1.名前を聞いただけで人々を震え上がらせるガンマンと、あまりにも善人すぎて唯一彼を恐れない家族が、行き倒れになった彼を助けたことからから一緒に住むようになるお話。敬虔なクェーカー教徒である家族とその娘に、ジョン・ウェインがほだされて、次第にメロメロになっていく様子がとても面白いのです。ジョン・ウェインの中には、このまま彼女と一緒になって農夫の暮らしも悪くないかなと思う反面、「こんなの俺の姿じゃねぇ!」と反発する気持ちもあって、その心の中の葛藤も、自分の行動に驚く姿もなかなか笑えます(笑)。登場人物一人ひとりのキャラが、とても特徴的でその世界の中で、彼らがうまく噛み合っていく。どれをピックアップしたらいいのかわからないほどの細かなエピソードがいっぱいちりばめられているんですよね。そんな御伽の国(映画の国)のちょっとしたお話、そういうストーリーに私はやられてしまいます。映画って楽しいですね。