10.久しぶりに永瀬正敏の映画を観たが、相変わらず彼は映画がよく似合う。それほどに演技が巧いとは思わないけど、いかにも映画っぽい格好良い台詞をさらりとそして意味深長に発することができるのは、彼ならではの映画俳優としての才能だと思う。その格好良さに宮崎あおいが加わりビジュアルのクオリティは殊更に高まっている。しかし、それだけではよくある“なんだかカッコイイ映画”で終わってしまうところだ。そこで、小奇麗な雰囲気を絶妙な具合に破綻させる岸部一徳の存在が光っている。 ところどころで奇妙な映像センスを見せる映画世界に、驚きと共になんだか見覚えを感じたが、なるほど、監督は鈴木清順と師弟関係だそうで、妙に納得。今後の作品にも期待したい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-06-16 12:59:38) |
9.観始めてまず最初に持った印象は、何がなんだかわからない映画。 何から何までありえない話ではあるが、最後まで観てみれば、なんか普通の日本映画のようにも思える。 要するにぶっ飛んだ雰囲気を持ってはいるが、あくまで雰囲気のみ。 突飛な演出、変な編集で惑わされるが終盤は演歌っぽい話になって、飛びきれていない、そんな印象だった。 でも面白かった。 【称えよ鉄兜】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-01-25 16:58:13) |
8.ムードだけの作品。だから何? こんな映画が量産されては邦画離れを助長させるだけ。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 0点(2008-01-09 06:09:40) |
7.自分が今まで経験したことのない外国の料理を出されたとき、リアクションに困ることがあります。なんとも形容のし難い味。美味いといえば美味いけど、不味いともいえる。もう一度食べたいかと聞かれれば答えに困るような。本作の印象はまさしくこんな感じ。不思議な味というか、ちょっと凝っているなという部分は感じるものの、それが“良い”のか“悪い”のか判断がつかない。見た目はカラフル。だけど何だろうこの味は…。たまに食べるなら悪くないけど、毎日は勘弁というような作品でした。岸部一徳の味だけはしっかり感じました。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-09-10 19:07:57) |
6.退屈、不愉快、つまらんの三拍子そろった作品。永瀬が出ていて良かった作品は今まで診た事がないです。本当に彼は役者で食っていけてるのか?心配。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2006-08-29 12:31:09) |
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【タコス】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-04-01 12:49:59) |
4.んー、僕も【すぺるま】さんと同じく、「赤い銃弾」の正体が何となく予想できたし、「けれんみ」の演出はちと力不足かな?と思っていたけれど、ラストがあんな風になるとは思わなかった。これは言ってみれば「ハードボイルド・ファンタジー」という感じでしょうか。あの葉山田と丸山を追い詰めた二人の殺し屋の馬鹿っぽさは面白かった。今回は予算が少なくて思うように作れない部分もあったのだろうと思うので、次回はもっとぶっ壊れてて馬鹿馬鹿しい(良い意味でね)作品を撮って欲しいです。 【ぐるぐる】さん 7点(2005-02-13 18:48:48) |
3.永瀬・宮崎・新井・岸部、この四人のキャスティングに成功した段階で何を撮ってもそこそこの評価が得られたのではないだろうか。まあそれも監督の力ではあるんでしょうが、もう少し盛り上がりが欲しかったです。 【亜流派 十五郎】さん 2点(2005-01-24 01:09:48) |
2.永瀬正敏は、いつまでこういった「小品」に付き合って出演するつもりなんだろうか。 永瀬正敏が出演することで企画が成立する、若手の監督が作品を撮れるという意味ではアリなんだろうが。 【ナクサライト】さん 2点(2004-11-18 18:49:49) |
1.「色」とは物体それ自体についているのではない。 物体が光を反射し、その反射された光から人間が色を認識するのだ。 黒、青、黄色、黒。 それらはモノ自体に色がついているのでなく、人間の眼と脳が色付けしているのだ。 否、それは違う。 そこに色は確かに存在している。それは間違いない色だ。 その跳ね返った光から、我々は色を感じる事が出来る。 意識に投影された色こそが真実の色だ。 無限の色彩、夢幻の物語。 だからただ見つめていればいい。目に写る全てを。 映画というキャンパスは驚くほど自由だから。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-08-21 23:41:50) |