) |
6.サマンサ・モートンについて言えば、役になりきっていたし、引き込まれる不思議な魅力を感じた。ただ、モーヴァンについて言えば、その意図がよく分からず、ただ傍観していることしか出来なかった。 【もちもちば】さん 6点(2005-01-26 22:39:01) |
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5.シナリオに惹かれて見に行ったんだが… 退屈。とことん退屈。なんなんだこの映画は? 【ふくちゃん】さん 3点(2004-06-30 20:38:31) |
【MS】さん 3点(2004-05-15 01:31:29) |
3.主人公のモーヴァンがクリスマスの朝目覚めるとBFが隣で自殺していて、パソコンには「出版社に送って欲しい」との伝言が残された彼の小説と「キミの為の音楽」と書かれたカセットテープがあった。死体をそのままにしてモーヴァンは友達とパーティへ。翌日部屋に帰った彼女は小説の著者を自分の名前に書き換えて出版社に送り、「葬式用」として彼が残したお金を使って友人とスペイン旅行に旅立つ。この映画「なんでそうなるの?」とひとつひとつの行動の理由が気になる方には相性が悪いかも。私だって彼女の行動に共感するとは言わない。けど、彼女がとる他人との距離感や【ひのと】さんが言っておられる虚無感には妙に馴染み深いものがあるし、同じ時代を生きているという感じがする。リン・ラムジーという監督はこう言う淡々としているのに妙に手触りがある感情を表現するのが得意なようだ。CAN、ステレオラヴ、ベルベットアンダーグラウンドなど音楽もセンスが良い。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-03-08 16:54:54) |
2.サマンサ・モートン主演作、ということでかなり楽しみにして観ましたが、相変わらずの存在感で素晴らしかったです。赤い爪の彼女の手もすごく印象に残ってます。全体的に映像もきれいでした。あと、友達役のキャスリーン・マクダーモットもとてもかわいかったです。 【Mプ】さん 7点(2004-02-10 13:12:17) |
1.原作を読んだ後、映画化作品ではサマンサ・モートンがモーヴァンを演じると知り、見逃せないと思った。極端に瞬きの少ない、虚空を見つめるような目。彼女の眼差しはモーヴァンそのものだ。どんな馬鹿騒ぎの喧騒の中でも、モーヴァンは喧騒の外にいる。世界のどこにも属していない。ここではないどこか、世界の外に1人で立っているよう。生々しくありながら、どこか寒々しく乾いた空虚感。絶望とも失望ともちょっと違う。そう、強いて言うなら虚無。そんな虚無感を彼女は言葉少なに、しかし如実に語る。そして、行く道を自分自身で選択し、何かを探しに行く。地に足を付けつつも、どこか浮遊しているような、危うい境界線の上に生きている。それでも、歩いてゆく。「2歳の頃から自分のことは全て自分でやって来た」と言い切るサマンサ。こういう、特別美人でもスタイルが良い訳でもないのに強烈な存在感を放つ若手女優が日本にもいたらいいのに、と思う。ちなみに私、買う気はなかったのに、初回限定仕様のDVDのあまりのお洒落さに衝動買いしちゃった。 【ひのと】さん 8点(2004-02-03 13:17:48) |