75.戯曲を読むと正直、たいして面白くもない「ロミオとジュリエット」ですが(単に、新潮文庫のシェイクスピアで唯一、あの独特の福田恆存節を楽しめないから?)、こうやって映画にすると何だか引きつけられてしまうのは、 「ええい、この、若いモンがいつまでもイチャイチャしやがって」 というイライラ感で、退屈する暇もない。ってヤツですね。まったくもう。 ウェストサイド物語の原点、あるいは「タイタニック」の原点と言ってもいいのかな? 本作の、あの二人が相手の存在を初めて知るダンスのシーンなんかを見てると。 それにしても、ジュリエット役のオリビア・ハッセーが、もう呆れる程に美しくって、彼女が登場した瞬間、息を呑んでしまう。そういう意味では本作、彼女の「出オチ」みたいな側面がありますけれども。それにしても彼女はどうして、あんなロミオに一目ぼれしちゃうんだろうか。特に布施明に似てる訳でもないと思うんですけどねー。 趣きのある古い町並みでのロケ撮影が、よく雰囲気を出していて、イタリアが舞台の物語ですがシェイクスピアということでセリフは英語、でも作品自体はイタリア映画クサさがプンプン匂ってきます。 そしてあの有名なテーマ曲。ジュリエットのテーマといえばプロコフィエフで決まりかな、と思いきや、それを超えるお涙頂戴メロディをニーノ・ロータが提供し、映画の印象を深めています。 それにしてもラストの方で、オリビア・ハッセーの死に顔というのか仮死顔というのかがやっぱり美しくって、ああ、スペースバンパイアも彼女が演じてくれていたらなあ、などと思うにつけ、トビー・フーパーの人徳の無さみたいなものが悔やまれてしまうのですが(なんのこっちゃ)。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-16 10:00:17) |
74.戯曲が元になっているだけに仰々しい台詞回しがちょっと気になるが 衣装も凝っていて世界観に浸ることが出来た。 最期は悲劇で終わるということは有名な話だが それまでの過程でいろんなシーン、エピソードがあり 想像していたよりずっとしっかりした話だった。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-11-12 00:58:38) |
73.オリビアハッセーの美しさと,ニーノ・ロータ先生の音楽のためだけにみる価値がある.しかし,それ以上の価値があるかと聞かれても困る. 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-12-29 10:54:59) |
72.「タイタニック」とか、「ロミオとジュリエット」なんて超が付くほど典型的なアホロマンスなんだが、俺はそういうのがスゲー嫌い。 ただ、完成度って意味じゃ大いに評価するぜ。 フランコ・ゼフィレッリは見事な「ロミジュリ」を撮った。 中世ヨーロッパの美術はキレイだし、後半の決闘場面は中々迫力があったし、ハッセーのお●ぱいを見るだけでも大いに見る価値がある(何じゃそりゃ)。 いやさ、他の「ロミジュリ」映画が本当ロクでも無いというか。ディカプリオのなんてひでえもんだよ(絶句) 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-12 01:04:37) |
71.ストーリーはもう誰もが知っている、シェークスピア原作の悲恋もの。 古典戯曲として映画化や舞台化も幾度かされているようだけど、「ロミオとジュリエット」と言われて思い出すのはやはりこの作品。 衣装、美術背景など、当時の雰囲気がよく伝わってきて、映像や音楽もきれいだったという記憶もあるが、何と言ってもヒロインのオリビアが愛くるしい。 凝った演出を排除したクラシックな作りが、名画という印象を与えてくれます。 【MAHITO】さん [地上波(字幕)] 5点(2013-03-17 05:50:13) |
70.シェークスピアの世界を壊していない。 デカプリオ演じる現代版より、こちらがオススメ。 ただ、やっぱり原作はもともと舞台用の戯曲なので、舞台のほうが向いている。 オリビア・ハッセーがとにかくキレイ。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2012-12-18 22:38:12) |
69.「ロミ&ジュリ」に特別の思いがないのは、きっと「ハムレット」と一緒に読んだせい。 シェイクスピア四大悲劇の中には入っておらず、なぜか笑劇(FARCE)の扱いなのは、どこか滑稽さをはらんでいるせいか。 宿命的なお話の組み立てはよくできているけれど、一目で恋に落ち苦しむ間もなく息絶える彼らの悲劇性は淡く感じるのです。 68年版は「ロミ&ジュリ」の中では一番人気、オリビア・ハッセーのジュリエットがはっとするほど愛らしく、ロミオ(レナード・ホワイティング)のロザラインへの片思いを目立たせないのは、より美しいジュリエットへの心変わりを軽薄と見せないためか。 ゼフィレッリの作品は物語発祥の地イタリアらしく、ひとときの情熱に支配される世界ですが、若い俳優の躍動感や音楽・衣装などの見映えは一番かもしれません。 物語に厚みを出すべくティボルトとマキューシオの決闘にも時間を割き、ティボルト(マイケル・ヨーク)の殺すつもりではなかった当惑の表情が、家同士の争いの虚しさを物語ります。 「ロミ&ジュリ」人気は今も衰えず、15才のヘイリー・スタインフェルドのジュリエットは、どのような感じでしょうか。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-09-03 07:00:03) |
68.私が悲恋が好きなのは幼少期にこの映画を観たからかもしれない。超有名なストーリーで何度も映画化されていますが、このオリビア・ハッセー(元:布施明夫人)演じるジュリエットを越える"美人"女優はいまだにいません。←私的感想 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 8点(2012-04-22 04:03:00) |
67.古典的なロミオとジュリエットは初めて観ました。主役の二人がとても美形で絵になっていて、悲劇的なお話の魅せ方もロマンチックで良かったです、 【*まみこ*】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2011-08-02 12:24:01) |
66.30年近く前、「ある愛の詩」との2本立てで見ました。作品としては「ある愛の詩」の方が良かったが、オリビア・ハッセーの美しさには心を奪われ、布施明に嫉妬したものだ。オリビア・ハッセーが出演したカネボウのCMで「君は薔薇より美しい」って歌ってたよな~。 【きーとん】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-08-17 22:40:24) |
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65.まともに見たことなかったのだが、ストーリーは有名なので展開の意外性は全くない。頭に残っているのは、あの有名なテーマ曲とオリビアのおっぱいだ。グラビアアイドル顔負けの爆乳。まったくもって、けしからんおっぱいと言える。若い二人の純愛がテーマなんだが、集中できなかった。このような不純な中年になる前に見たかった。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-07 00:35:19) (笑:1票) |
64.余りにも有名なこの悲恋劇ですが主役には、なんと!当時十代の新人男女を起用して、公開時は異常なほどの大フィーバーだったのを思い出します。実に新鮮でみずみずしい、まだ幼さを残した二人の演技は今改めて、見直しても色あせず見事なまでに恋愛感情を表現しています。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-31 22:15:34) |
63.【おばちゃん】さんのレビューにもあるが、当時としては解釈や手法が斬新過ぎるという声もあったと聞く。バルコニーを高低のあるデザインにし、動きをいれながら演技させて躍動感あるものにしたところなどがそれらしい。またそれまでは、要求される演技力の問題もあり、思春期の少年少女という配役がなかなか出来ず、ロミオもジュリエットも大人の役者がやっていたが、大胆に十代のハッセーとホワイティングを起用。これも相当話題を呼んだとか。 いや~それにしても!このハッセーのかわいさときたら!ただのかわいいではない、オーラというのか、思春期フェロモンというのか、少女から女性になる境界線の独特の魅力が爆発してますな。私の中のジュリエット像はもうがっちりこれで固定されてしまったものだ。対してロミオのホワイティングは(私的には)ただのハンサム君という感じなんだけど。とにかく私にとっての「ロミオとジュリエット」はこの作品そのもののイメージとなった。「でもこれって新解釈なんだよなあ、いつかは“正統派”のロミジュリも観たいなあ」などと思っていたが、月日は流れ、“画期的”ディカプリオ版が登場し、すっかりこの作品がロミジュリの正統派、ということになってしまった。結局、私は未だこれより以前に作られた作品は観たことがないんだけどね。とにかく名画であることは間違いなしです。 【あっかっか】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-02-12 13:35:12) |
62.東洋風の美女のオリビアと、いかにも西洋の美男のレナードでは、あまり見た目的には合ってないような気が・・・ 見た目だけで言えば、ディカプリオ&クレアの方がいいと思う。オリビアは美しいんだけどね。 でも正統派のロミジュリを観たいなら、絶対こちらがいいです。音楽が素晴しいです。 難を言えば、ラブシーンが元気ありすぎかも。もうちょっとオトナっぽく、ロマンチックに演じて欲しかった。 【ドテカボ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-08 17:35:24) |
61.高校のreaderの時間、サブテキストとして『Romeo & Juliet』が使用され、授業で一文ずつ訳が順番に当たるのだけど、16歳当時は、ラブシーンの訳なんかが当たったらどーしましょ!と、いちいちドキドキしたものだ。なにせ「激しい恋に落ちた」だの「一糸纏わぬ姿で抱き合った」だの、高校生にはかなり刺激的な文章のオンパレードだったのだ。今思えば、カワイイものであった。そのサブテキストに、ところどころ挿入されていたのが、この映画のシーンからのカット写真であった。それもモノクロで。ホワイティングの見事なお尻がバッチリ写った後姿と、ベッドにぐったり裸体を横たえるオリヴィア・ハッセーのカットがバーンとでっかく載っていて、予習するときも、授業中も、和訳どころじゃなくてそのお尻に見入ってしまったのは、決して私だけじゃなかったはずだ。その後、二十歳を過ぎてから実際に映画を見て、テキストで見たモノクロ写真が、色彩鮮やかな動画で目の前に蘇った時には感動したものだ。月日は過ぎ、オトコの尻を見ても動じなくなってしまったオバハンになるまでにも、何度かこの映画は見たわけだが、見る度に感動の度合いが薄れるのは否めないものの、ビジュアル的満足度は落ちることがない。主役二人の美しさは、それこそ感動ものだし、衣装、美術も素晴らしい。音楽も、台詞回しも、耳に心地よい。もう、これだけで映画として十分な気もする。なんせ、中身はシェークスピアの名作なんだから。ゼッフィレッリに初めて接したのがこの映画なのだが、これで私は彼のファンになったのかも知れない。いろんな意味で、とても思い出深い作品。 【すねこすり】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-08-19 15:50:31) |
60.あまりにも有名なストーリーを、事前に知っていたという前提での点数です。シェイクスピア作品はどれも独白が多くなるので、俳優の力量が問われます。この映画に出演していた俳優達は、この独白を観客の胸に響かせる力が足りないように感じられます。若い、というより幼い2人に命懸けの恋を語らせるのは、今でも昔でも考えさせられてしまいます。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-17 18:15:59) (良:1票) |
59.これはストーリーや登場人物中心に観る映画ではないと思います。舞台演出の雰囲気を保ちつつ、かつ、舞台では表現できない映画ならではの奥行きのある動きを使って、今やベタとしか言いようのない単純な物語を、まさに映画的に表現することに成功していると思います。バルコニーのシーンの上下の移動や、毒を飲むシーンのアップの使い方なんかに監督の工夫が強く出ていて、それだけでも楽しめます。出会いの舞踏会のシーンで、カメラ中心にぐるぐる回るカットもおもしろいし、ずっと後になって、「タイタニック」のダンスシーンに使われていて、ちょっとうれしかったです。 【かねたたき】さん [地上波(字幕)] 9点(2007-11-11 09:10:36) |
58.オリビア・ハッセーが可愛い。布施明との経緯で幻滅も。 シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を知るには良い。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-04 18:30:48) |
57.オリビア・ハセー、ものすごく美しい女優だと思った。やはり古典的なロミジュリがいいです。オーケストラでこの曲演奏したとき感極まった。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-02-25 01:39:59) |
56.この映画は、高校の時、授業時間に見た映画なのでかなり記憶に残っています。ロミオとジュリエットは話し自体は、すでに知っているものだったので特に意外性みたいなものは感じませんでしたが、非常にまじめに作られているし主演の二人の演技も大変素晴しいので思わず感動してしまいました。しかし、男というのはどうして素直じゃないんでしょうか、映画終了後に泣いている大勢の女子をよそに、「まぁ、普通にベタだな」などとすかしている輩ばかりで困ったものです。そういう僕も感動して半泣きだったのに、涙をこらえて「ベタだった。くさいんだよね」などとほざいてたタイプの輩です。ここに当時の反省の意とこの映画に対する純粋な感動の意を込めて9点を献上します。残りの1点は、いまだに純愛映画に素直になれない今の自分の感情と、当時のすかしていた自分に対する郷愁に捧げたいと思います。こんなことしている自分は今でもすかした輩ですね(笑) 【ジャザガダ~ン】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-03 23:45:58) |