1.若き日のクリストファー・プラマー見たさに喜び勇んで駆けつけたのがガックリ肩を落として帰る羽目に。1936年の時代設定が全く感じられなく(クラーク・ゲーブル、ハンフリー・ボガート等アーカイブ映像があったにもかかわらず)ミュージカルシーンは大した事無く(キャグニー作品を観た後なせいもあるかも)お目当てプラマーを始めとして全員が中途半端なキャラクターで誰にも惹き込まれない。プラマー及びロバート・レッドフォードとナタリー・ウッドそれぞれのキスシーンは違和感ない(どう見ても15歳には見えないせいか)ものの、15歳の子供相手だと思うと馬鹿馬鹿しさに脱力。ラストショットにもしかしてジュディ・ガーランドがモデルなのだろうかと思わされた。
ハリウッドで大スターとして息長く活躍する難しさと値打ちを考えさせられた点、並びに、詐欺みたいな邦題はままあるけれど、本作の意味不明さは鑑賞歴中ダントツのナンバー1として記憶に残るであろう点に加点。