1.これがガンスじゃなくて元祖、狼男の映画らしい。でも第二弾らしい。これより前にもう一本あったらしいけど、今の狼男像の源はこれらしい。やっと観ました。感想は、うーん、なんていったらいーのか、狼男の映画そのものでした。みなさんが想像する狼男の映画、そのままです。だから展開とかはお約束。特撮は古い映画なんで期待しないでください。狼男が毛むくじゃらの眉毛の濃いおっさんに観えても、そこは突っ込まないでください。悲しい、ほんま踏んだり蹴ったりな男の悲惨な人生を観てあげてください。ほれた女性に婚約者がいて、自分は狼にかまれて、その好きな人を襲ってしまう犯罪者になりはててしまうなんて、せつなすぎる。そーいえば、冒頭から、その女性の部屋を望遠鏡で覗き見するストーカー的な兆候がありましたけど。本当の息子のことを理解してない強気なオヤジがこれまたせつなく、ジプシーの魔よけの呪文が妙に耳に残る映画でした。一時間ちょっとなんで、ゴシックでアンティークな白黒の狼男の映画をサラッと観たければ、どぞ。